風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

神奈中バスGW10日間フリーパスの旅 2-2(宮ケ瀬湖)

2019-06-14 | 神奈川
その1からの続きです。

宮ケ瀬湖は丸くなくてちょっと変わった形をしています。
ヒトデ型というか。巨神兵っぽいというか。

神奈中バスを降りた鳥居原は、紫色のチェックを付けた辺り。
この辺りは「鳥井原園地エリア」といいます。



湖の見どころは大きく3カ所に分かれ、そこをシャトルバスが周ってつないでいます。
時計と反対周りに、湖を巡りました。



これは鳥居原から見た湖。



「宮ケ瀬虹の大橋」を渡ると、水面が見えなくなったりもします。



吊り橋が見えました。車では通れない「水の郷大吊り橋」という人道橋です。
ここまでくると「宮ヶ瀬湖畔園地エリア」に変わります。



暑い日だったので、ソフトクリームは大人気。
ハイキング中のおじいさんたちも、連れ立ってソフトを食べていました。



またもや橋を渡ります。
「宮ケ瀬やまびこ大橋」です。



ダムが近づいてきました。
上の画像の赤い部分です。
バスは大回りをしてダムを超えるため、ダムを反対側からも眺められるのが嬉しいところ。



今回、ここで降りないことにしたため、ダム近景は撮れず、車窓から眺めるのみになりました。
バスの乗客が、「今年は水不足にならないかしら」と水量の話をしています。
昨日の帰り道で津久井湖の横を通った時にも、その話題になりました。
水が少な目なのかしら?
いつもの水位を知らないので、何とも言えませんが、結構みんな心配しているので、例年はもっと水が多いのでしょう。



この辺りは「県立あいかわ公園」エリア。
動物がいます。突然牧場があり、人々の姿が増えて、のどかな雰囲気になりました。



服部牧場といって、柵の中にのんびり草を食んでいる牛や馬、羊の姿が見えました。



「愛川大橋」を通る時に、再びダムのそばを通ります。
これは石小屋ダムという、宮ケ瀬ダムの次にあるもの。



遊覧船の姿も見えて、気持ちよさそう。
宮ケ瀬湖だから「ミーヤ丸」といいます。



移動用のシャトルバスなので、観光ガイドは一切ありませんでしたが、楽しかった湖一周。
周遊してもらって、快適でしたし、助かりました。
期間限定ではなく、これからも続いてほしいものです。
乗車料金は無料なので、車内に設置された協力金を募る小銭箱に、チャリンと募金して降りました。

● 鳥居原ふれあいの館

再び鳥居原ふれあいの館に戻ってきました。
うーん、相変わらず人でにぎやか。
ほかのエリアでも途中下車したら、同じようににぎわっていることでしょう。

紐を作る機械がありました。
大人気で、老若男女関係なく、誰かがひっきりなしにまわしていたので、私は眺めるだけにしました。



建物の外では、アコースティックギターのライブが行われていました。
ギターの音色と歌声が合わさって、湖の方まで流れていきます。



ライブを聴きながら、ネコと戯れるおじさん。
せっせと前脚のマッサージをしてあげていました。



先ほど牧場の前を通ったので、牧場しぼりミルクか何かが飲みたくなります。
服部牧場ではありませんが、相模原の牧場からの、飲むヨーグルトをゴクゴク。



あとは、のらぼう菜を買いました。
西多摩地方で採れる青菜で、苦みがない甘い味と、シャキシャキした歯ごたえがが好きです。



丸くないため、全貌が見えない宮ケ瀬湖。
展望台から眺めるだけでは、実際の大きさはわかりません。
湖を一周して、こんなに大きな湖だなあと実感しました。

鳥居原ふれあいの館で30分休憩し、満足して湖を離れることにします。
町田行きのバスの時間をチェックしようとしたら、バス停の前にバスが待っていたので、そのまま乗り、すぐの出発となりました。
なんて運がいいんでしょう。

● [7本目] 「鳥居原ふれあいの館」⇒「橋本駅北口」

7本目は15:40「鳥居原ふれあいの館」発「橋本駅北口」行きの[橋07]系統。
バスには十数名が乗り、始発から座席はそこそこ埋まっています。
車やバイクだけでなく、バスで来る人もそれなりにいるんですね。



ぽかぽか陽気の中、橋本に戻りました。
裸足で入ったら気持ちがよさそうな川。

ところが、人里に近づくにつれ、道路は渋滞気味になってきました。
帰りは湖の別エリアにある半原というバス停経由で本厚木駅に出るという別ルートもあり、私は淵野辺経由で帰る予定でしたが、橋本まで戻る方がスムーズな気がして、土壇場でルートを変更しました。



● [8本目] 「橋本駅北口」⇒「町田バスセンター」

8本目は、16:36「橋本駅北口」発「町田バスセンター」行きの[町30]系統。
町なかで混んでいるバスなどを堂々と撮影すると、ほかの乗客の方に(普通のバスなのにどうして?)と思われないかと気になってしまい、乗る瞬間に動きながらパシャッと瞬間撮影したりしています。
すると、なんだかよくわからない写真になっちゃいます~。
でも、さりげなく乗りたいから…。

バスを降りるとき、私の前にいた青年が持っているパスが、ちらりと見えました。
はっきりとはわかりませんでしたが、同じGWフリーパスのようでした。
初めてお仲間に会ったみたい。

その兄ちゃんは、運ちゃんに「次からは整理券を取って下さいね」と言われていました。
私は取っておいたので、何も言われずにすみました。
フリーパスなので、整理券っているのかな?いらないのかな?と毎回気にしていましたが、やっぱりいるんですね。
なんでも、乗車人数と乗車区間を調べるために必要だそうです。

その兄ちゃんは、お次は別のバスに乗ったようです。
大和か瀬谷か、そちら方面のバス停の前にいるのを見ましたが、私がその場をいったん離れて戻ってきたときには、もういませんでした。

まだまだGWは続きます。パスを有効活用できるよう、お互いの健闘を祈ります~。

● ややこしや町田駅

さて、町田に着きました。私にとっての鬼門シティ。
いえいえ、苦手意識を持たないために、すぐに昨日のリベンジをしようと今日またやってきたのです。

ところで、町田駅には「バスセンター」と「ターミナル」の、二つのバス停があります。
終点といったら、ターミナル(Terminal)。
でも、行きに乗った便の終点はバスセンターだったので(どっちが終点なの?)と混乱しました。
終点まで行くつもりでしたが、大勢の乗客が降りたのにつられて、結局終点一つ手前のターミナルで降りました。


バスセンターとターミナル


ふたつのバス停は歩いて行ける近距離にありますが、行きのルートを逆戻りすればいいと考えていたため、バスセンターにいるのに、ターミナルにいるんだと勘違いして、違う配置のバス停を探して辺りをぐるぐる。

ようやく違うと気づいて、昨日の因縁の9番乗り場を探しに行くことに。
昨日場所がわからず、ようやく見つけたと思って、違うバスに急いで乗って失敗してしまいましたが、帰りに聞いたJR町田駅の駅員さんに「JRの駅を出てまっすぐ行ったすぐのところ」と教えてもらいました。
これがわかりやすくて、ようやく理解できました。

他の人からも「ツインビルの間」とか「小道の角を曲がったところ」などと教えてもらいましたが、細い曲がり道がその前にもあって混乱したし、ツインビルがそもそもどこにあるのかもわかっていないのです。
ようやく正しい乗り場がわかったわー。そしてやっと、目指すバスに乗れました。

● [9本目] 「橋本駅北口」⇒「鶴間駅東口」

9本目は、17:41「橋本駅北口」発「鶴間駅東口」行きの[町87]系統。
予定より町田を1時間早く出たのに、鶴間に着くと、どういうわけか次のバスは予定通りになっていました。
うーむ。ここも1時間1本なので、集約されちゃうのでしょうか。

鶴間で35分待ち合わせになります。
もう町の様子をわかってきたので、心強くなりました。散策って大事です。
朝に開店準備をしていた美容院が、今度は閉店準備をしていてます。
(今日はお客さんたくさんきましたか?)なんて心の中で語りかけます。

電車の駅 もう今日は電車には乗りませーん


● [10本目] 「鶴間駅東口」⇒「鶴ヶ峰本町」

10本目は、19:11「鶴間駅東口」発「鶴ヶ峰駅」行きの[間01]系統。
鶴間に着いたときにはもう日が沈んで暗くなっていました。
でも、ここまでくると、バスに乗るのもあと数本。先は見えてきます。

次は終点「鶴ヶ峰駅」の一つ手前の「鶴ヶ峰本町」で降りました。
ここで、次のバスを10分待ちます。

● 夜のバス停

何の変哲もないバス停。すでにバス待ちの男性が一人いました。
暗い中で、2人で黙って並んで待っているのもどうかと思ったので、すぐそばにある歩道橋に上がってみます。
すると、大きな車道が五叉路に分かれていました。
わあ、運転の下手な私にとってハイレベルな道だわ~。

終点の一つ手前で降りたのは、そうやって乗り換えるようにとバス路線アプリが教えてくれたからです。
次に乗る横浜行きバスが、鶴ヶ峰駅に寄らないのかと思いましたが、しっかり寄りました。
(それなら駅まで行って、そこで大勢のほかの乗客たちと一緒に待つんだったなあ)と思います。
日中なら気にしませんが、夜になったら、たとえバス通りでも、あまりひとけがないところは避けたいもの。
バス待ちの場所にもちょっとセンシティブになります。

路線検索をかけると、得てしてそういう結果が出たりするものです。
あとは自分で経験して修正していくしかありません。
次回に生かそう。

● [11本目] 「鶴ヶ峰本町」⇒「峰岡町」

11本目は、19:50「鶴ヶ峰本町」発「横浜駅西口」行きの [5]系統。
バス停で鶴間駅から横浜駅行きも出ているという表示を見て、(いつ?)と真剣に探してみました。
それに乗れると乗り換えが一つ経るので、とても助かるのです。

すると、鶴間駅発鶴ヶ峰駅行きの時刻表の中で、平日5:12発の便たった一本のみが、横浜まで行くと判明。
こんな早い時間、乗れる人、少ないじゃないー!
これで横浜行きがあるって言うのは、なんか誇大広告に近い気がするー! 
というわけで、あっさり撃沈。私にとっては無いと同じものです。

● 乗り換えバス停を調整する

さて今度は本日最後の「新横浜駅」行きバスに乗り換えるわけですが、通常の「杉山神社前」だと、待ち合わせ時間が少しかかります。
もう辺りは暗いし、車しか通らない八王子街道だし、日が落ちてまた一気に寒くなったので、バスの待ち時間はなるべく短くしたいもの。
もう少し先まで乗って行ってから、乗り換えすることにします。

ということで「峰岡町」で乗り換えました。
ここだと、乗り換え時間は6分になります。
暗い中、「杉山神社前」で10数分待つよりはいいでしょう。

暦の上ではもう春ですが、この季節はまだ一日の寒暖の差が激しい頃。
バスの中は、再び暖房がついて快適ですが、外に降りると空気の冷たさにブルッと震えます。
すっかり寒くなったので、日中ずっとバッグに入れて持ち歩いていた上着2枚を着込みました。
かさばったけれど、持ってきてよかったわ。

● [12本目] 「峰岡町」⇒「新横浜駅」

12本目は、20:17「峰岡町発「新横浜駅」行きの [121]系統。
峰岡町のバス停は、特に何があるでもなく、目の前にレインボーな光を放つパチンコ店があるのみでしたが、めずらしいマンホールを見つけて、ほくほくしました。
これがこの日最後のショット。



これがこの日最後のバス。終点まで乗って行きます。
ほかにも10人近くの人が乗っていました。なんといっても1時間に1本ですから。

● 今日の乗車データ

20:47に新横浜駅前に無事に到着。
これから家までの行程がありますが、歩いて帰れるところまで戻って、ほっとします。

この日は神奈中バスに12本、正規運賃3700円分、乗りました。
乗車時間は390分で、歩数は15586歩でした。

● 実際のタイムテーブル



行きも帰りも大きな時間変更があったにも関わらず、帰りの便は予定通りになったという不思議な一日。
よく晴れた一日で、宮ケ瀬湖はとてもきれいでした。
しかし、単にバスに乗っているだけのようですが、実は1日目から疲労を感じていました。
2日目になると、さらにぐったり。

帰宅して、ご飯を作って食べて、ほっと一息ついてから、その日通ったルートと乗ったバスをおさらいし、日記を書き、翌日のルートを確認し、バスルートマップと地図でチェックをして、お風呂に入って早めに寝る。
これをするために、普段の日課の新聞を読めなくなり、TVも見られなくなりました。
連休特番などの録画が、どんどんたまっていく一方です。
神奈中バス的には不便な新横浜付近にいるのが大きな原因なのですが。

思ったよりも大変で、予定通りに続けていけるのか多少不安ですが、目の前のことをやっていくのみですね。
さしあたりは翌日、寝坊せずにちゃんと起きようと思います。

3日目に続きます。




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2 Comments

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Unknown (アネッティワールド)
2019-06-19 15:39:28
1時間に1本という過酷な条件で12本のバス。
そして不思議なことに
到着時間は予定通り、お見事でしたね。

いっぱいバスの乗って
バスに入っても揺れてませんでしたか?

応援P
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アネッティさんへ (リカ)
2019-06-20 09:24:33
アネッティさん、気づいていませんでしたが、たしかに1時間に1本の計算になりますね。乗っているだけなので、楽チンと思っていましたが、なかなかどうして体力勝負でした。
夜のバスでも揺れが続くほどではありませんでしたが、浴槽につかってその日の揺られ疲れを撮りました!((´∀`))
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