落語コーディネーター菊池明美の公式ブログ

神奈川県川崎市のNPO法人リール理事長の菊池明美です。落語で人と街と世界をつなげます。落語会開催のお手伝いをいたします。

講談の世界(4)

2014-08-21 22:40:44 | 落語会

戦国時代 剣聖と呼ばれた、上泉信綱を祖とする新影流、弟子に丸目蔵人(タイ捨流)疋田景兼(文五朗)柳生宗厳(石舟斎)等がいます。

講談に「柳生三代」「鍵屋の辻(荒木又衛門)」宮本武蔵(二天一流)「一乗松の戦い(吉岡一門)」「巌流島の戦い」などがあります。

名人は江戸時代に「左甚五郎」「浜野矩隨」「横谷宗眠」などがあります。左甚五郎は日光東照宮の「眠り猫」、京都智恩院の傘等を作った大工です。

浜野矩随は腰元彫(刀の付属品)の名人です。

横谷宗眠は同じ腰元彫りの名人で後藤家の弟子です。

講談ネタに「名人長治」指物師ある。

任侠伝は「幡随院長兵衛」「め組の喧嘩」「清水の次郎長」「国定忠治」

「幡随院長兵衛」は江戸初期の町奴の頭です。町奴とは旗本、大名の登城のお供につく臨時の雇われ者です。

歌舞伎の演目「湯殿の長兵衛」は9代目市川団十郎の為に創られ現在松本幸四郎や中村吉右衛門等が演じています。

「め組みの喧嘩」も歌舞伎の演目で落語のネタにあります。

清水の次郎長や国定忠治は博打と呼ばれ、口入屋や岡っ引き等の二足のわらじをはいています。


今日の歳時記(1):枝豆

2014-08-21 18:01:45 | 日常の風景

俳句の季語は「秋」ですが今では冷凍物が多く出回っていますので、すっかり季節感を感じなくなってきています。

福井・小浜の方から戴いた「枝まめ」です。無農薬農家の産物です。

枝豆を良く洗って塩を良くすりこみ、10分ほど置いておきます。その後熱湯で茹でます。鮮やかな緑に茹であがり歯ごたえのある枝豆です。

八月十五夜に備える所から「月見豆」ともいわれます。ビールのお供として最適です。

枝豆を酒徒と呼ばれてつまみけり・・・「佐藤仙花」

枝豆や子欲しと言ふをかばかりて・・・「今村俊三」

枝豆をおせばつぶてや口の中・・・「五十嵐橎水」