落語コーディネーター菊池明美の公式ブログ

神奈川県川崎市のNPO法人リール理事長の菊池明美です。落語で人と街と世界をつなげます。落語会開催のお手伝いをいたします。

歌太郎・松之丞二人会

2014-08-14 12:51:34 | 落語会

いよいよ8月17日「日」午後2時開演で第1回「歌太郎・松之丞二人会」が開演します。

落語と講談の新しい会がスタートいたします。年4回「夏・秋・冬・春」の口演です。ネタだし1席+お楽しみ1席です。

私は皆様に喜んでいただけるようにとお2人の手拭を使ってオリジナル・グッツを作成致しました。夏口演ですので「扇子入れ」や「小物入れ」「マカロン型の小物入れ」の中からお選びいただけます。

10月13日の「秋口演」の際にも同じようにオリジナル・グッツをご予約順にて進呈いたします。

終演後に当日会場にてお2人からメッセージカード付きで進呈いたします。

 


歌太郎・松之丞二人会(講談の世界3・義理人情)

2014-08-14 00:06:39 | 落語会

講談の噺には義理人情・・・恩義と人情の世界の噺があります。

清水次郎長の中の吉良の仁吉は次郎長の義理で死んだやくざです。他に「木津の勘助」などがあり「侠客物」の噺です。

歌舞伎の「一本刀土俵入り」もその手の噺です。落ちぶれても恩返しに侠客となって恩人を助けるよいう噺です。「世話物」と言われます。

「徂徠豆腐」は人情で借りた豆腐の代金を出世払いで荻生徂徠が帰す噺です。出世払い、売り物の豆腐の雪花菜(おから)は借りるが施しは受けない徂徠の誇りと火事で無一文になった豆腐屋の恩返しの噺です。

また幡随院長兵衛は水野治郎佐右衛門は、浮世の義理と見栄で死んだ男の噺です。「芝居の喧嘩」「鈴ヶ森」

赤穂義士外伝の「徳利(羽織)の別れ」は赤垣源蔵が討ち入りの前夜に兄・塩山与左衛門の家に暇乞いに訪ね不在だった為に兄嫁に頼んで兄の羽織を出してもらい、これを兄に見立て酒を酌み交わし別れを告げる「徳利の別れ」の場面として描かれています。兄弟の義理人情の噺です。

「徳利の別れ」は10月13日「祝・月」開演の「歌太郎・松之丞二人会」の松之丞さんのネタだしです。