夏の短い夜は昼間の暑さを避けて川辺で夕涼み等もいいですね。
お盆の回り灯籠に写る影絵を見ながら窓を開け放ち蚊帳の中で西瓜や瓜を食べる光景は今は昔。
うたたねをすると迷い込んだ蛍と供にこの世ならぬものの気の悪戯か~
又夕立ちやにわか雨と稲光、雲から足を踏み外し落ちるもの・・・
落語のネタ・・・「茄子娘」「田能久」「夏の医者」「疝気の虫」「月宮殿星の都」
江戸時代の長屋は掘り割りで下水の近くでは梅雨明けの夏場には蚊が発生します。
蚊帳をつるしたり蓬や杉の葉を燃やし虫よけにします。
「蚊」にまつわる落語のネタ・・・「蚊の戦」蚊と長屋の戦いをパロディーにしたもの
「二十四考」酒を飲み酔いつぶれた親不幸息子に集まる蚊を母親が一晩中おう噺です。
「後生鰻」殺生を嫌うお店に蚊が集まります。
長屋住まいは夏場は布団を冬場は蚊帳を質屋に入れて生活します。