落語コーディネーター菊池明美の公式ブログ

神奈川県川崎市のNPO法人リール理事長の菊池明美です。落語で人と街と世界をつなげます。落語会開催のお手伝いをいたします。

今日の布袋草

2019-10-15 14:28:06 | 花だより

13輪目の花が咲きました。こんなに楽しませてくれて健気です!

秋深くなっても目と心を和めせてくれています。

一日花なので咲くと思わず花びらを撫でています。

「良い子!良い子!」と。

 


今日の歳時記・りんどう

2016-10-14 23:34:19 | 花だより

万葉集から・・「道の辺の尾花が下の思ひ草今さらになどものか思はむ」

古今集から・・・「秋の野の尾花にまじり咲く花の色にや恋ひん逢ふよしをなみ」

青紫色も鮮やかに咲く姿に秋の淋しさが重なります。心残りな心を表しその中に凛とした美しさがあります。

花ことば・・・「悲しんでいるあなたを愛する」

竜胆(りんどう)の季語・・・秋(仲)

りんだう咲く由々しきことは無きごとし・・・細見綾子

竜胆の夜風枕に眠るかな・・・中西美華穂

竜胆に遠きひかりの流れ雲・・・小口雅広


今日の歳時記・金木犀

2016-10-04 08:23:45 | 花だより

落語の演目をあれこれ考えながら犬と散歩中に金木犀の花の絨毯に足が止まります。

花の香りに、秋の深まりを感じます。

金木犀の季語・・・秋(仲)

木犀まだ模索の中の香りなる・・・橋本美代子

木犀の香の散り急ぐ夕べかな・・・加藤喜久

木犀をみごもるまでに深く吸ふ・・・文挟夫佐恵

木犀が髪にこぼれていて知らず・・・神戸はぎ

 

 


今日の歳時記・萩

2016-09-21 13:35:54 | 花だより

台風一過ですっかり秋の気配です。

秋の七草の萩の花が咲いています。

萩の花ことば・・・「楽しい思い出」「永続」「美徳」

萩の季語・・・秋(初)

一夜とめしけさや板間のこぼれ萩・・・太祇

ちる萩にうたれて萩の咲きにけり・・・大江丸

行けど萩行けど薄の原広し・・・芥川龍之介

手に負えぬ萩の乱れとなりしかな・・・安住敦

君たちの恋句ばかりの夜の萩・・・石田波郷


今日の歳時記・曼珠沙華

2016-09-21 13:24:13 | 花だより

曼珠沙華の季語・・・秋(仲)

曼珠沙華とは彼岸花とも呼ばれています。梵語では天上に咲く花の名です。

かたまりて哀れさかりや曼珠沙華・・・田中王城

曼珠沙華抱くほどとれど母恋し・・・中村汀女

天国は知る人ばかり曼珠沙華・・・角川源義

曼珠沙華天与の時はあかあかと・・・乾燕子

曼珠沙華われに火の性水の性・・・西嶋あさ子


エンジェルス・トランペット

2016-09-12 15:13:47 | 花だより

ハワイの花でトランペットの様な花が見事に咲いて目を引きます。

でも毒性のあるこの花に口を付けるのはご用心!美しいものには毒があります!

日本にもトランペットフラワー(和名凌霄花(のうぜんかずら)と呼ばれる花があります。でも違う花です。大形の花弁で五裂です。オレンジ色の花です。

凌霄花(のうぜんかずら)の季語・・・夏(晩)

凌霄は妻恋ふ真昼のシャンデリア・・・中村草田男

のうぜんの花は遠くに見ゆるなり・・・今井杏太郎

大正の恋のいろして凌霄花・・・原田咲子

湖のへに凌霄かずら咲きのぼる・・・角川源義


今日の歳時記・曼珠沙華

2016-09-08 16:26:20 | 花だより

赤く咲くのを曼珠沙華の花と呼びますが真っ白なこの花も曼珠沙華?

初めて真っ白な曼珠沙華を見ました。歩道の花壇に咲いていたのです。

去年咲いていた記憶がありません。どなたかが球根を植えたのかしら・・・

それにしても何と静かに凛と咲いていることでしょう!

曼珠沙華の季語・・・秋(仲)

九十の恋かや白き曼珠沙華・・・文扶夫佐恵

野にて裂く封書一片曼珠沙華・・・鷲谷七菜子

まんじゆさげうすきねむりをもてあそぶ・・・藤田湘子

一途なるもののあやふき曼珠沙華・・・斉藤史子

曼珠沙華白は文殊の知恵の彩・・・長野澄恵


今日の歳時記・蜜蜂

2016-09-01 10:03:41 | 花だより

睡蓮の花粉を求めて朝から次々と蜜蜂がやってきます。

一時は3匹の蜜蜂が花粉を全身につけるかのように転がっているように見えました。

蜜蜂の季語・・・春

蜂が来る火花のやうな脚を垂れ・・・鷹羽狩行

蜂飛ぶや花粉まみれの足太く・・・小島國男

蜜蜂に持たせすぎかしら伝言・・・ふけとしこ

胴震ひして蜂の揺れ花のゆれ・・・石井那由太


心が癒やされます

2016-08-28 11:33:26 | 花だより

緊張に包まれたこの1週間。

そしてこの緊張感を癒してくれるようにまた睡蓮の花が咲いています。

花数がますごとに花は小粒になって咲いています。

でも真っ白な「睡蓮」の清らかさに心癒されます。

穏やかな一日のスタートです。


今日の歳時記・朝顔

2016-08-11 13:02:58 | 花だより

珍しい枝垂れ朝顔の花が咲いています。

朝顔は蔓が上に上にと巻きついていくのばかりかと思っていました。

巻きつくことを忘れた蔓はながーく垂れさがっています。

あまり珍しいので思わず訊ねましたらこの朝顔の鉢をいただいてしまいました。

朝顔の季語・・・秋

朝顔や夢の浮橋かけ渡し・・・北枝

朝がほや一輪深き淵のいろ・・・蕪村

朝顔や横たふは誰が影法師・・・一茶

朝顔の咲く見て今日も過ごすなり・・・成美


今日の歳時記・睡蓮

2016-08-10 09:39:28 | 花だより

朝から暑い日差しが眩しく汗を拭っています。

出かけに睡蓮の真っ白な花が目に飛び込んできました。

「今日も暑さに負けずに頑張って!」と、背中を押された気持ちになれました。

睡蓮の季語・・・夏(晩)

睡蓮の水は流るること知らず・・・佐藤博美

睡蓮の花の布石のゆるがざる・・・木内彰志

漣の吸ひ込まれゆく未草・・・西村知子


今日の歳時記・朝顔

2016-05-26 12:19:46 | 花だより

幼馴染の趣味は朝顔を種から育てることです。

毎年蔓が伸びて花芽がつくころに植木鉢で戴きます。

その朝顔の種は江戸時代からの「変形朝顔」です。

朝顔の苗の季語・・・夏(初)

朝顔の双葉や言葉にも初め・・・片山由美子

神楽坂下り朝顔の苗を買ふ・・・松田純栄

朝顔の双葉のどこか濡れいたる・・・高野素十


今日の歳時記・カーネーション

2016-04-28 09:44:50 | 花だより

知人にカーネーションをプレゼントされました。プードルのカーネーションのピックが可愛いこと!

カーネーションの花ことば・・・「無垢で深い愛」

カーネーションの季語・・・夏(初」

ケビンいまカーネーションがぴぴぴぴと・・・阿波野畝

娘に貰ひ母に供へてカーネーション・・・守屋和子

灯りを寄せしカーネーションのピンクかな・・・中村汀女

カーネーション母いつまでも胸にあり・・・藤田徹一