落語コーディネーター菊池明美の公式ブログ

神奈川県川崎市のNPO法人リール理事長の菊池明美です。落語で人と街と世界をつなげます。落語会開催のお手伝いをいたします。

柳家右太楼さん

2012-02-29 19:10:14 | 落語会

落語会の開催のお手伝いをいたします 落語コーディネーターの菊池明美です。

3月17日「土」午後2時開演で第4回の「池上落語会」が開演いたします。

出演は柳家右太楼さんです。池上での落語会には今まで3回の出演があります。

今回は「独演会」ですのでたっぷりと右太楼さんの噺の世界をお楽しみください。

会場:徳持会館(大田区池上7-14-6)池上線池上駅徒歩5分

木戸銭1800円(お楽しみ抽選会有)

お問い合わせ:090-2445-4335

それでは「落語と3月1日の歳時記」です。

「水天の日」。。。水天は水の神です。竜を支配します。また水天は安産・子育ての神・こどもの守り神として信仰されるようになりました。

江戸の下町は埋め立て地で井戸を掘っても良い水が出ます。墨田川から水をくみ上げて水売りの商売もあって、この水を買って水かめに溜めて使っていましたので水は大事に使っていました。

落語のネタ。。。「祝いの壷」「つぼ算」

 


噺家の噺(98)

2012-02-28 23:04:50 | 落語会

1週間のはじめはLIVE で聞いた落語の演目と噺家名を記入していきます

私の落語勉強会です。ちょっといい話などを織り交ぜながら。。。

1.柳家喜多八「笠碁」・「おすわどん」。。。この噺は初めて聞きました。噺の筋はお妾さんの「おすわ」を後妻として迎えたのだが本妻は井戸に身を投げています。この為夜になると「おすわどーん」と言う声が聞こえてきます。怖がっていると何とその声の正体は「おそばうどーん」という夜泣きそば屋でした。オチもおつなセリフでさげになります。

2.蜃気楼龍玉「元犬」「妾馬」

3.古今亭志ん吉「転失気(てんしき)」「天災」

4・春風亭正太郎「六尺棒」・「棒鱈」。。。田舎侍が芸者を揚げて騒いでいるとその部屋の隣にいた江戸っ子の2人連れの一人がいちゃもんをつけに田舎侍の部屋に喧嘩を売りに入っていくから大変な騒ぎになります。田舎侍の妙な歌の節などおかしな言葉が耳に残ります。これまで何回も正太郎さんが高座にかけていますが 何回聞いてもおおうけします。これからも進化していく演目なのでは。

それでは「落語と2月29日の歳時記137」です。

「肉の日」。。。肉じゃがを作るときは関西では牛肉です。関東では豚肉です。また焼き鳥の肉も北海道や埼玉の坂戸では豚肉を使います。また熊本のようにに肉は馬を食べる地方もあります。

落語のネタ。。。「馬の田楽」「馬の巣」「牛褒め」「牛の丸薬」「池田の猪買い」

 


ドイツ歌曲リサイタル

2012-02-27 21:37:16 | 落語会

~いろとりどりのドイツ歌曲を楽しむ~長島剛子・梅本実リートデュオ・リサイタルが3月10日「土」午後2時30分開演をいたします。

会場はJR駒込駅東口徒歩5分にありますソフィアザール・サロンです。このお2人はソフィアザール・サロンでの初リサイタルとなります。半本格派のドイツ歌曲をサロンで身近に感じながらお楽しみいただけます。

終演後には出演者を囲んでの「ワイン付き懇親会」があります。入場料3000円。(茶・菓子付き)

定員50名。お問い合わせ:090-2445-4335菊池まで


落語と2月28日の歳時記136

2012-02-27 00:23:21 | 落語会

「織部の日」。。。茶人古田織部の名に因んだ焼き物です。美濃国今の岐阜県の出身です。織部焼きの緑色が安土桃山時代の人々をとりこにしました。自由奔放なデザインの織部焼きは茶人にも好まれました。このあたりは瀬戸焼・万古焼・信楽焼・京焼き・伊賀焼きなどの焼き物が盛んです。

落語のネタ。。。「荒茶」「茶の湯」。。。噺家さんにとってもこのような演目を演じるにあったて茶道の心得もある様に感じた事がありました。と言うのも先日、春風亭昇吉さんとお抹茶を頂く機会がありましたが お作法を自然にやっていました。「井戸の茶碗」


落語と2月27日の歳時記135

2012-02-27 00:14:56 | 落語会

「ツナの日」。。。江戸時代は鮪の赤みはズケで食べてトロは捨てていました。落語の「棒鱈(ぼうだら)」に登場します「「赤べろべろの醤油づけ」が登場します。

落語のネタ。。。「棒鱈」

「仏壇の日」。。。仏壇につきものは。位牌・線香・蝋燭・花入れです。

落語のネタ。。。「位牌屋」「万金丹」「樟脳玉」「菊江仏壇」「占い八百屋」


なかまち落語会

2012-02-26 23:14:32 | 落語会

落語会で街づくりを応援いたします 落語コーディネーターの菊池明美です。

午前中の雨も開場時間には止んでほっと安心しました。やはり足元が悪いとご高齢の方々にとっては出かけずらくなります。

いつものように庭に面した会場の和室の部屋の障子を開けましたら 庭の2本の紅梅の木が満開でした。今年は寒さの為に梅の花が2週間程、咲く時期が遅れていると聞いていましたので 赤い花が見事に咲いているのに大感激しました。

なかまち落語会開演日の25日は「菅原道真の亡くなった日」と言うことと 庭の紅梅の見事さに心奪われて「なかまち落語会恒例クイズ問題」をこの庭の紅梅に絡めて出題しました。もちろん私の24日の落語ブログで「菅原道真」をとりあげていたこともあって問題を出しやすかったのです。

「飛び梅」が正解でしたが会場で4人の正解者がいました。こうして紅梅を見ながら 落語4席と古今亭志ん吉さんの踊りを会場の皆さんの手拍子と共にを楽しんでいただきました。

それでは「落語と2月26日の歳時記134」です。

「葵の紋使用禁止令の日」。。。。紋は他人とのとり間違いを防ぐ目印です。拝領の羽織や半纏はそこの屋敷や店の出入りを認められた者の証で、職人に渡した。

噺家さんの着物にも紋が付いています。

落語のネタ。。。「羽織の遊び」「締め込み」「文七元結」「子別れ」「火事息子」「辰巳の辻占」

 

 


春風亭正太郎

2012-02-24 14:57:09 | 落語会

地域落語会を応援いたします 落語コーディネーターの菊池明美です。

明日は「なかまち落語会59」の開催日です。このなかまち落語会は世田谷区中町で開催しています地域落語会です。毎月第4土曜日に開演しています。地域の方々の交流の場として下駄ばきで来ていただきたいと毎月開催しています。

出演は春風亭正太郎さんと古今亭志ん吉さんです。

正太郎さんは久しぶりのなかまち落語会に登場いたします。どうぞお楽しみにしてください。

それでは「落語と2月25日の歳時記(133)」です。

「天神の日・菅原道真が大宰府で亡くなった日」。。。。菅原道真は平安時代の実在の人物です。今では「学問の神様」と言われています。また梅の花を愛していたことも有名で「東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春は忘れそ」この和歌は京都から大宰府に左遷されたときに読んでいますが梅をこよなく愛していたことから「飛び梅」伝説は有名です

このように道真も左遷された事がありました。この左遷とは失敗した者が左に席を移すことを指します。反対に「右に出る者はいない」とは褒め言葉です。武士が失敗すると左遷もしくは切腹です。

落語のネタ。。。「粗忽の使者(月並み丁稚)」「松引き」

 

 


シローランチ寄席(3)

2012-02-23 22:07:21 | 落語会

地域寄席の暖かさのある落語会の三回目です。会場は肩寄せ合って それこそ身動きれないほどの盛況でした。

次回からは会場を移動して少し広い会場になります。そして開催日も毎月最終金曜日になります。引き続き地域寄席をお楽しみください

次回の開催日時:3月30日「金」午前11時~12時15分 出演は林家たけ平さんです。ご予約優先です。先着50名です

会場は 多摩川住宅中央名店街のあります棟の2階集会室です。

お問い合わせ:090-2445-4335菊池まで

それでは2月24日の「落語と明日の歳時記132」です。

「削り節の日」。。。日本ではだしは魚では(鰹・鯖・飛び魚・煮干し)などでとります。この他海藻・昆布・椎茸・などがあります。

現代では簡単に化学調味料が沢山ありますがやはり旨味が違います。

江戸には「煮売り屋」「蕎麦屋」「天麩羅」「料理屋」「寿司」「天麩羅」などの店がありました。料理屋には「八百膳」「百川」が有名です。この「百川」は江戸時代ペリーに料理を供応した料理屋として有名です。

落語のネタ。。。「百川(ももかわ)」この噺の筋のキーワードは「四神剣」です。日本橋界隈に住む威勢の良い若い衆とこの百川の料亭に奉公することになった田舎者の百兵衛とのかけあいが予期せぬ展開に広がるのです。この噺は古今亭菊生師匠の高座で初めて聞きましたが、田舎者の百兵衛さんがチンプンカンプンなやり取りを通して江戸時代の使用人制度のある中で田舎者のままひょうひょうと誠実に奉公している百兵衛さんに好感がもてるのです。江戸時代の文化を背景とした噺の展開の演目が沢山あるのも「落語の魅力」です。

 


柳家右太楼さん

2012-02-23 22:05:54 | 落語会

地域落語会を応援いたします 落語コーディネーターの菊池明美です。

「シロー・ランチ寄席」の会場に右太楼さんをご案内しましたら、あいにくの雨にも関わらず会場の入り口には「満員御礼ありがとうございます!」と書かれた赤い文字が目に飛び込んできました。3回目の今日も定員の40人がお越しになっていました。

そしてまた入り口に貼られた ちらしには「本格イケメン登場!」とこの落語会の地元の世話人さんによる添え書きが書かれていました。こんなストレートなキャッチフレーズの付いたチラシも楽しいなと思いながら会場の中に入りましたら沢山のご婦人であふれていました。「あらっ!ちらしの写真より素敵だわ」と。こんな声に少し照れながら右太楼さんは、楽屋入りをしました。

今回も落語2席とお楽しみ抽選会で楽しんでいただきました。右太楼さんには色紙を沢山書いていただき申し訳ありませんでした。

地元の方々に大変喜んでいただけました。

 

 


シロー・ランチ寄席(3)

2012-02-22 21:08:29 | 落語会

地域落語会を考えている方のお手伝いをいたします 落語コーディネーターの菊池明美です。

明日2月23日「木」午前11じから「シロー・ランチ寄席」が開演されます。出演は柳家右太楼さんです。

会場ががあります調布市「多摩川住宅」は多摩川沿いにあります1万人が暮らす住宅です。この多摩川住宅にも高齢者の単独居住者も増えてきて色々な問題がおこっています。その中で高齢居住者が1日も外出しないで地域との交流が図れなくなっていたり、商店街もシャッターが増えてきたりしています。

こんなさまざまな地域の問題解決をしたいとの思いで住民有志の方が動き出したのです。昨年の暮れに私の携帯に電話があって一緒に現地を見たうえで「シロー・ランチ寄席」を2月からスタートしたのです。

2週間ごとの落語会ですので 地域力が必要です。すでに2回開催していますが2週間ごとの開催は他に例をみないことと思います。世話人の方々の努力のたまもので 地域の絆を深められています。

問い合わせ:090-2445-4335

それでは2月23日の「落語と明日の歳時記131」です。

「風呂敷の日」。。。風呂敷は風呂屋で持ち物を他人と取り間違えない為の布です。また引越しや引き出物を包むのに用いた。

落語のネタ。。。「風呂敷」「粗忽の釘」「花色木綿」

「富士山」。。。江戸には富士講と言って積み立てたお金で富士詣をする事や富士詣でが出来ない人の為に見立てとして富士塚が出来ました。

落語のネタ。。。「富士詣り」「半分垢」

 


池上落語会(4)

2012-02-21 21:46:55 | 落語会

地域落語会を応援いたします 落語コーディネーターの菊池明美です。

池上落語会は3月17日「土」午後2時~3時30分に開演いたします。

会場:徳持会館(大田区池上7-14-6・池上線池上駅徒歩5分)

出演:柳家 右太楼さん

木戸銭:1800円

右太楼さんは2月23日「木」午前11時~の「シロー・ランチ寄席」にも出演いたします。

それでは2月22日の「落語と明日の歳時記130」です。

「行政書士」。。。先代の桂米団治師匠は今で言う行政書士(代書屋)でした。その経験を落語ネタにしたのが「代書屋」です。桂枝雀・柳家権太楼両師匠によって改作されています。「代書屋」の演目を思い出すたびに「でいしょや」に「履歴書」を書いてもらいにやってきた無筆の人のよさそうな男の顔が浮かんできます

落語のネタ。。。「代書屋」

「猫の日」。。。猫は中国から鼠捕りに輸入されました。

落語のネタ。。。「猫の災難」「猫忠」

「おでんの日」。。。おでんの具は地方によって異なります。関西の昆布出し汁・名古屋は八丁味噌(土手)・東北は塩です。


噺家の噺(97)

2012-02-20 23:28:39 | 落語会

1週間のはじめはLIVEで聞いた落語の演目と噺家名を記入していきます。私の落語勉強会です。

ちょっといい話を織り交ぜながら。。。

1.古今亭駒次「鉄道戦国絵巻」。。。おなじみの自作の演目です。東急線の住民にはとても受ける演目です。

噺の中に出てくる私鉄の個性がいく出ています。みなさんなるほどと感心しながら聴いています。

噺の間で拍手が何度も沸いていました。このテンポの速い噺は何度聞いても元気になります。

2・春風亭昇吉「たけのこ」。。。昇吉さんが前座の時にもこの噺を高座にかけていましたが2つ目に上がって久しぶりにこの「たけのこ」をききました。やはり沢山高座にかけているだけあってかなり自分らしさが出ていました。

池上落語会の5月12日「土」午後2時開演に出演いたします。


柳家右太楼

2012-02-20 13:15:12 | 落語会

地域落語会のお手伝いをいたします 落語コーディネーターの菊池明美です。

2月23日「木」午前11時より第3回「シロー・ランチ寄席」が開催されます。

キッチン・シローで開催される落語会は多摩川住宅の住民の方々が下駄ばきで楽しめる落語会を立ち上げたいと奮闘しています。

私も地域寄席で「街づくり・地域の絆づくり」を進めてご近所づきあいのできるコミニテイーを推し進められるようにと応援しています。

出演者は柳家右太楼さんです。

アクセスは小田急線狛江か京王線調布よりバス7分:多摩川住宅中央口下車1分

木戸銭1200円(ランチ付き)

お問い合わせ:090-2445-4335

それでは1月21日の「落語と明日の歳時記129」です

「日刊新聞発行の日」。。。江戸時代の情報は高札(こうさつ)と呼ばれ板面に法令などを記して往来に掲示して民衆に周知させる方法や「瓦版」で庶民は知りました。明治になって新聞が発行されました。

落語のネタ。。。「新聞記事(江戸)・阿弥陀池(上方)」

「心中禁止」。。。心中ものの話はお芝居などにも沢山あります。落語の世界でも心中ものの噺でその時代の風俗を感じられます。

落語のネタ。。。「品川心中」「ふたなり」「心中」「花見心中」


大人の文化祭inみやまえ

2012-02-19 18:45:33 | 落語会

おはようございます 落語会開催のお手伝いをいたします NPO法人リールの菊池明美です。

本日開演いたしました「地域落語会」には午前10時開演にも関わらず定員の150名の方々で会場がいっぱいになりました。10席ほど事前に追加して並べていましたので立ち見にならないで済みました。

本日の出演者の古今亭駒次さんの「戦国鉄道絵巻」の落語を楽しんでいただきました。何しろ東急沿線に関した内容ですので田園都市線の宮前平の住民にも大好評でした。

また先に高座に上がった、春風亭昇吉さんの「竹の子(かわいや)」にもよく通る声での熱演を聴き入っていました。武士と隣家のたけのこ騒動の噺のオチで「。。。やれかわいや 皮嫌や!」で竹の子の皮をオチにした噺の面白さが伝わったように感じました。

お2人の出演者の朝早くからの高座 お疲れ様でした。

それでは2月20日の「落語と明日の歳時記128」です。

「歌舞伎の日」。。。今日の出演者の春風亭昇吉さんは東大落研出身の噺家さんです。2つ目に上がって2年目になりますが「最近は歌舞伎の解説のお仕事を頂いています」と話されていました。落語の噺が歌舞伎から来たものもあって歌舞伎を知っていると落語の噺がより一層楽しめます。そんな訳から「噺家は歌舞伎を見なくては」と言われています。

浮世絵にも歌舞伎の役者が描かれています。流行り物の着物・化粧の店があった。

落語のネタ。。。「小間物屋政談」「四段目(淀五郎)」「蛙茶番」「五段目」「六段目」「中村仲蔵」

 

 


大人の文化祭inみやまえ

2012-02-18 18:45:00 | 落語会

落語会で街づくりを応援いたします NPO法人リールの菊池明美です。

2月19日は「大人の文化祭」の中で「地域落語会」が開演されます。

出演者は古今亭駒次さんと春風亭昇吉さんのお2人です。

午前10時よりの開演です。先着150名の方が無料で入場できます。

会場は 東急田園都市線:宮前平駅歩8分の「宮前市民館」です。ご来場をお待ちしています。

それでは2月19日の「落語と明日の歳時記127」です

「雛人形飾り付けの日」。。。雛祭りのおおもとになった行事に源氏物語「須磨」にもでてくる「流し雛」の歴史ある行事があります。この行事が宮中のひいな遊びへと発展して「雛祭り」へと発展しました。

「流し雛」は現在でも各地に残っています。人のかたちをした紙の人形(ひとかた)で体をなでてそれを川に流します。災厄祓いを願います。嫌なことは水に流すという事でしょう。また長年飾り付けた人形を供養する「人形供養」もあります。

落語のネタ。。。「人形買い」「人形の目」

「馬に親しむ日」。。。江戸時代では馬は人や荷物を運ぶし農耕でも使われていました。馬の保護神として馬頭観音がありますがこの石造を路の辻に立てて人々の安全を願う習慣がありました。現代では車社会になってこの石造信仰もなくなっています。馬との関連で競馬場に馬頭観音があります。

落語のネタ。。。「馬の田楽」「馬の巣」