昼食で2軒のはしごをした分のカロリー消費を目指し、健脚な2人にナビされながら品川宿の周りにある寺をめざして出発します。
すでに北品川についた時に「利田神社・かがた神社」の鯨塚にお参りをしていました。ここは漁師の海の安全を願う守護神なのです。私も今日の品川宿散策が楽しい旅になる様にと手を合わせました。
歌太郎さんは大森出身なので今回の行程のナビをお任せしながら「品川神社」に到着します。(三浦屋さんから5分ほどの所に位置します。)
境内には立派な大仏様、そして神楽の舞台!そして富士塚がそびえています。早速に富士登山をします。その昔この山頂から海が見えたのでしょう。今は京急電車が忙しく走っています。でも景色はあっぱれです。
私が「高い所に登ると天下をとった気分になるので好きです!」と言いましたら松之丞さんから「小学生の様ですね」と。松之丞さんが高い所に登ってそう思ったのが小学生だったのですね・・・・
ここから品川宿の町並みを見ながら路地道から見える景色に「海」の匂いをもとめながら3人は黙々と「鈴ヶ森」をめざして歩きます。
この辺が海だった事を実感したい「新馬場」~「青物横丁」~「立会川」の道すがらですが、この距離がマンションなど生活圏の匂いのある景色を見ながらの道中できつく感じました。もう少しで「鈴ヶ森」ですからと励まされながら重い足取りです。
やっと目の先に木々の繁みが見えてきました。ここがあの「鈴ヶ森」なのかと・・・ちょうど曇った空から涙雨が降ってきます。
沢山の涙を流した人々の思いを感じてほしいかのようにしとしと降りだします。