日本株市場のテクニカルで、売られ過ぎ、買われ過ぎの過熱感を示すのがRSI指数(相対力指数)だ。
日経平均株価の日足RSI指数は9日に30%となり、昨年8月以来の低水準へと切り下がってきた。あくまでテクニカルでは、短期的な「日経平均の売られ過ぎ警戒ゾーン入り」が意識されつつある。
最近のRSIの最低水準と株安の過熱ピークには、昨年11月の32%、昨年8月の24%、昨年3月の17%などの例があった。
今回の場合、現状の30%から一段のRSI低下と株価続落によるオーバーシュートを経て、売られ過ぎ修正の調整反発へと転じるか。あるいはこのまま株価の下げ止まりと値固めを経て、短期的な自律反発へと向かうか。
その転換点を見極める重要攻防に直面してきた。