明日、編集します。
ちょっとメモ
長期金利は、長期国債の売買市場で決まります。
期待長期金利(毎日変わる国債先物の金利)が1.24%から0.8%に下がれば、国債価
格は上がります。
(1+1.24%×10年)×100÷(1+0.8%×10年)=112.4÷108=103万7037円
逆に市場の期待長金利が1.24%から3%に上がると、100万円の国債価格は下げます。
(1+1.24%×10年)×100÷(1+3%×10年)=112.4÷130=86万6462円
100万円で買った国債の、市場価格は14%下がって86万6462円になります。
長期金利で3%は、実に、普通の金利です。
因みに、米国の長期金利は、3.52%、ユーロ債が2.97%、中国が3.82%です。
これを日本政府保有の国債にすると以下。
約900兆円の、長期債と短期債を合わせた平均残存期間は6年。
3%への期待金利の上昇で以下のように下がります。
概算では金利上昇分の[1.6%×6年≒10%]下がると判断し、これが、新聞で金利上昇(債券価格下落)と書かれることです。
(1+1.24%×6年)×900兆円÷(1+3%×6年)=967÷1.18=819兆円
結論、期待金利の上昇は、国債価格を下げる
短期金利ゼロの中で、長期期待金利が上昇すると国債は売られ、期待金利は、短い期間に高騰する
日銀は、900兆円の国債が発行されている中では、利上げはできない。
利上げするとその分の金利負担が増えるから。
それは欧米も同じ。
だから、夕べ寝る前のECB理事長の発言はリップサービスだと思う。
という事は、長期の期待金利の上昇は、「国債リスクを怖れた市場での国債売り」から発生します。
日本国債にかけるCDS(財政破産確率を示す)は、今、1年で0.6%付近です。
3%付近を越えると、売買市場が消えます。
一月、GSがこれ買ってましたよね・・・確か?
ギリシア債は破産確率が10%、アイルランド債6%、ポルトガル債6%、スペイン債4%です。