ある歯科医が日々の仕事について私に悩みを打ち明けた。短い時間しかなく、ほとんど話を聞くことが
できずじまいだったが思いつめた表情が私の脳裏から離れない。
話が殆どできないままであったことが気にかかっていた。
歯科医師の中でも職人気質の歯科医のもとで働き、師事とするなら相当な覚悟が必要だ。
当初はゴミ扱いみたいにされる感があるが耐えるしかない。
しかし、どうでもいい奴、嫌いな奴と思われてはいない。
ちょっとした用事でも、ちょっとした時でも君の名前を呼んでくれることは、嫌っておらず、
信用している証だということは理解できると思う。
“この処置をお前に二度とやらせない”と言われたことは
”同じ事を二度とするな”という意味だ。
“もう帰れ バカ!”とは、
職人の世界では 気合を入れろ の意味だ。
“その質問はつまらない”とは、
単に質問を投げかけるのでなく、事前にいろいろ調べて自分の考えたことを先にのべてから
尋ねないのが原因である。調べていたら分かるような内容だから、つまらないと言われるのである。
本当に見放されていたり呆れられていたら、注意することはおろか口もきいてくれないはずである。
“理解度がない患者しか配当されない。”という悩みも禁物だ。
なら、その様な患者を君の力でどう変えていくかを考えよう。
少しでも空いた時間は職人にうっとしがられるほど、近くで技術を盗み見しよう。
いずれそのタイミングでいろいろ質問されると思うが、その時に備えて師事の求める答えに
近いことが言えるようになる事が大切だ。
また、配当された患者の中で、師事が専門としてる病態をもつものもいる。
その時、『自分がどう考え、こうしたいと思うから、これがしたい』と言ってみよう。
きっとチャンスをくれると思う。
手技が上手くできなくてもいい。必ず師は怒りながらでもフォローはしてくれる。
“ストレスで食事も喉を通らない
毎回吐いてしまう。”
なら いっそうのことストレスと一緒に便器に全てを吐き出してしまえ。。。
ぼーと見学してることと、考え学ぶ見学では大きく差がでる。
ひねくれず、錆びつかず、じっと今を耐える姿勢を若いうちに学んでほしい。
焦りはあると思うが、心配はするな。いづれ君も一本立ちするときがくると思う。
最初から物事が上手くいく人を羨ましく思うことはやめようね。
その様な人たちに共通して言えることが、誠の医療人と言える人は殆どいない。
この真意は今は言えないが、きっと君にもいづれ分かる時が必ずくる。
耐え難きを耐える精神の美徳は、質が高い技術習得の中で、
利に走らない医療の本質を君にもたらします。
辛いと思うが Do your best!!
できずじまいだったが思いつめた表情が私の脳裏から離れない。
話が殆どできないままであったことが気にかかっていた。
歯科医師の中でも職人気質の歯科医のもとで働き、師事とするなら相当な覚悟が必要だ。
当初はゴミ扱いみたいにされる感があるが耐えるしかない。
しかし、どうでもいい奴、嫌いな奴と思われてはいない。
ちょっとした用事でも、ちょっとした時でも君の名前を呼んでくれることは、嫌っておらず、
信用している証だということは理解できると思う。
“この処置をお前に二度とやらせない”と言われたことは
”同じ事を二度とするな”という意味だ。
“もう帰れ バカ!”とは、
職人の世界では 気合を入れろ の意味だ。
“その質問はつまらない”とは、
単に質問を投げかけるのでなく、事前にいろいろ調べて自分の考えたことを先にのべてから
尋ねないのが原因である。調べていたら分かるような内容だから、つまらないと言われるのである。
本当に見放されていたり呆れられていたら、注意することはおろか口もきいてくれないはずである。
“理解度がない患者しか配当されない。”という悩みも禁物だ。
なら、その様な患者を君の力でどう変えていくかを考えよう。
少しでも空いた時間は職人にうっとしがられるほど、近くで技術を盗み見しよう。
いずれそのタイミングでいろいろ質問されると思うが、その時に備えて師事の求める答えに
近いことが言えるようになる事が大切だ。
また、配当された患者の中で、師事が専門としてる病態をもつものもいる。
その時、『自分がどう考え、こうしたいと思うから、これがしたい』と言ってみよう。
きっとチャンスをくれると思う。
手技が上手くできなくてもいい。必ず師は怒りながらでもフォローはしてくれる。
“ストレスで食事も喉を通らない
毎回吐いてしまう。”
なら いっそうのことストレスと一緒に便器に全てを吐き出してしまえ。。。
ぼーと見学してることと、考え学ぶ見学では大きく差がでる。
ひねくれず、錆びつかず、じっと今を耐える姿勢を若いうちに学んでほしい。
焦りはあると思うが、心配はするな。いづれ君も一本立ちするときがくると思う。
最初から物事が上手くいく人を羨ましく思うことはやめようね。
その様な人たちに共通して言えることが、誠の医療人と言える人は殆どいない。
この真意は今は言えないが、きっと君にもいづれ分かる時が必ずくる。
耐え難きを耐える精神の美徳は、質が高い技術習得の中で、
利に走らない医療の本質を君にもたらします。
辛いと思うが Do your best!!