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マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【45】

2007-05-12 07:10:08 | 世の中のいろいろ
第45回・憲法記念日
が更新されました。(2007/05/08UP)


私たちは、憲法のことを、
ほとんど何も知らない。


伊藤氏曰く、
“そもそも憲法が国家権力への拘束で、
権力者から見れば常に押しつけられたものであること、

フランスでは今でも1789年の人権宣言が使われていること、

アメリカ憲法にはプライバシー権どころか、
生存権や労働基本権などの社会権条項すらないこと、

50回以上改正しているドイツ憲法でも
その基本的価値にはまったく手をつけようとしていないこと等々。”




歴史を学ぶこと、想像力が大切。
知らないことでも、知ろうと意識すれば、知ることが出来る。




でも・・・
憲法改正が、
自分たちにとってどのくらい重要で、
どのくらい、知る・学ぶ必要があるのか、が、
なかなかわからないと思うのです。


私たちが、学ぶ努力をしなければ、
この大切で重要なことがらをきちんと知ることが出来ないという今の状況って、
それでいいのでしょうか。


改憲を主張するのなら、そして大切だと思うのなら、
私のようによくわかっていない人間にもわかるように、
主張する側からの噛み砕いた情報が、ぜひ欲しいと思います。


知らないところでいつの間にか決まっている、みたいな、
それじゃダメだと思います!!

今年は、日本国憲法 誕生 60周年

2007-05-02 14:24:16 | 世の中のいろいろ
NHKスペシャル「日本国憲法 誕生」を見ました。

「アメリカによる押し付けられた憲法である」
と言われてきた日本国憲法ですが、

完成するまでとても複雑で、国内外でたくさんの人たちの名前が出てくるし、

理解するのに頭から煙が出そうです。



私なりの解釈ですが、間違っていたらすみません。



最初、GHQは、日本政府が自ら積極的に明治憲法を解体し、

新しい憲法を作ることを期待していたそうです。



でも、日本政府が考えた案は
明治憲法とあまり変わらないこと(国体護持など)がわかり、

GHQは、日本政府にお手本を示した。


その手本は、実は、
日本国内で公表された
“民間による憲法草案”(by憲法研究会)に
強い影響を受けていたそうです!!


GHQ民政局法規課長のラウエル氏が証言したテープが番組で放送されました。



作成途中、GHQ対極東委員会の対立のようなことがあったそうですが、

その極東委員会でも詳細に議論され、

草案に対して国民の支持の声が大きいという感触も得ながら、
最終的に日本国内の議会で審議・修正され、

公布・施行に至ったと言う事です。



マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』第43回でも触れています。



詳しく知りたい方は↓こちらを。膨大な詳しい資料が読めます。(@_@)
日本国憲法の誕生国立国会図書館内>電子展示会>日本国憲法の誕生)

マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【44】

2007-04-29 09:09:42 | 世の中のいろいろ
第44回・力の政治と理の政治
が更新されました。(2007/04/25UP)


伊藤氏曰く

“国会の中で十分な審議をしていないにもかかわらず、
多数決を強行して法律などを決めてしまうことも
力に訴える解決方法という点では暴力と何も変わりません。”


強行採決がなぜ許されるのかよくわからなかったのですが、

日本の国会の審議時間が極めて短いこと
会期が短く、継続審議をしないと会期終了とともに廃案となる制度があること
与野党とも造反が少ないこと


というような背景があるようです。


また、実は抜き打ちではないとのことで、
一種のパフォーマンスでもあるという声も・・・。

うーーんそれって・・・どうなんでしょう。


出展が明らかにされていませんが、多くの先進国の議会では

審議時間がたっぷり確保されている
1年~4年の会期がある。
造反が多い

ために、強行採決の必要性が無く、あまり行なわれないのだそうです。


日本が造反が少ないと言うのは、文化の違いなのでしょうか??

強行採決(Wikipedia)より


何かおかしいですよね。
結局、与党も野党も本気で審議する気がないのかなあ・・・
そんなふうに感じてしまいます。


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マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【43】

2007-04-12 17:59:44 | 世の中のいろいろ
第43回・日本国憲法は、押しつけなのか?
が更新されました。(2007/4/11UP)

「日本の青空」という映画をみると、
日本国憲法は、決して押し付けられたものではないとわかる、そうです。
(見たいなー)


押し付けられたと感じるかどうかは、立場の違いによって変わる。はずだと。


制定の過程・・・
1945年8月14日にポツダム宣言
     ↓
1945年10月に松本蒸治国務大臣(商法学者)を長とする
憲法問題調査委員会(いわゆる松本委員会)を発足
 ・・・松本委員長は天皇に統治権が集中する
明治憲法の根本は変えない方針を採ることが、
毎日新聞のスクープによりGHQ(連合軍総司令部)の耳に入り、
GHQは独自の憲法草案を作成
     ↓
マッカーサーは三つの条件を出す
 ・・・天皇は憲法により国民に対して責任を負う、戦争を放棄する、封建制を廃止する。
(”当時の幣原喜重郎総理大臣の発案を
マッカーサーが取り入れたものであるとも言われています。”)

”世界の憲法を参考にするだけでなく、
植木枝盛の研究者だった鈴木安蔵氏などの
憲法研究会の憲法草案要綱を手本に”9日間で作った。
     ↓
日本の国会で、様々な修正、審議、討論がなされた。
 ・・・”いろいろな条文が新たに入り”、
例えば”25条の生存権の規定や、17条の国家賠償や40条の刑事補償”など、
また、草案で1院制だった国会は2院制に。


”だれが案を出してきたのかは本質的でなく、
それを審議し議決したのが日本国民である以上、
日本の国民がつくった憲法です。”



押し付け憲法という概念が作られたのは実は、
”1954年の自由党の憲法調査会のときです。
そこで、明治憲法の体制を維持したかった松本蒸治氏が
感情的に押しつけられたと発言し、
それが押しつけ憲法という決まり言葉として
政治的に利用されてきただけのことです。”
とあります。

そんな裏話があるのね・・・


最後に、
実は本当にアメリカに押し付けられたのは、
憲法9条が実は形だけのものだった、ことを認識しておかなければなりません、

と結んでいます。

そうなんですよね、今のアメリカの日本への対応を見ると、
本当に矛盾を感じますね。

映画「日本の青空」公式サイト>>
各県、本上映・有料試写日程一覧



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マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【42】

2007-03-29 09:59:04 | 世の中のいろいろ
第42回・統一地方選挙
が更新されました。(2007/3/28)
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憲法改正について、
憲法とは、国民が国家の権力に歯止めをかけるものであるために、
本来は国民が発議するべきだけれど、
それは現実としてとても難しいので、国民の代表として国会が発議することになっている。

だから、発議の時にも積極的に国民が関わるべき、
というのは本当に必要だとは思います。

でもでも、
いったいどうすればいいの?

今度の選挙で私たちの価値観が問われてしまうの?

憲法改正の内容があまりに細かくて深すぎて、どうしたらいいかわかりません。

先日市内でも、弁護士さんたちが憲法改正について無料で講演会を開いていたけど、
都合つけられなくて行けなかった。
もっともっとこういうの、やってほしいな。



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マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【41】

2007-03-18 07:33:48 | 世の中のいろいろ
第41回・人権感覚
が更新されました。(2007/3/14)
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気になったこと。

『歴史的事実は、判断する人によって異なるもの』

“過去の事実を今、評価・判断する”ことについて、

証拠という痕跡があったとしても、

『歴史的事実や証拠は判断する人によって、なんとでもいえるということ』 =裁判における事実と同様に。

“そこには判断する人の価値観が反映されてしまうのです”

“つまり事実認定も価値判断が含まれるため人によって異なってくるのです”


え、そーなの?

コナン君の言う「真実はひとつ!」・・・じゃないってことになる?

「自由心証主義」(Wikipedia)




そして、

無罪の推定=『疑わしきは被告人の利益に』という理論は、
国家には通用しない。

「無罪の推定」は、
国家権力と個人が対立した時に個人の人権を守る理論であり、

国家にとって都合よく使われることはない。


まあまあわかるような、ちょっとわからないような・・・


無罪の推定(Wikipedia)→
真実がわからない時、裁判による判決は、
「真犯人を取り逃がす過ち」と「無実の人を処罰する過ち」どちらかを犯すことになる。

憲法は、前者を選択した。

マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【40】

2007-03-04 10:46:49 | 世の中のいろいろ
第40回・憲法改正手続法 その5
が更新されました。(2007/2/28)
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伊藤先生曰く・・・


憲法改正には、
積極的反対ではなく積極的賛成を得るべきである。


「過半数」という言葉に惑わされてはいけない。


投票した人の過半数ではなく、
“有権者の過半数であることが論理必然。”

全く違う結果になるはず。


「憲法改正は通常の国政のような間接民主制ではなく、
あくまでも直接民主制が原則なのだということを忘れてはなりません。」


投票に行かない人の存在は、単に「どっちでもいい」ではなくて、
「積極的に賛成できない」ともとれるということ。


「日本国憲法を変える」ことは、
決して安易なことではないと私たちはもっと心して意識しなくては。




そのために、わかりやすい情報がもっともっとほしいのですよ。

マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【39】

2007-02-18 21:59:42 | 世の中のいろいろ
第39回・環境破壊と憲法
が更新されました。(2007/2/14)
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今、問題視されている『環境問題』と日本国憲法との関係について。

ちょっとカゲキな事が書いてありますね。

なぜアメリカ(=ブッシュ・チェイニー政権)は、地球温暖化対策に本気で取り組まないのか?

その理由が、アル・ゴア氏の著書「不都合な真実」から取り上げて、
書かれています。(映画ではなく本)


それは、

「地球温暖化対策は、ごく一部の権力者や大企業にとって都合が悪く、
その人たちは私たちを混乱させようとしている。
ブッシュ・チェイニー政権とその人たちとの間に利害関係がある」

それは、軍需産業の利益のために戦争をする、という構造とよく似ている・・・?

(これが本当なら・・・こわーい。
そのごく一部の人たちにそんな大きな力があるの?)


また、日本国憲法には、
地球環境について、はっきりと明文化こそされてはいないが、
きちんと保障されていると読み取る事ができる。

・戦争を放棄するということ=兵器などによる自然破壊、兵器を作る際のエネルギー消費や環境汚染などを防ぐ。

・憲法前文第2段で、
戦争以外にも人類にとって恐怖があり(飢餓、貧困、人権侵害、差別、環境破壊)、
それらから免れる権利がある。

平和に近づけるよう、時代の変化に合せて憲法を読み取っていく事も必要。

憲法を変えることは、環境保護の理念を変える事にもなりかねないのではないか。



・・・心配事が取り越し苦労でありますように、と願うばかり。

不都合な真実

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マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【38】

2007-02-02 22:57:53 | 世の中のいろいろ
第38回・表現の自由とメディアの役割
が更新されました。(2007/1/31)
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審議中の、国民投票法案。

再度、
憲法改正の国民投票運動中の、
テレビやラジオ・新聞などの有料広告の影響について、書かれています。

表現の自由は当然大事だけれど、
憲法改正についての意見となると、少し違うのではないか。

権力をもつ側のメディアを通した広告は、
フェアであるとは言えない、一種のマインドコントロールのような影響があるのでは?
だから禁止すべきだと思う・・・

という考えです。

マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【37】

2007-01-18 16:22:22 | 世の中のいろいろ
第37回・安倍政権と改憲
が更新されました。(2007/1/17)
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安倍内閣総理大臣年頭記者会見 (平成19年1月4日)の最後のほうで、確かに

「私の内閣として改正を目指していきたい」
「参議院の選挙においても訴えてまいりたい」
「自由民主党の草案は既にできている、協議を進めていってもらいたい」

と発言されています。


伊藤氏が書かれている、
「憲法改正の発議権は内閣にない」


このことを本当に安倍総理が知らずに発言しているのでしょうか。


参議院ホームページキッズページ課外学習でも、
“憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で国会が発議します。
憲法の改正は、この発議を国民に提案して承認されなければなりません。”
とあります。


知らないとは思えないんですが、
そう受け取られてしまう発言でもあります。


専門家の方たちがだまっていないでしょう、
今後どのように安倍総理に何かアクションを起こすのでしょうか・・?