彩彩日記 作詞家/シンガーソングライター 大塚利恵のブログ

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世界の情報や智慧を学ぶ、先鋭的なラーニングコミュニティー「テトラゼミ」12月レポート

2018-01-10 15:58:37 | よりよい世界のために
作家、放送作家、メディア&音楽プロデューサーなど様々な肩書きを持つ、谷崎テトラさんによるテトラゼミ代々木。
ずっとレポートをさせてもらっています。

12月のテトラゼミは、「天体の音楽」
このタイトルで、ジャコパスの話も出たと言ったら驚かれるでしょうか?

音階や音程、和音など、音楽理論的な話も多く出てきたせいか「今までで一番難しかった!」という声を結構聞きましたが、私にとっては今までで一番理解しやすい回でした。音楽畑なので当然かもしれませんが。
おかげで、いつも様々なテーマに対して、テトラさんがどんなレベルでどのくらいの知識を前提に講義をしているのかがわかった気がしました。

馴染みのあるテーマや、自分の得意分野がテーマの回にお試しで参加してみるの、すごく良いと思います。
馴染みのある分野から、想像以上に壮大に広がり、思いがけない世界と繋がってゆく講義はとっても面白いので。
あっちのテーマで出てきた話がこっちのテーマでまた登場したり、ということも多く、いろんな切り口から、世界は、宇宙は一つなんだなと実感できます。


「天体の音楽」も、もちろん音楽講座ではないので、音楽理論や音響学だけで話は終わりません。音大の講義の枠を超えた音楽の話。

『太陽系の惑星がそれぞれ音を奏でている。
大きな音だが、ずっと鳴り続けているので人は気付かない。
と考えた人が多々いる。』

のだそう。

音の構造を明かすことによって宇宙を解明しようとした、ロバート・フラッド。
天文学や和声学で宇宙の法則を探ったヨハネス・ケプラー。
自分の音楽は宇宙の10億年の歴史を描くためのものとし、70年代以降音楽界から抹殺されたシュトックハウゼン。

そして、ウランティア(ウランティアブックの中で、地球を指す)に自分の音楽を捧げたというベーシスト、ジャコ・パストリアス。
ジャコパスは、宇宙の音楽を理解しようとした結果、キー(調性)を超越した半音階で音楽を捉えていたということ。すごくわかる気がする。

それまで教会で禁止されていた全音音階、オーギュメント、反復を多用したフランス印象派。薔薇十字会の音楽を作ったエリック・サティに始まり、おなじみのドビュッシーやラヴェルなど。
印象派では、オーギュメント(増音程、増三和音)は“未来への扉”
全音音階は、悪魔の音階じゃなくて、未来への階段となったのかもしれませんね。

私は昔から印象派が特別に好きで、小学生の時には「全音音階で作曲する」という宿題を大喜びでやっていました。
全音音階(Whole tone scale)は、例えば子ども番組で夢の中に入っていったり、ワープしてシーンが変わる時などに、チロリロリン♪と流れる摩訶不思議な音階、というと想像がつくでしょうか。
その音階からできているのが、増音程(2音間の距離)や増三和音。

アバンギャルドな音楽教室の先生は、ブルガリア人の作曲家で、私がホールトーンスケールで作った短い曲をとっても褒めてくださいました。
思えば作曲に目覚めたのもそのあたりからでした。
今思うと、トランス感に惹かれていたんだろうな。
トランスの感覚に病みつきになって、その先を知りたくて音楽を作り始めたのかも、と思います。


テトラさんの、『ポエトリカルに世界を見るということ』という表現が心に残りました。
「我々は宇宙からやってきてたまたま銀河の辺境のこの星にいる」という小説を超えた小説?『ウランティアブック』のみならず、詩的に解釈したほうがわかることや、そうじゃないとわからないことがいっぱいこの世界にはあると思います。
時代的にも、詩的な視点、解釈がとても大事に、欠かせなくなってくるんじゃないでしょうか。
不思議、怪しい、変わってる、といった言葉で片付けてしまってはたどり着くことのできない真実。。


ところで、アメリカに「アクエリアンコンセプツ」というコミュニティがあり、自分が宇宙人だと思っている人が集まっているそうです。
その人たちが、宇宙の言葉を理解するためにセドナでライブハウスを経営しているそうなのです。
いつか行ってみたいなあ。


★★★★★

2018年最初のテトラゼミ代々木は、明日1月11日(木)。
テーマは、『テトラ流 情報宇宙論』。

文明の転換のためには「世界に対するものの見方」を
変えていく必要があります。

ワールドシフトの背景にある
アーヴィンラズロ博士の思想、
すべての情報を一元的にとらえる「情報一元論」、
素粒子から宇宙の星や銀河まで
「システムに記憶が宿る」という
波動物理学の仮説を紹介しつつ、
物質と精神を統合するための視座について考察します。  

またアーヴィンラズロ博士のAフィールド、
テレンスマッケンナの螺旋的時間、
アボリジニのドリームタイム、仏教思想などを
縦横無尽にかけめぐりつつ、
エコロジーからコスモロジーへ、
パーソナルシフトから宇宙意識へとせまります。


・グローバルブレイン~自己組織化する宇宙
・共有知のナビゲーション
・人工知能のソーシャルデザイン
・量子論と唯識
・Aフィールド宇宙論


以下よりお申し込みください。
コチラ

テーマに合わせて「あつよ食堂」さんが毎回考えてくれる美味しいご飯とワイン付き。


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