彩彩日記 作詞家/シンガーソングライター 大塚利恵のブログ

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WHATも大事だけどHOWはもっとかも、という話の続編。

2015-02-13 00:44:20 | Weblog
とってもいい映画を撮り続けている映画監督がいて、以前上映会でお会いする機会があったんです。
自己紹介して名刺を渡すと、監督は面倒くさそうに自分の名刺を投げてきました。
お疲れだったのか、お前に用はないって感じだったのか分からないけど、さすがにあんまりだな~と思いました。
ここは大人になって、と、にこっとご挨拶して去りましたが。
すごくいい映画を撮ってるのになかなか広がらず、私を含め支持者は多いと思うのだけど、ずっと資金難とのことでしたが、、、
なんとなく原因が見えてしまった出来事でした。

私も昔は自分のことでいっぱいいっぱいで、周りの人や応援してくれる人に全く気を遣えず申し訳なかったな~と思うので、他人のこと言ってる場合じゃないですが、、、

良い作品を作っていればそれでいいじゃないか(アクが強いからこそ、とも言えますし) と思える一方、
せっかくいい作品を作っているのに人間性が低いせいで広がらないのは勿体ない とも思うのです。

誤解のないように言うと、私は、どんな嫌なヤツの映画でも観たかったらみるし、良かったら全力で支持します。
もちろん音楽も。そこにある作品が全てだと思っています。
ただ、長くやればやるほど、不器用なりの気遣いとか、謙虚さを身に付けてゆくことも大事だと思うのです。
せっかくの素晴らしい作品を沢山の人に伝えてゆく為にも。


‘WHATも大事だけど、HOWはもっと大事かも知れない’

震災の時にそんなふうに考えるようになりました。
ネットで何か言えばすぐ反論、批判がくる時代。
震災でピリピリしていたムードの中、できる事をしようと思って発言するほどに、批判もされれば怒鳴られもしました。
それはもう、こっちもムキーッとなりたいところでしたが、よくこの不安定な人間が冷静を保てたなと思います。なんかそれが大事な気がしたのです。

今回の人質事件についての批評・意見を追っていても思ったのですが、本当に色んな見解があって、調べる程に知る程にグラグラします。
「(他人の記事を)安易にシェアとかしないで、自分の言葉で語って下さい!」と怒っている友人もいましたが、気持ちは分かったけど、そんな簡単に自分の言葉で語れるような問題じゃないとも思いました。
ものすごく専門的な勉強を十分にして、自分の見解にゆるぎない自信を持ち、その後で発言しないと常に厳しい批判に晒されるのでは、
私のようにハートがガラスでできている(笑)人間にはキツいですね。中途半端な発言は控えてもっと勉強してからにしよう、と思ってしまいます。そしてずっと発言できない、多分。。

真実はなんなのか。
そんな簡単には分からない。
社会のいろんなことを知るほどにグラグラして、でも分からないなりに必死でかじりつこうと思う。
政治に疎くても選挙は行くし、医者の言う事を100%鵜呑みにしたりしない。シャンプー一つ選ぶのに随分時間をかけます。

一方、専門家はそれぞれの立場で真実(と思われること)を伝えるのが役目だから、HOWを大事にして欲しいと心から願います。
せっかくその専門分野で培った知識や見解を、なるべく多くの人に伝わるフラットな言葉で伝えて欲しい。
アーティストじゃないのだからなおさら。
反対意見や批判を怖がって変に強い口調の排他的な物言いにならないで欲しい。だってプロだもの。

専門家なのに‘恐れ’丸出しの物言いをするのは、もったいないなと思うのです。
誰かを常にバカ呼ばわりしたり批判することで自身の正しさを際だたせようという、、
特に、いくら自分と見解が違うからと言って一般人をバカにするようでは、それは人にものを伝えるプロとは言えないと思うのです。
プロレスラーが素人を殴ってるようなもので。(合ってる?このたとえ?)

私はワクチンに懐疑的だし、現代医療と代替医療を使い分けることが大事だと思っていて、ほぼそのドクターと意見が一緒なのだけど、その方のあまりの物の言い方に幻滅してしまいました。名前も知れていて支持者も多く、提唱していることは私たちを本当の幸せに導く真実かも知れない。
けど、自分に付いて来ない人や意見する人をバカ呼ばわりしてしまうレベルでは、、
誤解を恐れず言えば、あぶない宗教団体みたいになっちゃうと思う。
同じようなコンプレックスや恐れを持った人達が集まって、みんなでドクターをもり立て…
せっかく素晴らしいことを伝えているのに、その伝え方のチープさ故に、本当に伝えるべき人たちに届かない。
しかも、嫌な印象を与えて避けられてしまうでしょう。
こんなもったいないことってない。

この記事自体も批判になっちゃってたらごめんねだけど、ほんとに言いたいことがあったので許して下さいませ。
とにかく、これが真実だ、という確信をもっている専門家の方にこそ、HOWをとにかく大事にして欲しいと心から願います。
そしたら世の中すっごく良くなるから、きっと!
これだけ情報が溢れた世界ですもの。みんな真摯にフラットに語ってくれる人を探してると思う。

私もプロの音楽家を名乗る以上、HOW(どんなふうに伝えるか、どんなふうに表現するか、どんなふうにその仕事と関わるか等)を大事に仕事しようっていつも肝に銘じています。
もちろんWHAT(何の仕事をするか、何のテーマで書くか等)も大事だけど、核心はやっぱHOWだな。

似たようなことを何度か書いたことがあると思うのだけど、最近ますますそう確信する出来事がまわりで起こっていたので書いてみました。
以前WHAT&HOWについて書いたのも、バレンタインの頃だったみたい。奇遇。

批判はあいにく受け付けていませんのでよろしく笑。チョコは歓迎!
みなさん素敵なバレンタインズデーを!

WATERワンマンライブへ♪ 歌詞提供しました

2015-02-09 13:01:32 | 歌詞提供
2月7日は南青山マンダラへ、waterのワンマンライブを観に行って来ました。


waterと私は同期デビューで、当時から変わらず親しくさせてもらっています。

キーボードの鎌田雅人さんには私のアルバムのアレンジ、プロデュース、ライブ等で大変お世話になり、さらに沢山の曲に歌詞を書かせてもらっています。
ヴォーカルmanabuさんも鎌田さん同様私とは同郷で、いつもラジオに遊びに来てもらったり、長いおつきあいをさせて頂いています。
ギター宮永治郎さんとはここ数年、ガールズバンドたんこぶちんの現場でご一緒させてもらって嬉しかったです。
ベース中川量さんにはアルバム、ライブで弾いてもらったり、ミュージカルのバンドでも70公演以上ご一緒したことがあります。
ドラム吉田太郎さんもアルバムやライブで昔からたっくさんお世話になっています。

メンバーそれぞれがそれぞれのフィールドで大活躍しながら、再結成して定期的にワンマンライブを行っているwater。
元レーベルメイトのフラワーカンパニーズしかり、それぞれの事情を抱えながら、いろんなこと乗り越えながら、自分達らしい音楽を長く続けて行くって一番大変なことだと思うんですが、waterとフラカンはタイプもやり方も全然違うけど、私の中でずっとスペシャルな最高のバンドです。
ソロとバンドだとまた違う面はあるけれど、自分自身のミュージシャンとしての生き方とかこれからのこととか、いつも考えさせられるし、刺激をもらいます。

今回のライブでも沢山パワーをもらいました。
次回のライブは8/1だそうです。未体験の方はぜひ!

ちょっと前なのですが、waterメンバーと、昨年DHCのアスタキサンローション&ジェルのCM音楽でコラボさせて頂きました。
(作詞:大塚利恵 作曲:鎌田雅人 演奏:water)
TVでご覧になった方もいらっしゃるでしょうか?
叶美香さん出演の、こちらです。
waterの新曲としてフルコーラスの曲に仕上げ、7日のワンマンライブで披露されました。CMでは英語の歌詞でしたが、フルバージョンは日本語と英語のMIXとなっています。
waterの歌詞を書かせてもらう日が来るとは!感激でした。
いつかリリースされるのかな?楽しみです。


あんこう鍋の季節ですね

2015-02-09 12:20:45 | Weblog
祖父の一周忌で北茨城の実家へ帰省してきました。

お寺さんに出かける前、なんか賑やかな音が聞こえると思ったら、旅館の相模屋さんにお神楽が来てました。
みんな嬉しそうに頭をぱくりとされてました。
うちは喪中なので今年はナシでしたが、お神楽を個人で呼ぶというのはどこの地域でもやってることではないかも知れませんね。


お寺、墓参り、磯原の旅館としまやさんでの会食、と、無事法要が滞りなく終了。

何十人もの家族、親戚が集まる機会があるというのは、幸せなことだとつくづく感じます。
10年後、20年後はどうなっているんだろうなあ。
同じように出来るのかしら??

としまやさんも相模屋さんも、今が旬のあんこう鍋をはじめ料理がめちゃめちゃ美味しい旅館です。
温泉も、いいですよ~。

「平潟に帰ろう」あんこう鍋がフィーチャーされた、シンプルな平潟のポスター。

「五浦に帰ろう」「花園に帰ろう」もあります。



日帰り温泉や、としまやさんのように食事処のみの利用ができる旅館もありますし、東京からの1DAY TRIPにもおすすめですよ☆

茨城は本当に穴場です。(穴場だから県魅力度ランキングがビリだったりするのですw)