彩彩日記 作詞家/シンガーソングライター 大塚利恵のブログ

※こちらは旧ブログです。
新ブログ https://ameblo.jp/rieotsuka-officialblog/

作品が好きだからその人を好きになる。

2012-02-27 23:04:25 | Weblog
ある人が、「音楽でも小説でも映画でも絵でも、その表現者を人間として好きになれないと、その人の作品を好きになれない」というようなツイートをしているのを目にして、
わたしは全く逆だなーと思った。

表現する人にとっては、作品こそその人の真理でしょう。本当の意味では。
もちろん、人間力で売っている方も沢山いて、それもひとつの在り方だけど、やっぱり作品がいいのが表現者にとっては一番だと思うなあ。

ウディ・アレンがどんなに私生活がめちゃくちゃでもコンプレックスの塊でも、私はウディの映画が大好きだし、ウディが大好き。
それは、なんといっても作品が魅力的で、ウディの表現者としてのスタンスが好きだから。
だからといって、たとえその辺でウディを見かけたとしても、「握手して!」とか「サインして!」とかって近寄ったりは特にしないと思う。

鶏が先か卵が先か、という話になりそうだけど。
大事なのは、どんな良い人だろうが酷い奴だろうが、作品に対してその人が誠実で、その人のすべてが作品に映し出され、作品を生み出すことでその人が脱皮して前に進んでいるかどうか、じゃないのかと思う。

たとえば、性格が最悪でワガママで自分勝手な歌手がいたとして、その人の楽曲が素晴らしくて歌声に嘘がないのなら、私は迷わず聴くし、その人を心底愛してしまう。
逆に、どんなに性格が良くてファン思いで慈善活動をしていて人気がある歌手でも、その人の楽曲が薄っぺらくて歌声が嘘なら、絶対聴かないし、興味が湧かない。
日本では、後者の方が俄然人気ありそうだけど…。他の国はどうなのかなあ?

なにはともあれ、日常の姿の延長線上に作品があるタイプと、日常で真の姿を出せなくても作品にだけは真理を映し出せるタイプがいると思うので、
表現者を人間として好きになれないからと言って、その人の作品まで好きになれない、と決めてしまうのはもったいないと思う。


~おいしいオマケ~
もうちょっとで鍋の季節も終わり。
この冬は、土鍋の代わりにホーローの大きな鍋を買って、重宝しました。
今夜は大好きな豆乳キムチ鍋☆
味噌、コチュジャン、だし塩、醤油、酒、そばつゆ、しょうが、にんにくなどで適当に味付け。
味噌を入れるのがポイント!

ウイグルとも繋がってまっせ。

2012-02-24 07:49:49 | Weblog
21日は、歌詞を提供した『ちはやふる』という競技かるたのアニメのキャラソンのMIXが終わって、打ち上げ。発売日はまだ未定だそうですが、とても楽しみです。
コミックもアニメも観てるけど、めちゃめちゃ良くて、はまっています。もろもろ決まったらお知らせしますね。

で、打ち上げはウイグル料理という珍しいものを食べに行きました。シルクロードタリムというお店。
麻婆豆腐とか餃子とか、中華っぽいものもあるんだけど、味付けが独特!
辛いのだけど、唐辛子ではなくスパイスの辛さです。
インド料理並みにスパイスが使われていました。フライドポテトまで超スパイシー。
宗教的に豚や牛は食さないので、お肉は羊か鶏。
ユニークで、舌に楽しい料理でした。

お店の方(ウイグル人)に伺ったのですが、実はウイグル料理って凄いらしいですね。
トルコ料理もあらゆる中華料理もイタリア料理も、ウイグル発祥のものが多いみたい。本当なら凄いことですよね。
世界を代表する歴史ある料理の数々の、ルーツだなんて!
たとえば、パスタも讃岐うどんも、ラグマンという手打ち麺がルーツだとか。
むか~しむかし、ウイグルの方まで修行に行ったお坊さんが四国に持ち帰ったという話。ウイグル人は力があるので、ばんばんテーブルに叩き付けてながーい麺を作るけど(お店でも手打ちしてました)、日本人は力がないから足で踏むようになったらしいです。お店の方も、最近テレビで知ったそうで(笑)、「あれ、俺の故郷すげえ!」って、びっくりしたのだそうです。

こちらのポロは、ウイグルでは料理の王様。結婚式などで必ず出されるそうです。ヨーグルトが添えられていて、混ぜて食べてもデザートにしてもOK。
なんとこれがピラフのルーツ!ポロ→ポラウ→ポラフ→ピラフ!みたいな感じかな。

でも、ピラフのwikipediaを見ると、ポロがトルコからウイグルに入ったってなってる。どっちだよ?(笑)論争がありそうだな(笑)

さらに、ウイグルのミートパイは、イタリアのピザのルーツだとか。
いずれにしても、
ウイグル、す

シルクロードに想いを馳せてしまいますね~。

でも、なぜそんな素晴らしいウイグル料理があまり知られていないのか?
お店の人曰く、商売があまり得意でないようです。
愛地球博の時、ブータン館の人たちもそう言ってたのを思い出しました。ブータン館の商売っ気のなさと言ったら、かなりほっこりしてしまう感じでしたよ。
ブータン人のスタッフがにこにこ楽しそうにお話してくれるんだけど、お土産とかブータンのDVDとか、誰も値段や在庫を知らなくて、「ちょっと待っててね~~」って、相当のんびりでした。
のどかでハッピーなお国の空気を、ふわっと感じた記憶があります。
ウイグルもそんな感じなのかなあ。ウイグル自治区って、中国ですよね~。でもイメージ的に、全然中国っぽくなかった。中国って言っても相当広いですものね。
言葉はどこかサンスクリットのような響き。ロシア語の要素も強いような。

料理で世界旅行。
こんな楽しみがあるのも東京の魅力だなあ。
この日から3連チャンで打ち上げだったので、うかれた気分で、今朝は珍しく早起きしてしまった。
東京、am6:00の空。
ウイグルとも、繋がってまっせ。


いろんなもののルーツを辿ってゆくと、面白いですよね。
言葉も料理も音楽も宗教も。
「日本伝統の~」なんて言ってるものも、外から入って来たものがほとんど。
世界は繋がってるんだなあと感じるし、「うちの伝統だから!」「昔からこうだから!」って変に固執してるのがばからしくなったりもする。
どんどん繋がって、どんどん変わってゆく。
だから面白い。


~美味しいオマケ~
最近はまっている‘まあるい餃子’。ほうれん草が生地に練り込まれています。冷凍食品だから、時間がない時に重宝してます。
可愛くて美味しくて、お気に入り☆



今日はインドの暦で今年最初の新月、‘シヴァ・ラートリ’

2012-02-20 22:01:02 | Weblog
インドでは、今日はとっても大切な日、シヴァ・ラートリ。
ヨガの神様としても有名な、シヴァ神の夜。
今日はインドでは沢山の人がシヴァに祈りを捧げまくっているそうです。

インドから帰国中の先生のクラスへ行って、シヴァ・ラートリのこと、ケーナ・ウパニシャッドのお話など、色々教わって来ました。
踊っているのがシヴァ神。収束を司る神。世界が収束している時を表す場合は、瞑想する姿で描かれます。


今日は何かを決意して始めるのに最適な日!
ヨガを始めたり、マントラを授かるのもこの日がよく選ばれるそう。
出家の日でもある。

ジャパ瞑想の時、108回マントラを唱えますが、頭で数えなくてもいいようにこのマーラー(数珠)を使います。
先生がガンジス川で清め祈りを捧げて来たマーラーを、いただいてきました☆


深夜0時に向けて、シヴァの力が強くなってゆくそうなので、今夜はこれから早速ジャパ瞑想をスタートするつもり!

瞑想のマントラは、ひとつ決めたら一生変えてはいけないのだそう。
私は、本の中にぴんと来たマントラを見つけたので、さっき唱え方を教わってきました。その短くてパワフルなマントラ…日本で言えば‘言霊’を宿している言葉と言えるでしょうか…を今日から唱え始める。
記念すべきスタートの日です。

マントラというひとつの‘考え’に自分のすべてを集中し、マントラとマントラの間にやってくる雑念に気を取られないように、雑念が湧いて来たら意志の力でマントラに戻る。
数より集中が大事なのだそうです。
ぶっちゃけ108回できない時は、半分の54回でもOK。それも無理なら27回。それも無理なら9回…のように、常に救済措置があるのがインドの魅力(笑)
マントラとマントラの間の沈黙。それは静けさ。ふわっとした、不安のない、自分自身に納得している状態。
毎日続けるぞ☆

ヨガの教典の教えは、忙しい現代人にほんとにぴったり。
決して浮世離れしていなくて、逆に忙しい現代に生きるわたしたちが生きるための知恵が沢山!

世界から自分に与えられた役割から逃げずに、行いを通して成長してゆくこと=カルマ・ヨガ。
誰も傷付けず、犠牲にしないように…行動や言葉をある程度抑えて(ダマ)、どんな怒りも哀しみもうまく外に出せるようにすること(シャマ)。
私は、音楽でシャマをずっとしてきたのかな~とも思える。うまくいったりいかなかったりだったけど。

自分がとらわれていること、大問題だと思っていることは、本当は問題じゃなくて、そういう役をこの世界で演じているだけ。
私たちの本質は、‘幸せ’。自由の意味そのもの!
苦しみや悲しみが本質ではないから、‘取り除きたい’と思うのだ。

ヨガは、自分を知るプロセス。
本当の自分って何なのか?
本当の自分を知る道は、決して苦しくなんかない。それは日々私も体感しています。
むしろ、楽しい道。だって、小さい頃からずっと、それを心の一番奥で求めていたのがわかるから。

自分を律する方法としてヨガを選んだ一人として、生きながらにして悲しみや苦しみから自由になることを目指して、
もっともっとヨガを深めていきたいと思った一日でした。




ヒトラーとチャップリンは同じ誕生月。

2012-02-19 20:41:16 | Weblog
うちの庭をよく通りかかる、近所では有名なねこちゃん。人懐っこいことこの上なし!ちょっと目が合うとこっちに走って来て、窓を開けようものならすごい勢いで中に入ってこようとします。今朝も、写真を撮ろうとして窓を開けたら、何度も入られそうに。
いったいどんな育ち方をしたんだ?!
近所のいろんな家で可愛がられている模様。なんか、羨ましいやつ。うちのぴあのだったらあり得ない…。飼い主に似ると言うしなあ。ねこにもいろんな性格の子がいますねー。

さて、昨日は20年ぶりの女子中の同窓会に行って来ました!大好きだった音楽の先生も来てくれて、嬉しい再会☆
みんな、それぞれ素敵な大人の女性になっていたけど、やっぱり当時からの芯の部分は変わってないなあと思った。賑やかな人は賑やかだし、穏やかな人は穏やかだし、クセが強い人は強いままだし(笑)
昔より面白いのは、それぞれの個性を「自分と波長が合うか合わないか」じゃなくて、「いろんな人がいるよね~」って楽しめるようになってるところ。それぞれの人生を祝福し合えるところ。時を経てまた会えるって、なんて素敵なことなんだろう。
多感なころ、自分たちの基盤を作ってくれた中学校の、恵まれた環境の話もしみじみと…ほんとにわたしたちってのびのびしてたよね、と語り合いました。
のびのび、自分らしく生きてるみんなの笑顔を見ていて、中学時代に育まれたものをひしひしと感じました。何があっても最後にはおおらかに捉えて、自分のペースで前に進めるチカラは、中学時代に培われたのかも。

突然ですが、ヒトラーとチャップリンは、同じ誕生月だそうなのです。(同じ誕生日、と占星術の先生に聞いていたのですが、調べてみたらどうやら4日違いみたいですね。失礼しました!)誕生月が同じでも、全く正反対とも言える人生。
その大きな要因は「環境」。何処で生まれ、何処で育ち、誰と過ごし、何を見て何を聴いて何を食べて…etc。星たちもわたしたちの人生を映し出し、沢山のことを教えてくれるけど、それプラス、環境が人生を作ってゆく。
今日という一日、この一瞬一瞬が未来の自分を作ってゆく。
未来の自分を輝かせるための、日常と環境。
わたしはいま、未来の自分に感謝される環境に身を置けているかなあ?

そういえば、同窓会で「いちばん変わった!」って驚かれたのはわたしでした!
環境の影響を受けやすいと自分でも思います。20代は環境がころころ変わりまくったからなあ。変わってゆく事が楽しくて大好き、という性質のせいもあるかも。これからも、変わってゆくというより、余計なものをそぎ落として、もっともっとシンプルで素の自分を出せる様になってゆきたいな。そのために、心地よく、自分を愛せる環境を大事にしたいです。

ガリレオ・ガリレイの言葉

2012-02-18 08:00:00 | Weblog
『人に何かを教えることは出来ない。
ただその人が自分で気付く手助けが出来るだけだ。』ガリレオ・ガリレイ


好きな言葉です。ほんとにその通りだと思う。

月二回開催している《作詞の会》で、作詞を教えるという壮大なことをやっているんですが、どうやって伝えたらいいんだろう、と考えれば考えるほど、自分の頭の中を見てもらう他に方法は無いな、という結論に達します。
添削も、「ここはもうちょっとこうして」という矢印を示すだけじゃなくて、「私だったらこう書く」という実例を、なるべく提示するようにしています。
もしかしたら書いた本人は面白くないかも知れないけれど、それが私にできる最善の教え方だと思うのです。
あとは、その発想とかアイディアを、自分で消化して応用していってもらうしかない。究極的には、受講生の方それぞれの‘気付き’に期待するより他ありません。なるべくそこに早く導くことができるよう、私も精進しようと思っています。

私自身、よく思い返してみれば、とっても素敵なことや正しいことを教えてくれる人には沢山出会ってきたのですが、自分の許容量がなかったり、聞く耳を持たなかったせいで、彼らのせっかくのアドバイスが自分の中に入ってこなかった、ということが多々ありました。もったいなかった~!
どんなにいいことを教わっても、自分に受け入れる器がなければどんどんこぼれてしまって、「あー、もう、私どうしたらいいの?」という悩みがなくならない。
器のでかい人間にならないとな。

teateセラピーで身体を芯から緩めることを知った時、それは私の大きな転機でした。
いつの間にか固まっていた全身365カ所の関節を緩めてゆくと、からだも心も本来の自分を取り戻してゆきました。
足の指がすっと伸びてふわっと膨らみ、サイズが少し大きくなりました。
健康診断の結果、背が1.2cmも伸びていました!これも窮屈になっていたところが息を吹き返したから。
こころも、広がりを感じるようになりました。
ふかーい呼吸ができるようになりました。
結果、いろいろな人の言葉が胸の奥に響くようになりました。

‘受け入れることができる自分’は、最大の武器だと思う。
受け入れて、自分で新しい‘気付き’を発見し、それを喜びとすること!
その先には、どんな素晴らしい未来が待っていることやら☆

さかだちできたよ!(壁有り)

2012-02-17 08:00:00 | Weblog
今週はヨガのクラスで2回逆立ちの練習をした。ヨガのクラスでいつもそんなに逆立ちの時間があるワケじゃなくて、たまたま今週はそういうWEEKだったみたい。
苦手な逆立ちがこう続くのは何か意味があるんだな、と思って、意識しすぎないでやってみた。
壁を使ってやってみても、なかなか足があがらなかったんだけど、いきなりらく~にできちゃってびっくり。
チカラで無理矢理やっていない分、できた時は楽みたい。まだまだ壁が必要だけど、チャレンジしてゆく喜びを味わった。

ヘッドスタンドとか逆立ちに対して、私はものすごい恐怖心を持っていた。
でも、ヨガを始めてから、何も特別なものじゃないんだな、と思うようになった。
とはいえすぐにはうまくできないのだけど、「私はこれから特別難しい苦手なポーズに一生懸命挑戦するんだ」という無意識の力みを取るように心がけてきた。

クラスだったら一時間以上の色々な流れがあるのに、「はい、じゃ次は逆立ち」となった途端に、せっかくのそれまでの流れを止めて「よっこらしょ!」となるのではもったいない。
高くジャンプしようとしている人が、わざわざ穴を掘って、穴に落ちてからジャンプするようなものだ。

歌の師匠の安先生も似たことを言っていた。
日本人は、わざわざ穴を掘って必要以上にもぐったところから歌い始めて、「高音が出ない」と悩んでいる人が多い、と。
高い音だけに注目するのではなくて、そのメロディの流れの中に身を置けばいい。

ライブでは、練習で一度もうまく歌えなかった曲が、本番で歌えちゃう、なんてことがあったりする。
それも、ライブの流れ~ストーリー~があって、その曲に辿り着くからだ。

たかが逆立ち。逆立ちなんぞで一生ケガなんかしたくない。
今できても、できなくても、それはそんなに重要じゃない。
無理に力んでやるのではなくて、安全に、自然に、「できる」への道を作って行きたい。結末に関わらず、それはきっと素敵なストーリー。

どんなことでも、「できない」という自分の思い込みが、ブロックとなってからだや心を固めている。
難しいことでも、そこに通じる道を作って、淡々と進めばいいだけだ。
突然ゴールまでジャンプしなきゃならないと思うから大変になる。
着実に歩いて行けばいいじゃん。

魅惑の香り

2012-02-16 08:00:00 | Weblog

左は、熱海のミクラスというホテルで販売している、「トップモデル」という名のマッサージオイル。
これは、今まで嗅いだありとあらゆる香りの中で、NO.1!
地球上で一番美しい海と、一番美しい森を、一番美しい初夏の午後に散歩して、その後ハンモックで昼寝してる時にそよ風が連れて来てくれたような、そんな香り。

右は、パーフェクト・ポーションというオーストラリア発のお店の、「グリーン・ゴッデス」というアロマ・パフューム。何十種類ものアロマエッセンスをブレンドして特別に作られたものだそう。
最初に嗅いだ時は、ちょっとスパイシーでクセがある感じがして、とっつきにくかったのだけど、二度三度と試すうちに、完全にはまってしまった。
沢山の表情を持った香り。その時によって、見せて来る顔が違うのです。
例えて言うなら、自由奔放で小悪魔的で、でも本当はピュアで優しい魅力的な女の子。
仲良くなればなるほど大好きになってしまう、唯一無二の存在。そんな香り。

牡牛座の人は、五感が敏感なのだそうです。
私は太陽は獅子座だけど、月の星座が牡牛なので、すごく心当たりがあります。
月は無意識を象徴するもの。年齢で言うなら、幼少期。だから月の星座の特性は、本能とも言える。
私は、いい香りや美味しいもの、好きな音楽や景色、触り心地がよいものなどにとことん癒されるタチ。そういう五感を満たしてくれるものから、本当にパワーをいっぱいもらってる。


そういえば昔『パフューム』っていう映画がありましたね。天才的な嗅覚を持った男が、美しい女性達を殺害し蒸留して香水にしちゃうという強烈な話だったけど、
‘香り’というものをものすごく意識させられた、印象深い映画でした。

故郷の景色も、小さい頃の思い出も、好きな歌や晴れた日の気持ちいい空気、ハワイで見たダブル・レインボーも全部蒸留して香水にしたら、どんな香りになるのかなあ。


向いてること、向いてないこと。

2012-02-15 08:00:00 | Weblog
何にでもチャレンジ!
というのもひとつの考え方だけど、
何にでもチャレンジするには人生は短い。

今の自分がやったほうがよいことと、時間のムダになることをちゃんと見極めることが、大切だと思う。
特に、大人になってからは。
自分の特性を見いだして、苦手なことも必要ならチャレンジしつつ、上手に切り捨てる技術や他人に任せる技術も磨かないと、ただ消耗してしまう。
自分の時間を管理するチカラ、とも繋がってくるのかな。

仲間と夜な夜な飲みに行くことで、元気になったり何かを得たりするタイプの人もいるけど、そうじゃない人もいる。
そうじゃない人は、違う方法で、飲みに行く人達と同様に元気になればいい訳で、別に飲みに行かなくてもいいはず。
昔、私も渇いた喉…というより心を満たすためにしょっちゅう飲みに行っていた時期があったけど、本当は向いていなかったなと思う。
ただ、現実から逃げていただけ。そこを見極めなくちゃならなかった。
本当に気の合う人と、時々「たまには外で飲むのもいいなあ」なんて言うくらいがちょうどいい。

ずっと前にバイトが一緒だった人が、「ギターを始めた」と言うので、てっきり「念願のギターを…!」とワクワクした感じなのかと思ったら、
周りの友達がみんな習い始めて、誘われたからなんとなく…と言われてびっくりしたことがあった。
結果楽しくなっちゃったならいいけど、あの人そうでもなかったなあ。自分に向いてるか、考えたのかしら。ワクワクすることに、出会えたかなあ。

海が大好きな私は、サーフィンやダイビングに行っている人達の話を聞くと、とっても羨ましい。
誘われても、残念ながら泳げないので諦めるのだけど、海に入る人達は本当に楽しそうなので、
私もいつか、サーフィンやダイビングと同じような快感を得られるものに出会いたいなあと思う。
それは、私がまだ満たされていない何かがそこにある気がするからなんだ。
がんばって泳げるようになる、という選択肢もあるけれど…
大学まですべて、プールがない学校をわざわざ選んだくらいなので、なかなか大変かもな(笑)
フットサルやエアロビ、ボクシングジムやビリヤードに誘われても、そこで得られるものはもう満たされている気がするので、どうしても優先順位が下がってしまう。
もちろん、やったらやったでプラスになるものは必ずあるはずだけど、時間には限りがあるし、なにより今「ぴん」とくるかどうかを大事にしたい。
ちなみに、エアロビは昔やったことあるけど、完全に性に合わなかった!
ビリヤードは、20歳くらいの時に初めてでほぼ最後の合コンをした時に知り合った男の子に連れて行ってもらったけど、いまいちだったな。
そしてその人とは、付き合いませんでした(笑)

小学生の頃、作文や感想文を書く時「原稿用紙3枚以内」とか言われると、
3枚目の最後のマス目まできっちり埋めるのが好きだった。
しかも、無理矢理埋めた感じではなく、自然な文章にするこだわり。
ゲーム感覚で、たまらなく楽しかった。
ある日、先生が私の‘ゲーム’に気づいて、「利恵はまた最後のマス目まで埋めてる!」って笑った。
で、ますますそのゲームが楽しくなった。

作詞の仕事をするようになって、これはまさに、自分の適性だったのだと思いました。
作詞の仕事はメロ先(曲が先に作られ、そのメロディに合わせて歌詞を乗せるやり方)がほとんどなので、
小学生の時のあの感覚、確かに役立っています。
子供の頃好きだったことや向いていたことって、どんなに小さなことでも天職に繋がるのだと思う。

Twitterも、140文字きっちりで文章をまとめる練習になるので、密かに文字数いっぱいでツイートすることがあります。
何かを削ったり、増やしたり、別な表現を考えたり…。
たまに、気づいてもらえたら嬉しいな(笑)。

逆に、身体を動かすことはそんなに好きじゃなかった私だからこそ、今ヨガのアーサナを練習してゆくのが楽しい、というのもあります。
ひとつの動きが身体や心に与える変化を、じっくり感じながら、マイペースに練習してゆく喜び。
身体を動かすことがもともと足りていなかった分、いちいちアーサナが身体に‘染みる’のです。
ヨガの先生には、もともとスポーツが得意だった方も沢山いらっしゃるけど、そういう方とはまた違う視点の先生に、いつかなれたらいいな~って思う。
私と同じように、心身のバランスを崩して声が出なくなったシンガーや、声を出したいけど何かのブロックがある方、演奏のパフォーマンスを上げたい方の力になれたら嬉しいな。

人って、経験が雪のように積もってゆくものだと思います。
私の中に、0歳の時の私もずーっと居るし、もう忘れてしまった時代の私も、静かに降り積もっている。
楽しかった事も辛かった事も、同じように、ただただ私の中に真っ白な雪として、確かに積もっている。
そーっと自分の中に目を向けてみると、これから進んでゆく道へのカギが沢山見つかるような、そんな気がしています。


私にとってのヨガは…

2012-02-14 08:00:00 | Weblog
一週間ぶりにヨガのクラスへ行ってきました♪ すっきりしたー☆
家でもどこでも練習できるのだけど、やっぱりクラスに行くと俄然集中できる。
家で練習するとすごくいい感じで消化できることがあるから、それも大事だなと思うんだけれど…。

昨日はウールドヴァ・ダヌル・アーサナ(いわゆるブリッジ)がメインでした。
少しずつ胸を開く準備をして、壁を使ったブリッジへ。胸を開くポーズはほんとに元気とやる気が出ます。

インドの伝承医学、アーユルヴェーダでは、立春を過ぎて二週間が勝負!と言われるそうです。
冬の間に溜め込んだものを、ここで上手に出してあげると、次の夏体調良く過ごせるそうです。
そろそろ春っぽい食卓に変えてみるとか(苦い野菜とか?)、全身運動するとか。
もう二週間過ぎちゃうけど、今からでもデトックスを意識して過ごしたいですね。
※ヨガを練習していない人の場合、ブリッジはくれぐれも先生の指示に従って正しいやり方で!

私にとってのヨガは、生きるための知恵の結晶。
万事の基盤となり、万事に応用が効く。

ヨガに出会えてほんとに幸せ。
これからもずっと私の真ん中にヨガが在り続けますように。


~美味しいオマケ~
昨日のランチは、大好物のアボカドが熟していたので、パスタにしてみました。
アボカドとツナをマヨネーズ、塩こしょう、醤油で合えて、茹でたパスタに乗せただけ。
黒胡椒とオリーブオイルをたっぷりかけて。これが大ヒットでした☆


夜はまたパスタが食べたくなっちゃって、キノコとカブのペペロンチーノ。
食べ過ぎちゃった。。でも食物繊維でデトックスになったかな?



2012-02-13 08:00:00 | Weblog
今日は、大好きな明治神宮の、秘密の場所へ行ってきました♪
ものすごく天気が良くて、きらきら☆ たまらんかった。


代々木・串亭さんでランチ。
ランチ限定のリブロースステーキ(¥1000)が美味しいと聞いていたのだけど、平日は混んでいていつも完売。
初めて食べられました!
大好物のフォアグラ串も、単品で注文。贅沢なランチ。


とあるライブを観に行って、こんなこと考えました。

私が好きなアーティストは、こんな感じ。
ヒット曲聴いて、わあ、いいなあって思って、アルバム聴いて、その奥に広がる世界にどっぷりはまる。
これが一番いいと思うんだけど…。


日本のヒットチャートって、こういうの多くない?


当たり障り無いところとか、最大公約数ばかりじゃ表現はつまらない。

前向きとか元気が出るとかそういうのも大事だけど、こんちきしょーもおんどれこらもうおりゃーも、リスナーに嫌われることを気にせず開けっぴろげに楽曲に詰め込んじゃう人が私は好き。
もちろん、ただ汚い言葉叫べばいいってワケじゃないし、その昇華の方法は様々だけど。
そんなに人ってキレイキレイなものじゃないと思うし、そういうとこ隠さないほうが面白い。‘毒’っていうのかな?
あ、でもなかには本物の天使みたいな人がいて、そこまで完全に天使だったらキレイキレイもエッジが効いてくるからアリだな。滅多に居ないけど。

‘毒’を演出するのも違う。すぐ嘘がばれちゃう。

正直に、毒を出す。
その人、その人の本当の毒を。それが一番魅力的だと思う。

痛みの記憶

2012-02-12 08:00:00 | Weblog
何年前か忘れちゃったけど、ちょうど今ごろの季節、実家に帰省していた時のこと。
夜中に寒い部屋で独り、横座りして長時間読み物に夢中になっていて、ふと我に返って立ち上がろうとした時、左膝の内側に変な痛みを感じました。
なにがどうなっちゃのか、自分でもよく分からない痛みでした。
歩けないほどではなかったので、そのまま翌日東京に戻りましたが、次第に痛みが強くなり、ついに、歩けなくなってしまいました。
タクシーで近くの整形外科まで行き、診てもらって…抗生物質だったかなあ?薬を出されました。菌が入ったかなんかだったのかな。(記憶があやふや過ぎですが)
飲んだらすぐおさまりました。根本的な治癒だったかどうかは別にして。
今よりももっと身体や心がキツかった時の話です。

そして、数年が過ぎ、ヨガやらteateセラピーやら様々な素晴らしい学びがあり、今や小学生の頃よりも快適な身体と心になりました。
でも先日、あの時の左膝と全く同じところに全く同じ違和感を覚えたんです。
考えてみたら、毎年ちょうどこの時期にそんなことがあるような気が。。
原因不明、心当たりなし。
突然、「あれっ?」ってなって、1~2日ですーっと治まるんです。

身体にも記憶があると聞いたことがあります。
『痛みの記念日』という言葉も何処かで見たことがあります。
身体が痛みを思い出して、膝を傷めた日に毎年痛くなる…。
ちっとも不思議ではない!
身体の細胞ひとつひとつにも記憶があるんですよね。
身体だって脳だって、みんな同じ細胞だもの。

ヨガのクラスでよく言われることですが、左右対称にポーズを行った場合、最初に行った時の痛みを身体が覚えていて、反対側を行った時に脳が痛みを作り出してしまうそうです。
脳が作り出した痛みなのか、それとも本当に痛いのか?冷静に判断しなければなりません。

左膝は、私に何を伝えたかったんだろう?
痛みを思い出して、あの日の自分と再会したような気持ちになりました。
ありがとう、私の左膝くん。


~美味しいオマケ~

青山のカフェで食べたオムライス。私好みのトロトロ玉子ではなかったですが、黒胡椒が効いているのがすごくよかった☆
オムライスは昔から大好物で、食べ過ぎて太ったこともあるくらいです(笑)
『!!!』と思ったトッピングは、この黒胡椒と、駒沢のカフェの生クリーム。甘くない生クリームがオムに乗っていて、混ぜながら食べるのですが、ふわっとしてとても美味しかった。そもそも、狂信的クリーマーでもありますし。
最近無償に食べたくなるのは、『たいめいけん』のトマトケチャップオムライス。
やっぱり、トロトロがいいよ、玉子は!トロトロ!!


TVアニメ「ぬらりひょんの孫」エンディングテーマ&カップリング曲集 ほとんどの歌詞を提供しました♪

2012-02-12 00:58:11 | 歌詞提供
TVアニメ「ぬらりひょんの孫」「ぬらりひょんの孫~千年魔京~」エンディングテーマ&カップリング曲集
「Brilliant(ブリリアント)☆Message(メッセージ)」

歌:片手☆SIZE[家長カナ・雪女・花開院ゆら(CV:平野 綾、堀江由衣、前田 愛)]
2012年3月7日発売



現在「週刊少年ジャンプ」で大絶賛連載中の「ぬらりひょんの孫」(原作:椎橋寛、コミックス1~20巻発売中)。豪華声優陣を起用して話題になった「幻の中1ユニット」片手☆SIZE[家長カナ・雪女・花開院ゆら(CV:平野綾、堀江由衣、前田愛)]によるエンディング曲シングル収録の8曲に加え、アニメ第1期の最終話でのみ使用されたエンディングテーマ「Brilliant☆Message」を初CD化した、「全曲集」アルバムの発売です。

シリーズを通して歌詞を提供させて頂いたぬら孫。どの歌詞もとても楽しく書く事ができました。
年末、作曲者の津波さんにお会いした時に、「特に『Tiara à moi』が気に入っていて~」という話をして、お互いにそうだったのでびっくりでした!
ぬら孫シリーズで一番最後に書かれたこの曲。ディレクターさんからのリクエストが少なめだったこともあり、ずっと関わらせて頂いたぬら孫の色々な楽曲を想い返しながら、一番自由に制作した曲だったのでした。
アニメの内容からしても、女の子三人のユニットとは言え、男らしいというか、頼もしい感じの歌詞が多くなっていたのですが、せっかく可愛い女の子グループなのだから…ということで、この曲では片手☆SIZEの女の子らしさを表現しよう、と思って書きました。
実は作詞者と作曲者って、あまり顔を合わせる機会がなかったりするのですが(PCでのやり取りばかりで…)、津波さんとお話した時、思っていたことが同じだったので「やっぱりそうだよね~」って嬉しかったです。
しかし、改めて聴いてみても、凄い音楽的振れ幅のアルバム!
演奏もMIXもどの曲も制作チームこだわりの結晶。贅沢なアルバム。
偏見なしに、純粋に楽しんで聞いて頂けたら嬉しいです♪
どうぞごひいきに!!!

収録楽曲
01. 雷雷パレード
作詞:大塚利恵 作曲/編曲:悠木真一
02. Sparky☆Start (TVアニメ「ぬらりひょんの孫」エンディングテーマ1)
作詞:大塚利恵 作曲/編曲:津波幸平
03. Lime Night
作詞:南音 作曲:町田トシユキ 編曲:津波幸平
04. Symphonic☆Dream (TVアニメ「ぬらりひょんの孫」エンディングテーマ2)
作詞:大塚利恵 作曲/編曲:津波幸平
05. Brilliant☆Message (TVアニメ「ぬらりひょんの孫」第24話エンディングテーマ)
作詞:大塚利恵 作曲/編曲:津波幸平
06. TKGしか愛せない
作詞:大塚利恵 作曲/編曲:岩見直明
07. Orange Smile (TVアニメ「ぬらりひょんの孫~千年魔京~」エンディングテーマ1)
作詞:大塚利恵 作曲/編曲:津波幸平
08. Departure (TVアニメ「ぬらりひょんの孫~千年魔京~」エンディングテーマ2)
作詞:大塚利恵 作曲/編曲:津波幸平
09. Tiara à moi
作詞:大塚利恵 作曲/編曲:津波幸平

【品番】 PCCG.01236 / 【税込定価】 ¥2,850 / 【発売元】 ポニーキャニオン

「ぬらりひょんの孫」「ぬらりひょんの孫~千年魔京~」公式HP :http://www.nuramago.jp
公式Twitter:http://twitter.com/nura_gumi
©椎橋寛/集英社・奴良組  ©椎橋寛/集英社・奴良魔京

アンダーコントロール

2012-02-11 08:00:00 | Weblog
昨日は「アンダーコントロール」っていうドイツの原発解体ドキュメンタリー映画を観に行きました。
最終日だったので、寝不足で辛かったけど、どうしても観たかったので駆け込みで!
「人の為に」と希望に満ちあふれて原発の仕事に何十年も携わった人達…。チェルノブイリ後、反原発の機運が高まり、25年で8100億円かかったとされる高速増殖炉は、稼働前に計画中止に。
そして遊園地に再利用された原発の姿。とってもシュールだった。頭に焼き付いています。なんか、言葉が無い。

‘意見’‘主張’ではない、非常にクールでリアルな、徹底した本物のドキュメントでした。
今だからこそこういうものを観られてよかった。いろんなこと考えちゃいました。

先日「いわき市に洋上風力発電を!」というニュースをテレビで観て、ぜひがんばって実現して欲しい!と胸が熱くなりました。
チェルノブイリ、東海村、福島。
もうたくさんでしょう。

『われわれが進む道が正しいかどうか、神は前もって教えてはくれない。』(アインシュタイン)~アンダーコントロールのパンフレットより。
正しくないから、辛い‘お知らせ’がこうも起こるのでしょう。
私達は、その気になれば、言い訳せずに修正してゆけるはず。
本質はとってもシンプルなことなんだよな。

相棒☆

2012-02-10 08:00:00 | Weblog
最近の私の相棒たちをご紹介します。
お正月に京都で一目惚れして買った、UGGのムートンブーツ。裸足で履くのが一番おすすめ、とお店の人に言われました。とってもあったかくて履き心地抜群!重曹をお茶パックなどに入れて、靴の中に入れておくと脱臭効果があるのだとか。
かなり、人気があるブーツだったんですね、知らなかった。


こちらも京都の『まるん』というすごく可愛いお菓子屋さんで買った、可愛い飴たち。小さな飴の中にカラフルなこんぺいとうが混ざっています。
TVの前に並べて、駄菓子屋さん気分。夜中に小腹が減ったりした時に重宝してます。仕事の相棒☆ カラムーチョとオレオクッキーを小脇に抱えて徹夜で宿題をしていた音大時代よりは、だいぶ上品になりました。。


こちらは『立つナイフ』。お皿の端にバターナイフを引っ掛けておく必要がなくなる、とても便利なナイフ。
年末に美味しいジャムをいただいたり、お気に入りのスプレッドがあったりするので、最近はよくパンを食べています。朝食のお供。


震災の時、茨城の実家から、原発の非常事態時のことを考えて、東京の我が家経由で神奈川のお宅へ避難した、愛猫ぴあの。
やっぱり相当怖かったみたいで、ケージからなかなか出て来ませんでした。こんな表情を見たのは赤ちゃんの時以来だったなあ。


逗子の、プロデューサー鎌田雅人さん宅で、お世話になっております。本当に、ありがとう、かまちん。他の3匹のにゃんこたちを踏んづけて歩いたりするそうで、大変申し訳ない。(ヤキモチ焼きなのです…)
ぴあのはもう12歳になります。ずっと私に愛について教えてくれている、いとおしい存在。会えば「ありがとう」と言わずにいられません。

昔、私が小さなガーベラの鉢植えを飾った時、帰宅すると花が無くなって茎から下だけの無惨な姿になっていたことがありました。ふとぴあのを見ると、口の端からオレンジの花びらが…。(ゴキの足が出ていた時ほどのショックはありませんでしたが…)
その時はこらーっ!と怒ってしまいましたが、ぴあのが「なんで怒ってんの?」っていう感じできょとんとしていたので、きちんと説明することにしました。
「私が花を買って来た時はね、食べちゃダメなの。綺麗な花を飾って眺めるんだからね。」
で、次から花を買って来た時は、毎回その花を指差しながら、「この子を食べちゃダメ。そしたら私泣くからね。」
新しいクッションを買った時も「これはがりがりしちゃダメ。がりがりはこっちでしてね。」
「ぴあの。聴いてくれてありがとう!よろしくね。」
すると、「ふーん、わかった。」みたいな目をするんですよね。
誠心誠意を込めて伝えれば分かってくれる、と信じて言い聞かせると、本当に伝わった気がしました。
実際、その後ぴあのは花を食べなくなりました。(ネコ草は、Goサインを出すと鉢をひっくり返して貪り食べてましたが)
もちろん、イタズラが無くなった訳ではないけれど、イタズラをするときは意図的にやっている感じで、こっちに何かを伝えているんだなあと思えました。
ぴあのに教わったことは数知れず。
ぴあの、早くまた一緒に暮らせるように、がんばるからね。


こころのケア

2012-02-09 08:00:00 | 地震
茨城の冬といえば、私の地元北茨城市では何と言っても‘あんこう鍋’ですが、こちらは超おすすめな冬の茨城名物のひとつ、干し芋!

見かけはアレですが、めちゃくちゃ美味しいです。この冬は、FMひたちのリスナーさんからも東海村の親戚からもいただいて、ほくほくです☆
スライスしていない‘丸干し’と言われる干し芋は、しっとりしていてスウィートポテトのよう!自然な甘みがたまりません。食物繊維もたっぷり、からだに優しいおやつです。(私は主食にしてるけど笑)
茨城の干し芋は本当に絶品☆ 友人にお裾分けすると、美味しくてびっくりされます。干し芋に対するイメージが変わるみたい。食べたことのない方はぜひ、試してみて下さいね!

『きたいばらき震災記』、茨城放送さんでも紹介されたようですね。そして今週中に地デジNHKでも紹介されるとか。
知って頂く機会が増えるのは、本当に嬉しいことです。引き続き、みなさまどうぞ宜しくお願いします!

TVを観ていたら、被災した東北の子供達の心のケアについて、海外の専門家の公演の様子を放送していました。一年経っても、そう簡単に傷は癒えない。やはり、子供達が話をする機会を大人が上手に作ってあげること…と言っていました。
本当にそうだなと思います。
「話す」=「出す」こと。
人生はすべて呼吸に例えられるかも知れません。吸って、吐く。吐いて、吸う。つまり、入れて、出す。出して、入れる。
おぎゃーっと吐いて生まれるワケだから、出すほうが先ですね。

7歳くらいまでに受けたショックは、脳の中枢に刻み込まれると聞いたことがあります。(本当なのか分かりませんが、本当な気がします。)
それは、無くそうと思っても無くならない。でも薄めることはできる。
その方法は、やはり「出す」こと。信頼できる人に、沢山お話すること。心のデトックスですね。
身体も心も、代謝を上げるようにして、溜め込まないことが大事。子供達にはリラックスして自然に「出せる」環境が必要ですね…。

大震災で被災した子供達に比べたら微々たるものですが、私も小さい頃のショックな出来事って、いまだに夢に出て来て苦しくなることがあります。調子が悪い時は、日中もずっとそのことが頭に浮かんで来てしまったり。
でも、積極的に話を聞いてもらうようにすると、不思議と楽になり、なーんだ、全然大丈夫だって思えます。

いっぱい、心にも呼吸させないと。
めいっぱい呼吸できるように、余計な力を抜いて、身体も心もゆるゆる緩めておかないと。

子供達の傷が癒えてゆきますように…。