彩彩日記 作詞家/シンガーソングライター 大塚利恵のブログ

※こちらは旧ブログです。
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【イスラエル・パレスチナ旅行記7】ナザレ、ティベリア、ガリラヤの1Dayバスツアー

2019-11-26 17:43:39 | 
★★★だんなと二人での自由旅行。エルサレム在住の内藤さん宅に数泊させていただきつつ、イスラエル・パレスチナを旅した12日間の記録です。★★★

2019年10月30日(水)-1

「get your guide」というサイトで見つけた「テルアビブからのナザレ、ティベリア、ガリラヤの日帰り旅行」へ。北部聖地巡礼ツアーといった感じ。
英語ガイドの1dayツアーで、1人10000円ちょっと(食事別)。
ティベリア方面は自分たちで移動するのは大変そうだったし、時間もかかりそうだったのでツアーにしてみました。
get your guideは日本語ガイドはないみたいだけど、他のサイトに比べツアーの種類が多く、マニアックな場所に行くツアーもあって、料金も全体にお手頃。
駆け足観光だけどバスで移動できるだけでもラクだし、ものすごく多国籍なメンバーで、英語が分からなくても楽しめると思います。

実際、バスの中はまるで小さな地球。全大陸から来てるんじゃないかってくらい。
ガイドさんは国や都市の名前で私たちを呼んでいました。
「後ろのカリフォルニアさんとロンドンちゃん、ちょっと説明するからお静かに!」って感じで。

この日はテルアビブで自転車の大きなレースがあり、封鎖されている道があって混雑していたそうで、バスは30分以上遅れて到着。
待っている間にオールドヤッファのホテルの可愛いベーカリー(Milk Bakery)でコーヒーとペストリーを買うことができました。パンはここが一番美味しかった!

ツアーの内容は
■ナザレ(受胎告知教会、聖ヨセフ教会)
■車窓からカナやメギド(ハルマゲドン)、マグダラなどをちら見
■ガリラヤ湖畔(パンの奇蹟の教会、カペナウム、湖畔のレストランでランチ)
■ヤルデニット(ヨルダン川の洗礼ポイントで洗礼している人たちを見学)


私はキリスト教徒ではないですが、幼稚園がカトリック、中学校がプロテスタントで、多少キリスト教や聖書には馴染みはあったので、「ここがナザレか!」とミーハー的にワクワクしました。でも、決して観光地としては派手ではありません。
やっぱり巡礼という言葉の方が似合う場所。
キリスト教徒の人、キリスト教文化圏の人は相当ぐっとくるでしょうね。

行くまで知らなかったのですが、イスラエル/パレスチナには世界遺産も多く、名所は観光客でどこも混み合っていました。
イスラエルが観光地だ(リゾートだってある)ってイメージは、日本ではあまり無いですよね。

1Dayツアーで特に印象に残ったのは、ナザレの受胎告知教会に飾られている長谷川路可の「華の聖母子」。

街も美しく、美食の街だそうなので、今度ゆっくり滞在してみたい。

それと、ヤルデニットで見学したバプテストの洗礼(浸礼)。イエスがヨハネから洗礼を受けたのと同じように、全身をヨルダン川に浸す姿、祝福して盛り上がるグループが沢山見られました。
【ヤルデニット 洗礼を受けている人】


イスラエルでの移動はゴツゴツした茶色い景色が多かったけど、ゴラン高原とガリラヤ湖を間近に見ながらのドライブは壮観でした。
これがあのゴラン高原!この向こうはシリアなのか〜と。


帰り道、ほとんどの人が寝ている静かなバスの窓から、夕暮れに染まる無機質な景色を眺めていると、時空を超えてしまったような不思議な気分になりました。

つづく。

映画『イエスタデイ』

2019-11-15 23:53:11 | Weblog
以前から注目していたダニー・ボイルのこの映画。
やっと観れました!
最高に良かった〜!

もう、どこを話してもネタバレになりそうで話せないけど、
「パラレルワールド」が鍵になるとだけ言っておきたい。

もしビートルズがなかったら?
そういう世界が存在したなら?

あと、エド・シーラン(本人役)が最高だったし美味しすぎた。

ビートルズファンじゃなくても全然楽しめますよ。
必見!

https://yesterdaymovie.jp/?fbclid=IwAR0sc9cU8cCEZuF0lFNzQlNmg3fZBdGuSQkYsLOgifDPLoIV5vEXhIP80q4


【イスラエル・パレスチナ旅行記6】Old Jaffaの素敵な夜★

2019-11-15 21:58:16 | 
★★★だんなと二人での自由旅行。エルサレム在住の内藤さん宅に数泊させていただきつつ、イスラエル・パレスチナを旅した12日間の記録です。★★★

2019年10月29日(火)-4

夜、内藤さん宅を発ち、急行電車でエルサレムからテルアビブのBen Gurion Airport駅へ。
そこで乗り換えて一駅の、Tel Aviv Ha'Hagana駅で下車。
GoogleMapでは時間のかかるバスのルートしか出てこなかったのですが、内藤さんのアドバイスでハガナー駅まで行って、そこからタクシーで宿へ向かうことに。

乗り換えのとき、まごまごしていたら現地の方が助けてくれました。
そしてハガナー駅で降りる時も、イギリスからの旅行者の女性に「ここはハガナーで合ってる?」と聞くと、
「Hope so!笑」
彼女も確信が持てぬまま降りたみたい。
みんなそんな感じで旅してるんだなと、ほっとしました。

英語表記がたまたまなかったりすると、ヘブライ語は全く見当が付かないから(^_^;)
最近は日本でも英語表記が増えてきたけど、日本語表記に戸惑いながら旅している旅行者の気持ちがすごくわかった気がしました。

イスラエルでは空港だけでなくローカルな駅でも、セキュリティチェックがしっかりありました。
アトランダムに声をかけられていたり。徹底してますね。


この日の宿はテルアビブの南の方の海沿い、Old Jaffa(ヤッファ)という街。
古さを活かしたセンスの良いホステルの個室に2泊。
屋上の素敵なテラスを自由に使えて、すごく親切で居心地の良い宿でした。


夜遅かったので、昼間マーケットで買ったチーズたちと、イスラエルの赤ワインで軽めの夕食。
ネゲブ砂漠の方のドライワイン、イスラエルの中でも産地としては珍しいみたいです。個性的な風味でした。
宿の周りにはオープンテラスの飲食店が多く、夜更けまで賑やかな音が聞こえてきました。覗いてみたかったけど、翌日も早かったのでがまん。



■数日前のニュース
「イスラエル軍がガザ空爆、武装組織「イスラム聖戦」の司令官殺害」
https://www.cnn.co.jp/world/35145306.html
テルアビブ中南部では警報が鳴り、学校や会社が休みになったようです。私たちも時期がずれていたらテルアビブ観光はできなかったかも。
組閣に失敗したネタニヤフ現首相は、今後連立に入れなければ汚職疑惑で起訴・収監される可能性があるとのこと。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019102201001363.html
組閣の権利を持つガンツ氏がアラブ政党と組む動きがあったそうなので、今回の司令官殺害に対するガザからの報復攻撃を利用して反アラブ世論を煽ろうとした、つまり自分を守るためにこのタイミングだったのでは、という見方は否定できないように思えます。
でもそんなあからさまな??とも思ってしまう。
イスラエル市民の皆さんはどう見ているんでしょう。
複雑なこの地域の問題。。
実際訪れてみてさらに、先入観で見てはいけないし、もっと勉強しなきゃと思いました。
例えば、武装勢力=怖いというイメージだけじゃなく、なぜ武装抵抗することになったのかってことを少し知るだけでも見方が変わる。
遠くからでも、できるだけフラットな視点で関心を持つことが小さな助けになると信じたいです。

■「パレスチナで今起きていることは、世界の縮図です」
 “人権野郎”が見たその現状とは
https://kokocara.pal-system.co.jp/…/palestine-saul-takahas…/
記事からの抜粋『日本の大学生にパレスチナ問題について話すときは、最初に「どんなイメージを持っているか」を聞くようにしています。そうすると、「戦争」とか「武力衝突」といった言葉が出てくる。それらの言葉には、お互いが対等な感じがありますが、実際はそうではない。まずパレスチナがイスラエル軍の占領下にあることを理解してほしいと伝えています。
パレスチナ人がユダヤ人を殺傷する事件もありますが、報道ではその出来事だけが切り取られてしまう。もちろん民間人を殺傷するのはあってはならないことですが、なぜそこまで追い詰められているのか、その背景が表に出てこないと誤解を生みます。』

つづく。

【イスラエル・パレスチナ旅行記5】イスラエル人は関西人よりせっかち

2019-11-15 02:30:58 | 
★★★だんなと二人での自由旅行。エルサレム在住の内藤さん宅に数泊させていただきつつ、イスラエル・パレスチナを旅した12日間の記録です。★★★

2019年10月29日(火)-3

ランチに食べたのは定番のファーストフードの、ピタパンサンド。フライドポテトも入って、すごいボリューム。肉は下の方に沈んで見えません。
イスラエルのサブウェイみたいな感じ?
ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)も食べて、かなり満腹になりました。



ところで、イスラエル人はとてもせっかちなのが意外でした。
車のクラクションはあちこちでずーっと鳴りまくってるし、煽り運転当たり前なのだとか!
大阪よりせっかちだと思う。
電車やバスはほぼ時刻通り。
トラムで、例の券売機が壊れててみんなでどうにかしようとしてるところの写真も貼っておきます。せっかちなんだから、ちゃんと直しておいたらいいのにw



夕方はヤド・ヴァシェム(ホロコースト博物館)へ。夕暮れの写真です。
普通に幸せに生きていた人たちの日常が、残酷に奪われる理不尽さ。言葉を失います。

【イスラエル・パレスチナ旅行記4】岩のドーム

2019-11-15 02:24:00 | 
★★★だんなと二人での自由旅行。エルサレム在住の内藤さん宅に数泊させていただきつつ、イスラエル・パレスチナを旅した12日間の記録です。★★★

2019年10月29日(火)-2

エルサレム旧市街は城壁に囲まれ、ムスリム、キリスト教徒、ユダヤ教徒、アルメニア人の4地区に分かれています。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地がギュッと集まった、すごい場所。
嘆きの壁のすぐそばには、イスラム教の聖地、岩のドームとアル=アクサー・モスクが。
金色に輝く岩のドームは、エルサレムで一番目立つ存在。
礼拝が始まる時間になると、「早く出て!」とそのエリアから出るよう追い立てられました。
一方、逆にそちらへ向かっていく超正統派ユダヤの人と、それを取り囲む兵士が数名。
岩のドームやモスクへの階段は上がらなかったようですが、挑発行為?
日常的にあるんでしょうか、大ごとにはなってなかったみたい。


さて、旧市街を出まして、新市街のお店だったかな?渡辺直美さんにしか見えない人形があったよ、という軽い話題を挟みつつ、、


マーケットで夕飯の買い出しをしました。


女優さんみたいな可愛い女の子がチーズを売るお店。あまり見かけない人種だったけど、どこのルーツの方だったのかなあ。
チーズ愛がすごくて、
「待ってて、もっとCrazyなのを出してくるから!」と、次々試食させてくれました。
どれもとっても美味しくて、チーズ、パン、定番のオリーブやアーティチョークの惣菜を一気に購入。



マーケットを歩いてるだけでも情緒があってとても楽しかった。
案内してくれた内藤さんに感謝です!
まだまだ続く、長い一日。。

【イスラエル・パレスチナ旅行記3】嘆きの壁

2019-11-15 01:43:25 | 
★★★だんなと二人での自由旅行。エルサレム在住の内藤さん宅に数泊させていただきつつ、イスラエル・パレスチナを旅した12日間の記録です。★★★

2019年10月29日(火)

ここからは、一日を何回かに分けないと書ききれなそう。

まずはエルサレムの定番、嘆きの壁。
ユダヤ人の聖地。(ざっくりですんません)
男女でエリアが分かれています。
壁のエリアに入るには、セキュリティチェックが。そして銃を持った兵士があちこちで待機、警備していました。ピリピリした雰囲気はなかったですが。


男性側で成人式が行われていると、女性の家族親戚友達が、仕切りの上から覗いて祝福します。
ヒューっと声をあげたり、キャンディ?を投げ入れ合ったりもしてました。
ここはすごいエネルギーというか、念を感じました。




猫ちゃんは関係なく、ここでも優雅に闊歩。


そして、旧市街の独特な雰囲気と、いかにも観光地っぽいTシャツ屋さん(一件しかないのかと思ったら結構たくさんあった。)の様子を動画でどうぞ。




キッパやお土産もののほか、むき出しでパンや不思議なお菓子も売っていました。
ラク〜な感じで店番してる人が多かったです。


つづく。

【イスラエル・パレスチナ旅行記2】ようやくイスラエル入りの巻

2019-11-11 23:09:25 | 
★★★だんなと二人での自由旅行。エルサレム在住の内藤さん宅に数泊させていただきつつ、イスラエル・パレスチナを旅した12日間の記録です。★★★

2019年10月28日(月)

エル・アル航空でワルシャワ→テルアビブへ。

ショパン国際空港でチェックイン場所が見つからず、荷物を持ってウロウロしていると、保安官っぽい女性に「テルアビブ(に行くの)?」と声をかけられました。

そこは、多数の銃を持った警備員(兵士?)と警察犬(麻薬探知犬?)が取り囲んでいた一角。
1組1組、行き先を確かめてからロープを開けて中へ誘導していました。
うわっ、ここか、、と憂鬱になりつつ、そのまま質問三昧に。
なぜイスラエルに行くのか。
荷物は全部自分で入れたか。
誰かに何か渡されたりしなかったか。
など、お決まりのやつ。
夫婦である証明を求められたのですが、例の住民票しかなくて。
日本語だけどいいですかね、、とことわりつつ、それを見せました。
「これは‘妻’って意味で、、」などいちいち訳して伝えたところ、保安官は紙を持ってどこかへ。

しばらくして彼女が戻ってきて、無事荷物検査へ進めたのですが、預けるスーツケースも手荷物も、全オープン!
せっかく綺麗に詰めたのに、全開けです。
シャンプーなどの液体は全て別室に持っていかれて検査。内藤さんファミリーに持ってきたお土産のレトルト類も、全部です。

やっと液体類が戻ってきて詰め直し終わると、
「持ってきたものは全部ある?間違いない?」
と聞かれます。
カレー何パック持ってきたか、パンツ何枚持ってきたかまでいちいち把握してないし、疲れたので投げやりに
「はーい。」と答えた私の横で、
「多分。」とだんな。
「What⁈どっちなの?はっきりして!」と怒る保安官。
「だって、わからへんもん、そんなー」とだんな(正直)。
なんとかYesと答えさせ、脱出。

10:15ワルシャワ発→14:50テルアビブ着

予想通りクールなエル・アルの添乗員さんたち。なぜその色を選んだ?という接客業には不向きな紫の口紅。(茨城、福島の人はわかると思うけど、ぶんず色ってやつ)
来年から初の日本〜テルアビブ直行便が飛ぶそうですが、「でもエル・アルか〜、う〜ん、、」と思っている人が多いのだとか。
悪口ばかりになっちゃってすんません。
それだけ、安全に気を配ってるってことでしょう。


とりあえず、無事イスラエルはテルアビブに着きました!
空港ですでに沢山の超正統派ユダヤの人たちを見かけ、その数の多さにびっくり。
超正統派はもっと少数なのかなと勝手に思ってたので。みなさんどこに旅行してたのかな。元々ご先祖が住んでいた国でしょうか。


急行電車とトラムで、エルサレムの内藤さん宅へ。
急行だと、テルアビブからエルサレムまで20分くらい。わりと新しいらしく、電車の情報がGoogleMapに出てこない。結局、ネット上で私は見つけられませんでした。
トラムは、乗ってすぐに切符をガチャンって機械に入れなきゃならないんだけど、これを忘れるとしょっちゅう見回りがきて、容赦なく罰金だそう。
私たちも滞在中何度か切符をチェックされました。
ポーランドもそうみたい。ヨーロッパでこのシステムが多いんですかね。なんかハラハラしてやだわあ。

あと、トラムの切符の販売機がポンコツ率高し。
各駅一つしかないので、モタモタしてるとあっという間に行列ができプレッシャーを感じます。
クレジットも使えるけど、認識されないことが多くて、いろいろ試してやっとコツをつかみました。入れた瞬間、ぎゅーって押しこむんです、カードを。それから取り出すと、しばらくして認識されます。それでもダメなら壊れてる可能性大。
反対ホームの券売機で買ったこともありました。どこで買っても切符が同じということを、教えてもらったので助かりました。
ハイテクとローテクが極端に入り交ざった国。。


内藤さん宅で一息つかせてもらってから、新市街の「ユーカリプトゥス」というレストランへ。
同じく内藤さんの知り合いで、日本からの旅終盤を迎えていたステキな母娘さんと合流。
情報交換しながらおしゃれな料理を楽しみました。
ここは、イスラエルでは貴重な創作料理だそう。
そしてイスラエルはビールがうまい!Gold Starは定番です。


イスラエルは物価が高く、食費は日本の1.2〜1.5倍のイメージでした。
「ユーカリプトゥス」は、エルサレムでちょっといいもの食べたい!って時には良いと思います。雰囲気もいいし。賑やかでおしゃれな新市街の一角にあります。
街全体そうですが、新市街のモールも石造りで、ワイキキとか、リゾートのいい店が並んだあたりを思い起こさせました。

エルサレムをはじめ、イスラエルには猫が多い印象。
レストランでも人懐こい猫ちゃんがテーブルにやってきました。


タヒーニ(ねりごまペースト)、フムス(ひよこ豆ペースト)はこの日から毎日のように食べましたが、美味しいし飽きないし、とても気に入りました。
食物繊維が多いせいか、旅行中なりがちな便秘にも全くならず。


旅行記、まだまだ導入なのに長くなっちゃってますが、よかったら引き続きお付き合いください。
行く前に色々調べていた時、エリア情報が少なく、どなたかが書いたブログがとてもありがたかったので、お礼の意味もこめて。
これからイスラエル方面に行く方の一助になればと思います。
治安も基本的には良い感じなので、情勢は調べた方がいいと思うけど、観光地に行く分には拍子抜けするくらいだと思いますよ。

つづく。

【イスラエル・パレスチナ旅行記1】トランジットでポーランド観光

2019-11-11 18:02:16 | 
★★★だんなと二人での自由旅行。エルサレム在住の内藤さん宅に数泊させていただきつつ、イスラエル・パレスチナを旅した12日間の記録です。★★★

まずはトランジットで一泊したポーランド・ワルシャワまでの話。

2019年10月27日(日)出発。

エクスペディアで取ったLOTポーランド航空の便。
いきなりだんながやらかしてくれまして。

韓国籍なので在留カードっていうものを持っていなきゃならないんですけど、
「余計な貴重品は置いて来てね。IDだけは持ってね。」
と言った私の言葉の前半だけ聞いていたらしく、カードを家に置いてきていました。。

意外とこれがネックで、いちいち止められるし、「見なし出国」(何かあった時には知らんよ、って感じのやつ)になるし。
うちは国際結婚で戸籍上夫婦別姓なので、ネットで旅行保険に入れず(同性じゃないとダメだった)、空港で入ろうと、夫婦証明のためにたまたま持っていた住民票が、あちこちで役立つことになったのでした。これが日本出国後も!

住民票がたまたま家にあったからよかったけど、もしなかったら、どうなっていたことか。。


さて、ポーランド航空ですが、賛否両論あるようだけど、いたって普通でした。
日本の航空会社に比べたら、そりゃ愛想も挨拶もあまりないけど。
機内食美味しかったし、過剰なサービスを求めなければ問題なしでしたよ。

無事ワルシャワに着きましたが、ここでまた一つ不安なことが。
エクスペディアでは、確実にポーランド航空で予約したのに、乗り継ぎ便が「エル・アル航空にお問い合わせ下さい」って表示され、ポーランド航空のサイトからチェックインできない。

エル・アル、、
それは、イスラエルの超セキュリティが厳しくてみんなが避ける航空会社(゚∀゚)
私そんなとこ予約してないわよ、、
と思いつつ、ワルシャワのポーランド航空カウンターで聞いてみたところ、
「ん⁇エル・アルとのシェア便になってるって?
おいおい、シェアじゃないよ、それ完全なエル・アル運行便だよ、俺ら知らねーワッハッハ。」
って言われた。。
だってポーランド航空って書いてあったのに涙。
なんなんだ、いったい。

結局、ポーランド航空は36時間前〜チェックインだけど、エル・アルは24時間前からで、ワルシャワにて無事サイトからチェックインできたのだけど。
なんか、モヤモヤしたぞ。

そんなわけで成田では乗り継ぎ便のチェックインが済んでなかったので、ワルシャワで一度荷物を全部回収しました。
空港の真ん前のホテルを取ったから、ラクチンだったけど。
なのだけど、ワルシャワからテルアビブ行きに乗るとき、エル・アルの大変さを思い知ることになるのでした。この話はまた後で。


その前に、ワルシャワとても良かったです!
エル・アルの件の問い合わせ等で、観光の時間が減ってしまったけど、とりあえず第1目標のショパン博物館を堪能しました。とっても洗練された、ステキな博物館です。


ワルシャワって、空港にもショパンの名前が付いてるし、兎にも角にもショパンショパン。
私にとってもショパン、そしてワルシャワは思い入れがあり、訪れてみたかった場所。


また長い話になっちゃうのだけど。
私が中2の時、大好きだったピアノの先生が亡くなってしまいました。34歳でした。
りかこ先生は私の地元の近く、いわき市の出身で、ワルシャワ音楽院で学び、ショパン国際ピアノコンクールでディプロマを受賞した人。
音楽院で出会ったブルガリア人の作曲家・指揮者 ボイコ・ストヤーノフ先生と結婚して、ワルシャワに永住するつもりだったそうですが、いわきの産婦人科開業医だったお父様が亡くなり、急遽いわきに戻られました。病院跡でボイコ先生と音楽教室を開き、そこで私は生徒として学んだのです。
ちなみにその病院は、私と妹弟が生まれた病院でした。自分たちが生まれた部屋でソルフェージュ、受付があった部屋でピアノを習ってたんです。

ショパン博物館のすぐ隣にはワルシャワ音楽院があり、入り口で記念撮影しました。


りかこ先生は40年近く前にここに一人で降り立ったんだな。ご両親も、何も助けることができなかった、ポーランド語も何もかも、ひとりでがんばったって言ってたな。
そこに立つだけで、こみ上げるものがありました。
音楽院の練習室からは、生徒さんたちのピアノの音が♪ずっとそこで聴いて居たい気持ちでした。


ワルシャワ音楽院でりかこ先生とボイコ先生を引き合わせたのは、ショパン研究の第一人者 ヤン・エキエル教授。
エキエル版のショパンの楽譜、ピアノを弾く方ならきっと持ってるんじゃないでしょうか。
ショパン国際ピアノコンクール審査員長、ワルシャワ音楽院教授だった方です。
私が小5のとき来日して、いわきにもいらっしゃいました。記念して、音楽教室主催のコンサートが開かれました。

私はポーランドの「悲しみのポロネーズ」という渋い曲を弾いて、他は私より上手い子ばかりだったけど、夜りかこ先生から電話があって。
エキエル教授が「あれはまさにポーランドのリズムだった。よかったよ。」と褒めてくださったと。何度も電話をもらいました。
ちゃんと留学して勉強しなさいとも言ってもらった気がするけど、そんな想像はできなくて、そこまでクラシックにも入れ込めなくて、でもすごく自信がついて、エキエル教授にいつか会いに行くのが夢になりました。

ネットで調べたら、2014年に100歳で他界。
残念ながら会うことは叶わなかったけど。
ワルシャワ経由にして良かったと。
なんか、もう、旅行記じゃないなこれ。すんません。


そんな思いで、夜のワルシャワ旧市街へ。
世界遺産です。
ナチスに徹底的に破壊されて、そこから、住民の記憶や絵を元に、ひびの一つに至るまで再建されたという、意味深い世界遺産。
ザピエツェクという老舗ポーランド料理店に行こうとしたら、すぐ見つかったので迷いなく入ると、同じ名前のチェーン店だったらしくw
軽く食べてホンモノに移動しました。
ワルシャワに行く予定の方は気をつけてね!
水餃子みたいな名物を食べて、風邪気味だったのでホットワインで体をあたため、すっかり元気に。寒い国の飲み物はスパイシーで、薬みたいに効く。



ワルシャワの治安はすこぶるよかったです。
日本でUverのアプリを入れて言ったのが大正解でした。ポーランドは英語が通じない人も多いのだけど、Uverならタクシーで行き先もクレジットも登録できて安心。評価にかかわることもあり、いい運転手ばかりだったし、ボラれる心配もないし。
そしてポーランドは物価が安く、タクシーも激安。
またゆっくり行きたいです。

つづく。

『終わりのない』観劇

2019-11-09 14:32:01 | よりよい世界のために
『終わりのない』

なぜ私たちは生まれるの?
なぜ報われない人生を生きるの?
っていうか、なんで目が二つあったりこの体でここで生きてることが当たり前に思えてるの?
納得いくまでその答えを求めたことがある?
慣れじゃなくて、常識とかじゃなくて。

この作品はこれから映画化やらなんやらガンガン広まって、大げさでなく世界を変える。
地球を救うかも。
とか言うと、
「よっぽどよかったんだね、わかったわかった」
って笑われるかな。
スルーされるかな。
でもこれはきっと、そういう気持ちに対しての作品だし、同時に「どうせ、、」と思ってしまう側の気持ちへの作品でもある。

イキウメの舞台は、前川さんの本は、今までも全部凄いを超えて凄かったけど、今回はなんていうか、アセンション⁈
今までは受信側によっては届かなかったかも知れないけど、今回は届かないワケがないレベル。
真実を剥き出しで突きつけられます。
しかも、面白い。
死ぬほど面白いから、みんなに観てほしい。
大丈夫、ドラえもんくらいわかりやすいし。
行ける人はなんとか観てね!

こんな感想、下手くそなのに書かないほうがいいかなと言う気持ちがやっぱりある。
けど、書こうと思う。
「どうせわたしなんて」
と思ってしまうたびに、この作品のことを思い出すだろうな。弱いけど、ひとりで立ち上がって歩き出すんだろうな。
とってもとっても、救われた気分です。

イスラエルとパレスチナで、世界の広さと複雑さを目の当たりにして帰ったタイミングでの観劇。これが旅の終着点だったんだと腑に落ちました。素晴らしすぎる。



■イスラエル マサダの要塞


イスラエル・パレスチナを旅してきました。

2019-11-09 13:49:19 | 
いつもラジオ聞いてくれてるみなさん、お知らせしそびれててほんとにごめんなさい!
今月のFMひたち「Music of Dreams!」はKATSUMIさんと担当日程を代わっていただき、私は11/17(日)に生放送担当します。
よろしくお願いします♪

お休みをいただき、12日間のイスラエル /パレスチナ旅行に行っていました。
(トランジットでポーランド(ワルシャワ)プチ観光も)
ツアーじゃなくて個人旅行で、自分で色々調べてアレンジしましたが、エルサレム在住の内藤さんにアドバイスをいただき、何泊か泊めていただいて、おかげで安心して充実した旅をすることができました。大感謝です。
この旅を決めた大きな理由の一つが、ご夫婦ともにJicaで、奥様のパレスチナ赴任に伴いエルサレムでスーパー主夫になった内藤さんが居たから。
内藤さんのブログ:https://torutoru.hateblo.jp

日本で旅に行くことを言うと、ほとんどの人に治安の心配をされましたが、体感としては、
「おいおい、日本より治安良いのでは、、、」という感じ。
もちろん、有事の時は別でしょうけど。

いろんな意味で世界の縮図のような場所。
沢山考えること、感じることがありました。
死海のリゾートとかも良かったけどね。

本当に貴重な体験だったので、ゆっくりブログにアップしていきたいと思っています。ご覧いただけたら嬉しいです。
特にパレスチナは、もっと日本の友達にも訪れてみて欲しいです。
バンクシーのWalled off hotelのツアーで、難民キャンプにも入ることができました。イメージ変わりますよ。

あ、イスラエルはクラヴマガの国だけど、中東の容赦ない日差しの中歩きまわるだけで精一杯で、特にトレーニングはしませんでした笑。
団体ツアーと迷ったけど、個人旅行で行ってよかった。
世界は広いなーと思いました。

もっと知りたい、もっと旅したいという気持ちになりました。
あと、イスラエルのビールうまい。

■イスラエル 嘆きの壁


■パレスチナ Local Walking Tour


■Walled off hotel 分断の壁にアートを描くWS




歌詞提供♪TVアニメ ACTORS キャラクターソング

2019-11-09 13:35:16 | 歌詞提供
TVアニメ ACTORS -Songs Connection- キャラクターソング Vol.3 光司陽太(CV.保志総一朗)
2019年11月6日リリース PONYCANYON (QWCE-761)

01.太陽のSmile/光司 陽太
作詞:大塚利恵 作曲:藤井万利子 
Arrangement&All Programming&Bass:津波幸平
Guitar:曽根 巧
Vo Rec & MIX :中村 創(STUDIO HIPPO)


https://actors-anime.jp

https://twitter.com/ACTORS_info/status/1187667163806519297


作曲家のまりPこと藤井万利子さんとの共作は、春奈るなさん「桃色タイフーン」に続き2作目のリリース。
明るく突き抜けた気持ち良い一曲です。
サビの「屋上〜の風♪」のところが、まりPと私のお気に入りポイントです。
ぜひぜひご贔屓に!