彩彩日記 作詞家/シンガーソングライター 大塚利恵のブログ

※こちらは旧ブログです。
新ブログ https://ameblo.jp/rieotsuka-officialblog/

誰も責めてはいけない。

2017-11-26 15:50:06 | Yoga
「インドの叡智」の著者・成瀬貴良先生の座学クラスに、週一回通っています。
著書の解説+αな講義を、多分3クール目、何年ぶりかで。

前回の講義は「グルについて」。

成瀬先生が大事に保管していらっしゃる62年のヨガ雑誌「人間回復」を見せて下さって、沖先生の記事が読みたかったので、写真撮ってもいいですか?と伺うと、「貸しますよ〜」と、なんと快く貸してくださいました。うおお。


沖正弘先生 昭和36年11月14日日本ヨガ協会での講話より。
『ヨガというものは何か、といいますと、これは修行法の総称なのです。
どういう方法でもよいから、解脱というものを目標として修行しておれば、これをヨガといいます。
ですからヨガという固定したものはないのです。』


簡潔で分かりやすく、今読むとなんかグッとくる。
折り目一つない貴重な雑誌。緊張して触れるのも怖いくらいだけど、恐る恐るページをめくっています。


佐保田鶴治先生が経典の翻訳をした理由は、これから先、偽物のヨガの先生がたくさん出てくることになるだろうから、大元の経典を訳しておくのだ、ということだったそうです。ヨガブームを予測していたと。(誤解なくヨガが伝わってゆくようにって感じでしょうか)
「そしてその通りになってますね〜」と、優しい口調でズビシッと成瀬先生。


私が生まれた頃(76年)、先生がシヴァナンダアシュラムでスワミ・サティアナンダや藤田鳳子先生と撮った写真を見せていただいたりもしました。
サティアナンダの講話が紹介され、その中に

「近頃、あなたがたに言いたいことがある。
誰も責めてはいけない。
その人の良いところを発見できないなら、黙っていなさい。」


というようなお話がありました。
「誰も責めてはいけない」って、震災の時、いろいろあった中で、私がこれから自分に言い聞かせて生きていこうと心に決めたことだった!
前にもこの話を聞いていて、震災の時実感を伴って思い出したのか、真理は深いところで結びついてるってことなのか、わからないけど。ほんと大事なことなんだなーと改めて思いました。


時々、ヨガの森全体を見渡すことを大事にしたいと思います。

歌詞提供♪ASCA 1st single CW「最低な朝と名付けたのは」

2017-11-22 13:08:11 | 歌詞提供
ASCA
1st Single「KOE」
(TVアニメ「Fate/Apocrypha」2ndクール エンディングテーマ)
11月12日フル先行配信
11月22日CD発売

◆ASCA×写真家・新保勇樹とコラボレーションして制作された「最低な朝と名付けたのは」のミュージックビデオが公開されています。
とても素敵なMVですので、ぜひご覧ください!

コチラ

◆歌詞はコチラ

◆ASCAさんHPに、私も作詞者としてコメントを書かせていただきました。
コチラ

鮮烈な、ASCAさんのデビューシングル。
ぜひ聞いてみてくださいね♪

○初回生産限定盤<CD+DVD (「KOE」Music Video+他)> ¥1600+税 VVCL-1123-24

○通常盤<CD> ¥1200+税 VVCL-1125

○期間生産通常盤[アニメ盤]<CD+DVD(TVアニメノンクレED)> ¥1500+税 VVCL1126-27

[CD]
M1. KOE
M2. リインカネーション
M3. 最低な朝と名付けたのは 作詞:大塚利恵 作編曲:津波幸平
M4. KOE –Instrumental-
※アニメ盤:M4. KOE –TV size mix-

[DVD(初回生産限定盤)]
M1.「KOE」 Music VIdeo
M2.「リインカネーション」 Music Video
M3.「最低な朝と名付けたのは」 Music Video

[DVD(期間生産限定盤[アニメ盤])]
M1.TVアニメ「Fate/Apocrypha」2ndクール ノンクレジットエンディング


久々にテトラゼミレポート

2017-11-20 00:31:02 | よりよい世界のために
月に一回、長い期間をかけ、どんどんディープになってゆくテトラゼミ。
私は知識として全て受け止めるのはとっくに容量オーバーのため、ほぼ感覚で受け止めていますが(笑)、それでも視野が広がるのはとっても面白いです。

毎回雰囲気が違うので、その時来た人が場を作るんだなって、いつも参加者の皆さんの話を聞きながら思います。
ピンときたテーマの時だけひょっこり参加しても、きっと楽しいと思いますよ。                                         


11月のテーマは「ポストヒューマン」でした。

ひたすら自分をコンピューターの中に移植しようと試みていた、ティモシー・リアリー博士の話からスタート。
いつか自分の脳を再現するんだ!復活するんだ!と、亡くなった後、自身の脳を冷凍保存しているティモシー博士。テトラゼミでは何度も登場します。
いつか、博士の脳が再現される日が来るのかなあ?


◆ポストヒューマンとは?

ポストヒューマンとは、トランスヒューマニズム(超人間主義)による概念。
人間なの?サイボーグなの?という中間のものに達したら、ポストヒューマンなのだそうです。

人類の進化というと、やっぱSF的な遠い世界をいろいろ想像してしまうけれど、例えば、メガネ、重ね着による温度調整、サプリ、ドーピングなど、程度の差はあれ、文明社会の私たちは既にトランスヒューマニズムに足を突っ込んでいるというお話は新鮮でした。

メガネや服、車を含めて、自分。
「メガネは顔の一部です」ってコピーがありましたね〜。
携帯電話なんて100年前の人が見たらまるでテレパシーだし、ネットでの情報検索は小さな図書館を持ち歩いているようなもの。
つまり、「コンピューター込みで人間」。
全然遠い世界の話じゃなく、トランスヒューマニズムって身近なものなんだなと思いました。

それから、「やりすぎ都市伝説」でも取り上げられていた、アメリカのトランスヒューマニスト党。
今は変わった人たちって思われてるかもしれないけど…
ほんのちょっと先の未来だって、何が常識になっているかわからないですよね。
常識なんて時代とともに変わってしまうのに、変わる前は「そんなことある訳がない」と思いがち。当たり前になってしまったことが、当たり前になる前のことを想像してみればよくわかります。
映画やアニメでお馴染みの「仮想現実」で長い時間を過ごす時代も、遠くないのかも?


◆ポストヒューマンの社会とは?

食品が大量に捨てられる一方で、毎日沢山の餓死者が出ている「食品ロス」の問題。そして環境やエネルギーの問題も、AIで解決され、生産量も最適化されてゆく。
「情報化社会」がAIによって「最適化社会」へとWorldshiftしてゆく時代。

ちょっと話が違うけど、私が学んだteateセラピーをはじめとするタッチセラピーやヒモトレも、「カラダの最適化」を促すものだなあ。
文明社会で生きてきてなんやかんや偏った身体が、最適化されてラクに、使いやすくなり、病院通いや身体のメンテナンスにも時間がかからなくなったところで、さて何しよっか?みたいな。
そういう最適化ツールも、これからもっと注目されてゆくんじゃないだろうか。
そのうち「最適化」が流行語大賞をとったりして。

「AIは我々が作るけれど、その後はAIがおこなってゆく。」
そして、今後20年で職業の半分がなくなるということは、
=人間が人間らしく人間のことをやるということに時間を使えるということ!

そこで、じゃあ人間らしさって何?っていう問いと直面することになる。


◆人間って何なんだろう?

ちょうど、劇団イキウメの「散歩する侵略者」再演を観たところでした。
映画にもなったこの作品では、宇宙人が地球を侵略するために、まず3人をリサーチのために地球に送り込んで来ます。
そしてまず「人間とは何か」を知るために、人間からあらゆる概念を奪います。奪われた人間は、その概念をすっぽり失ってしまいます。

ネタバレになってしまうけど、「自由」「所有」「禁止」「家族」など、言葉ではなくその奥の本質的な概念そのものを奪った彼らは、最終的には大切な人から「愛」を奪い、その重大さを知ることとなります。
大切な人からしか奪えなかった、「愛」というもの…。
そして宇宙人も、愛から何かを学ぶこととなるのです。


いい大学に行って勉強するようなことほどAIに取って替わられ、人間とは?という問いをより突きつけられてゆくであろう未来。
人間が自然を愛するように、AIが人間を愛し、学ぶ時代…
生命とは?クオリアとは?と。

クオリア(感覚)こそが我々人間であり、生きていることの証明!
私たち人間は、人間であり続けることが何よりの価値となり、人間が「自然」の側になる。

「目覚めている手足の側から、精神に働きかける」(シュタイナー)
「手仕事を知的に行うこと」(ガンジー)

思えばずっとクオリアばかりを追求してきた私のような感覚人間にとっては、大変胸が高鳴るお話でした。

★★★★★

2017年最後のテトラゼミは、12月14日(木)。
テーマは、「天体の音楽」

数々のヒーリングミュージックをプロデュースしてきた
谷崎テトラ氏が、自身の「音楽的宇宙論」をお話しします。

天球の音楽とは?

ピタゴラスは、星の運行を周波数でとらえ、
そこに音楽が聞こえると捉えました。

プラトンは、惑星が音階を構成すると考えました。

天文学者ケプラーは、太陽を巡る惑星が描く軌道に、
立体に神聖幾何学であることを発見し、
その比率を音程で表しました。

それぞれの惑星が回転しながら、固有の音を発し、
太陽系全体で和音を奏でています。

宇宙全体が、ひとつの音楽。

宇宙の神秘を「音楽」や「アート」で表現してきた
先人の知恵や、シュタイナーやテオドールシュベンクなど、
科学と芸術のシナジーによって生まれた表現を紹介し、
宇宙と音楽との神秘的な関係を探ります。

宇宙とつながる音や、魂の歌を生み出す音楽家たちが
伝えようとしていたこと。

先住民の音楽からクラシック音楽、ジャズ、
現代音楽、アンビエント、ドローンなど、
映像や音楽をたくさん視聴しながら、
谷崎テトラ氏の視点で解説します。
  ・プラトン、ケプラー、シュタイナー、
  ・シュトックハウゼンの宇宙的音楽
・ 神聖幾何学


場所:渋谷区代々木1-53-4奨学会館別館4F
18:30  開場
18:45  参加者のチェックイン
19:00  講義、シェアリングタイム(食事付き)
22:00  終了

以下よりお申し込みください。
http://holiken.net/?pid=120174808

テーマに合わせて「あつよ食堂」さんが毎回考えてくれる美味しいご飯とワイン付き。
ぜひご一緒しませんか?

12/26大塚利恵NEO童謡プロジェクト ライブやります♪

2017-11-12 17:33:07 | Live、イベント情報♪
来年は童謡が生まれて100年めの節目の年。
ということで、今年の締めくくりは、久々の童謡ライブ!
どきどき。

基本的に野口雨情童謡のみのプログラムですが、ちょっとオリジナルもやろうかなと思ってます。
key鎌田雅人さん、gt岩田裕樹さんとも久しぶりの共演。

雨情の詩に私が曲をつけた楽曲、「迷子」の初披露もします。(これから作曲します〜(^ ^))

ド年末ですが、ぜひ忘年会気分で会いに来てくださいね♪


童謡ニッポンLive in Shibuya
〜大塚利恵NEO童謡プロジェクト〜


2017年12月26日(火)
開演:19 時(開場18 時半)
場所:Bar まいどおおきに

    (川中美幸さんのお店です)
    宇田川町34-6 M&I ビル 4F
    (渋谷東急本店の近くです)
    http://teppan.kawanaka-miyuki.jp

【野口雨情の童謡をオリジナルアレンジで】
♪ 七つの子 ~ セッチ・クリアンサス ver. ~
♪ あの町この町 ~グラナダの夕べ ver. ~
♪ 赤い靴 ~ 白昼夢 ver. ~
♪ 青い眼の人形 ~ Lazy doll ver. ~
♪ 証城寺の狸囃子 ~ 不良狸風 ~
♪ 迷子( 作詞:野口雨情、作曲:大塚利恵)
※雨情の詩に曲をつけました! 今回のLIVE で初披露
♪ 他

料金 :¥3,500(1 ドリンク付)
定員:40 名
主催:童謡ニッポン Live in Shibuya
後援:童謡100 年プロジェクト
   doyo100.com
後援:日本伝統文化協会
申込:live.shibuya@doyo-nippon.jp
   または、大塚利恵アドレスでも12/25まで受け付けます。info_otsukarie@yahoo.co.jp
   タイトル【12/26ライブ予約】メール本文にお名前と人数を書いてお送りください。

 ※お支払いは当日受付けにてお願い致します。


来年リリースの某曲REC♪

2017-11-12 16:37:42 | お仕事
今日は歌詞提供した曲のレコーディング♪
作詞の生徒2人を引率して、スタジオに遊びに来ています。

しまじろうの曲(作曲)でデビュー済のARAさんと、間もなく作詞家デビューとなるアヤナちゃん。
作編曲の津波幸平さん、作家マネージメントの今村公治さん、ギター曽根巧さん、いつもお世話になってます。



そして、豪華、生弦!!


やっぱりスタジオは楽しいな〜。

とってもかっこいい曲なので、早くみんなに聞いてもらいたいけど、
詳細は年明けに!

アイスランドの国民的スター、アウスゲイル♪

2017-11-11 21:36:13 | Weblog
アイスランドのシンガーソングライター、アウスゲイル
今年いちばん聴いてるアーティスト。

ファーストアルバムは、アイスランド国民の10人に1人が持っているとか!
ビョーク以来の国民的大スターと言っていいのかな。

念願の来日公演を観に、新木場まで行ってきました。
めちゃめちゃ気持ちよかった〜!

コンサートに行ったのに、まるでアイスランドの壮大な風景か、心象風景を見に行ったような…
風景がみえる声。
音楽に限らず、私はそういう共感覚的なものを感じるアーティストが好きみたい。

こちら、アンコールのアウトロしか撮らなかったので美声が入ってませんが、雰囲気だけおすそわけ(^ ^)

若いのになんか精神年齢高そう。。
アイスランドはいつか行ってみたい、興味深い国です。

昔ビョークを初めて聴いた時に驚いた独特なリズム感を、アウスゲイルにも感じます。
なんなんだろ、あの感じ。何があの感覚を作るんだろう。
広大な自然?音楽の歴史?文化?

アウスゲイル、まだ聴いたことない人は是非聴いてみてね。


横浜で豊島を思う。

2017-11-11 16:48:09 | よりよい世界のために
3年ぶりのヨコハマトリエンナーレ。
「島と星座とガラパゴス」という興味深いテーマでした。


自分の誕生日、チェックしちゃうよね。


くまさん達の体は全て七面鳥の羽根だそうです。


ゴミ袋でできた花畑。美しくて静かで、死後の世界みたいだった。


Don't Follow the Wind
福島県の帰還困難区域で開催中の、今の所“見に行くことができない展覧会”


一番ツボだった、クリスチャン・ヤンコフスキー作品群。
「アーティスティック・ジムナスティックス」シリーズでは、彫刻を使ってのストレッチや筋トレ。
プランクもよかったけど、全力プッシュもツボだった。


ポーランドのウェイトリフティング トップアスリートたちが、様々な銅像を持ち上げるチャレンジでは、歴史への挑戦に涙(?)


マッサージチェアやマッサージベッドに身を任せながら鑑賞するのは、横浜市内の彫刻たちへの本気施術映像。
ボディ全体を隈なく触れたり、自分がリラックスすることで相手(彫刻)もリラックスするという、どこかで聞いたような手技。
赤い靴の女の子像への本格的な足マッサージも。


「ISLAND IS LAND」!!


アートと島といえば、数年前に魔法にかかったように虜になった瀬戸内海の島々を思い出します。
また豊島が恋しくなっちゃった。

「豊島(てしま/瀬戸内海)にメガソーラー、自然を壊す建設反対」
よかったらみなさんもご署名ください。とても小さくて美しい島。苦難を乗り越えてきた島なのです。
「豊島(てしま/瀬戸内海)にメガソーラー、自然を壊す建設反対」

劇団イキウメ「散歩する侵略者」

2017-11-09 00:41:45 | Weblog
劇団イキウメ「散歩する侵略者」再演、観てきました。
映画も公開中(長澤まさみ、松田龍平主演)だけど、本家の舞台の方です。

大笑い&大泣き。最高。
帰りに作・演出の前川さんとお話しさせていただいたのだけど、以前と本が変わってなかったそうで、あまりに印象が違ったのでびっくり。同じ感想を持った人が多かったみたい。

「本」って一つの世界や設定であって、今現在の世界とリンクしながらこんなに変わる、生きものなんだなと思った。

愛が一番大事、ワンネス、世界平和。
そういったことをこんなにエッジーに描いた作品が他にあるだろうか。
って書くと、それがこの作品の全てって訳じゃないし違和感があるくらいなのだけど。

いつもながら、全力でオススメです!


【海に近い町に住む、真治と鳴海の夫婦。真治は数日間の行方不明の後、まるで別の人格になって帰ってきた。素直で穏やか、でもどこかちぐはぐで話が通じない。不仲だった夫の変化に戸惑う鳴海を置いて、真治は毎日散歩に出かける。町では一家慘殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発。取材に訪れたジャーナリストの桜井は、“侵略者”の影を見る_。】

コチラ