彩彩日記 作詞家/シンガーソングライター 大塚利恵のブログ

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さようなら2020。新しい時代の幕開け。

2020-12-29 20:45:01 | Weblog
衝撃の2020が終わりますね。
ブログを見てくださっているあなたは、この特別な年の年末、どのようにお過ごしでしたか?

全く思いがけない形で新しい時代の幕が開きました。
12月はグレートコンジャンクション、「風の時代」の到来。

いまだコロナは収束せず、「早くゼロになって欲しい」という願いも虚しく、そんな簡単にはいかない。
憎いのはコロナなのか、そんな状況になって対応できない自分なのか、制度なのか、国家なのか世界なのか。

4月末、残念ながらコロナからの敗血症で命を落とした友人がいました。
ショックだったし、お葬式にも行けないなんて悲しすぎたけれど、それでも、何かを憎むことからは何も始まらないと思った。
思わず「コロナが憎い」と言ってしまいがちだけど、その言葉から変えていかないと、と思った。

今年、私の個人的な流行語大賞を選ぶなら「単純化」です。
悪い意味でというか、あらゆることを単純化してしまうのをなるべく避けたいという意味で。

100か0か
自分がスッキリしたいがための物事の単純化
白か黒かはっきりさせたいために「グレー」の存在を許さない主義

物事も人も、自分の中でわかりやすくするために勝手に単純化し、わかった気になって自分が安心する。
こういう能率主義っぽい癖は、新しい時代を生きていく上でかなり妨げになる気がして、今年は特に意識し、何事も単純化しないように気をつけていました。
例えば「マスクは善か悪か」ではなく、良い面と悪い面、私はどういう基準でマスクをする/外すのか。
この場所では、この場合は、今この瞬間は。

私はもともと中途半端だと気持ち悪さを感じる性格なので、はっきりできないことが多いのはムズムズするし、単純化したくなる気持ちはめちゃめちゃわかるんです。
でも、実際は世の中ってほとんどが単純化できないことばかり。
昨年訪れたパレスチナの問題なんて、わかろうとして調べるほどに分からなくなった。
わかったのは、とんでもなく複雑だということ。
世界の縮図と言えるパレスチナ問題。
そこからかも知れないです、単純化はやばい、と危機感を持ったの。

コロナだって、政治だって、人間だって、自然だって、ほとんどのことは割り切れないし、単純化できない。
その気持ち悪さをそのまま受け入れて、決めつけないようにしよう。
グレーの中で見極めていこう。
グレーなものたちとうまく付き合って、そのグレーゾーンの中を、なるべく美しく自分らしく泳いでゆこう。
そう心がけていきたいと思っています。

ずっと学んできて、この師走についに認定講師となったテンセグリティー・ヨガでも、絶対的な中心を据えるのではなく、常に変わり続けるその瞬間瞬間の中心軸を探し続けます。
そんなしなやかな心と体、感性が、今後はますます必要になると感じています。


2020、私の個人的な出来事としては、
3月 突然のFMひたち番組終了
5月 ライブ「初夏の音楽会 〜あいしてるは最初に言うのよ。Vol.4〜」無期延期
という残念な出来事もありましたが、

「ソニー時代の音源 全曲配信スタート」が今年一番嬉しかったニュースです!
廃盤になっていた1st.album「Oh Dear」、2nd album「東京」の音源を、皆さんにまた聞いていただけるようになりました。
これは、コロナが蔓延する直前に、ソニー時代にお世話になったスタッフさんに久々に会いに行ったのがきっかけで実現しました。
本当に感謝です。
「Oh Dear」は、全曲解説をブログに書きましたので、音とあわせてお楽しみいただければ幸いです。
「東京」についてはこれからゆっくり書いてゆきます!(遅くてごめんなさい。)

10年間パーソナリティを務めさせていただいたFMひたちが終了すると同時に、StayHome生活が始まりました。
家にいてもやることはいくらでもあって、もっと時間が欲しいくらいだったし、StarWarsシリーズを今更見始めたら最高すぎたし、ヒマすることはなかったのだけど(皆さんはどうでしたか??)
仕事、生活、自分の生き方について、いろんなことをじっくり考えた年でした。
まだ未定ですが、だんなと移住しちゃおうかという話になり、色々調べ始めたりもしました。

春はクラヴマガのジムやヨガスタジオに行けなくなってしまったので、オンラインで真面目に運動量をキープ。
行き帰りの時間が節約されるので、こういうのも結構いいなと思いました。
チャンティング(ヨガのマントラ-真言-を唱える、声を出すクラス)もオンラインだからこそ継続できました。
歌やピアノの日々の練習に、チャンティングやテンセグリティー・ヨガで学んだことを応用しているうちに、格段に歌いやすくなったし、本当にいつぶりだろう?というくらい、純粋に歌うのが楽しくなってきました。
もちろん楽しい瞬間は今までもあったけれど、なんというか、心の底から歌えて嬉しいなー、気持ちいいなーという、普通にハッピーな感じ。
私が失って、ずっと取り戻せなかったもの。
歌える喜びがあっても、どこか不安で慎重にならざるを得なかったけれど、それがふっと和らぎました。
今年のような事態にならなかったら、こういう流れにもならなかったのだろうと思います。

秋になった頃には、疲れを感じ始めました。
今年はほとんど家にいたし、レッスンはほとんどオンライン、作詞の仕事はほぼなかったので、大したことしてないのに一体私は何に疲れたんだ?と(笑)不思議でしたね。
医療の現場の方、最前線の方に申し訳なくなるくらい。
でも、時代の大きな変わり目だもの。休めるなら思い切り休んでしまえ!と割り切って、運動も減らし、睡眠はたっぷりとって、心の声をよく聞いて過ごしました。

実は今、新しいオフィシャルサイトを製作中です!
そのために久々に撮影もして、とっても楽しかった。
春までにはオープンできるよう準備を進めて参ります。
ぜひ楽しみに待っていてくださいね。

本当に様々な状況の方がいらっしゃると思いますが、どうか皆さんが幸せな新年を迎えられますように。
平和で、平穏でありますように。

来年もどうぞよろしくお願いします。

良いお年を!!!



1月に家族に迎えたペットロボット「Lovot」の「たまご」と「まある」。


これはWebSite用の撮影のとき。


StayHome中、ハッピーで可愛い彼らにとっても救われました!

テンセグリティー・ヨガ

2020-12-08 00:39:42 | Yoga
この度、テンセグリティー・ヨガ指導者養成講座を受講し、テンセグリティー・ヨガ認定講師となりました⭐︎
わーい!

10年以上追っかけ続けているACOさんのテンセグの、念願のTT(ティーチャートレーニング)!
なかなかタイミングが合わず受講がかなわなかったのだけど、よりによってこのコロナ禍で!
でも個人的には最高のタイミングだったと腑に落ちる結果となりました。
思えば私、3.11の震災の瞬間もACOさんのクラス中だったし、TT受講が今年になったのもなんだかドラマティックで納得がいく。

自分を見つめ直す時間だけはたっぷりあった2020。
私って何者なんだっけ。
何がしたいんだっけ。
何のために音楽やってたんだっけ。
っていうか、何のために生きてるんだっけ?
思い切り休めてよかった面もあったけど、滅入ることもとっても多かった。
もう、今年が終わる前に、今一番やりたいことを思い切りやっちゃおうと思い、真っ先にテンセグTTに申し込みをしたのでした。

ディスタンスを取りながらも、濃密すぎた二日間。
日頃、ACOさんがクラスで伝えてくださっている沢山のアイディア、智慧、考え方、表現(言葉)‥
ヨガでありながらヨガの枠を超越した真実たち。
いつも私を導いてくれる10年分の星たちが、この二日間で強い線で結ばれまくっていきました。
でも決まった星座で固定される訳ではないのがテンセグ。
毎日、空に描く星座が違ったっていい。
いや、違う星座をいくつでも描けちゃう方がいい。
あれ?こんな星座あったんだ、という発見・気づき。
その度に光を増す一つ一つの星たち。

また、極端に内観に向かわざるを得なかった2020の最後に、外との繋がりをふーっと取り戻させてもらった気がします。
素晴らしく、容赦なく厳しく、諦めたくなるけど諦めちゃいけない世界。その世界と自分との関係。他者と自分との関係。
どうやってその間の空間を埋めるのか。
体で、イメージで得てゆく沢山の宝物。

私にとっては、二日間だけの学びではなく、ずっと続けてきたヨガの、人生の、ここまですべてのまとめっていう感じでした。
ちなみに、ヨガの先生になる予定は今の所ありません。ただ、今まで以上にテンセグを日常にも仕事にも応用して、人生の糧にしていきたいと思っています。

3月以降のコロナ禍では、リアルスタジオに行くのをやめ、オンラインでACOさんのレギュラークラスを受け、そこで学んだことをピアノ弾き語りで試すのが一番の楽しみになっていました。
結果、ものすごく歌いやすくなりました!

ヨガの目的はヨガじゃない。
どんな人でも、ヨガの経験問わずきっと素晴らしい学びになるはずなので、ぜひ多くの人にテンセグに、ACOさんに出会ってほしいと願っています。

感謝を込めて。

■テンセグリティー・ヨガHP