彩彩日記 作詞家/シンガーソングライター 大塚利恵のブログ

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二つ目のバースデイ。デビューから19年が経ちました。

2017-07-18 23:22:55 | 大塚利恵オリジナル歌詞♪
今日は私の二つ目のバースデイでした(^^)
98年7月18日デビューシングル「いいよ。」リリースから19年。来年で20年。

デビュー曲のテーマは「死」。
よくこれがデビュー曲に選ばれたなと思うけど。
結局一番私らしかったのかも。

「死を思うことで生を真剣に考える」というメメントモリ的なところは、18、19でこの歌を書いた時にはすでに自分の中に強迫観念のようにあったと思う。
もっともっと小さい頃からあったような気もする。
なんでなのかはわからないけど。

そして、死を思って歌を作る。
今も全く、その姿勢は同じ。
テーマに関係なく、どんなぶっ飛んだ歌詞書く時も、おバカな歌詞書く時も、どこかで死を思ってる。思わなきゃいけない気がする。
大げさかもしれないけど、それが私にとっての創作マナーみたいなもの。
そのせいか、どれが最後の作品になっても全然後悔はないと、本当にいつもそう思える。

ずっと応援してくれてる皆さん、本当にありがとうございます。去っていった方にも、感謝しています。

スーっと長年の霧が晴れるように新曲ができ、歌を取り戻した魔法のようなこの1年。
20周年までに新譜出さなかったらバチが当たる気がしてきた!がんばります。

これからもどうぞ宜しくお願いします。


「いいよ。」
作詞作曲:大塚利恵
編曲:土方隆行 大塚利恵
ストリングス編曲:笹路正徳

僕が消えた朝
天使の羽が生えて
鏡見て笑ったよ
似合わない おかしいね

行きつけの喫茶店
なつかしい保育園
仲良しの肉屋さん
あたたかい僕の家

かなわなかった願いさえも
切ない位同じ姿で
僕に手を振っているよ
悲しみは悲しみのまま
喜びは喜びのまま
僕だけがいない

僕が消えた朝
愛しいかけら達が
僕の手さえ握らず
泣いている気がした

聞き飽きたメロディーや
叱られた時の声
好きだった噴水の
思い出と水の音

恋人は恋人のまま
友達は友達のまま
僕だけがいない

僕がつむいだ
大切なかけら達が
僕と一緒に夢になるよ

かなえられた望みだけが
相変わらず僕を照らして
星のように舞っているよ
幸せは幸せのまま
優しさは優しさのまま
僕だけがいない

もう一度生まれ変わっても
僕はもう僕じゃないから
忘れてもいいよ