彩彩日記 作詞家/シンガーソングライター 大塚利恵のブログ

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『SDGsゲーム』をしてきました。

2017-03-01 23:22:58 | よりよい世界のために
『SDGsゲーム』をしてきました。

なんの前知識もなしにいきなり参加しましたが、とっても素晴らしい体験になりました。

ゲーム?
そうです、れっきとした楽しいゲームです。
誰でも簡単にできます。
国連が採択した、2030年までに「貧困をなくそう」「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、といった17の目標、「SDGs」のことなんて全く知らなかったとしても、誰でも単純にプレイして楽しいにちがいないゲーム。

ただ、楽しんでいるうちに、あれっ?!と気づく瞬間がやってきます。気づきがやってこなかったとしても、きっと周りの人に気づかされたりします。

何かがおかしい。。
自分のやりたいことを達成したとしても、世界がこんな状況じゃ…
実は全部繋がってるじゃないか。
等々。


私が参加した時は15名ほど。スーツ姿の男性が多めでした。
若干かたい雰囲気で、簡単なルール説明の後、ゲーム開始。

私はぶっちゃけ知らない人と話すのもゲームも超苦手なのですが、
なんだろう。。
ゲームが進んでいくうち、話したいことが溢れてきて、いろんな方と本音で考えや気づきを共有できました。
世界のこと、社会のこと、そこにどんな風に関わりたいのか、、
こういう場で自分から声をあげることなんてまずないのだけど、時間制限(リアル人生もそうですよね)があることもあり、自然に声を発していました。
こんなことは初めてだったかもしれません。

環境をよくする取り組みをしたい
そのためにどなたか時間を提供してくれませんか
世界の状況を見てください
経済ばっかりで大変なことになってるから、協力して社会の状況をよくしませんか


人に動いてもらうために、さらに具体的に理由を伝えます。
みんなわかってると思ったことでも、意外とそこに気づいていない人がいたりします。逆もあります。
気づき、気づかせ。


普段、きちんとした知識、肩書きや実績、立派な主義がなければ話しちゃいけない、とでもいうような、ピリピリした空気を世の中にも身近にも感じることが多々あります。
なんか間違ったことちょっとでも言ったらボコボコにしてやる、みたいな。
それじゃ、普通の人が普通に世界のことを語れなくなってしまう。世界の一員なのに。

その点、このゲームは、全員がのびのびと自分を表現しながら、助け合いながら、素晴らしい世界を実現するための大きな視野を手に入れることができると思いました。
それはリアルの世界も同じなのだということを、プレイしながら実感できます。
のびのび自己表現していいし、助けを求めていいし、何をやるにも大きな視野を持つことが本当に大事なんだって。


私がプレイ中に気づいたことの一部です。

■次々と仕事(プロジェクト)を達成すると気持ちが良いしお金がもらえるけど、スピードがどんどん増して、自分が何を達成しようとしているのかさえ見失っていたりする。
■ちょっと立ち止まって世界全体の状況をチェックしたり、自分が何をしたかったのかを改めて見直してみると、初めて見えてくる大事なことがある。
■お金が儲かる仕事は、お金が儲かる仕事を生む。
そのループの中だけにいて世界が見えていないと、取り返しのつかないことになる。
■よりよい世界のために、自分の持っているものを投げ出しても貢献しようとする人には、自然と感謝が溢れ、手を差し伸べたくなる。


SDGsゲームのファシリテーターは、とにかくゲームがどんな方向に進んでも、〜例えば、経済はメチャメチャ発展してるけど、環境も社会も壊滅的な世界とか〜、フラットな立場を貫くそうです。
何でもあり。ゲームだから。

でもこれは、緻密に作られた世界の縮図。
今後の世界のいろんな可能性の疑似体験。

では、一発勝負のリアルな世界をどうしてゆくのか?
そのために自分の人生をどう使おう?
誰にも強制されることなく、自発的に考えさせられます。
次の日から全く違う人生を歩み始める人もいるかもしれません。


以下、一般社団法人イマココラボHPより

『SDGsとはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、2015年9月の「国連持続可能な開発サミット」で採択された、国際社会が協力して目指すゴールです。2030年に向けた17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。

ゲーム「2030 SDGs(ニイゼロサンゼロ エスディージーズ)」は17の大目標を我々の世界が達成していく、現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。さまざまな価値観や違う目標を持つ組織や人々がいる世界で、我々はどうやってSDGsの壮大なビジョンを実現していくのでしょうか。ゲームをプレイすること、そしてその後のふりかえりを通じて「持続可能な開発とは何か」を知ることができるのはもちろん、実社会のシフトに必要な要素についても体感的に学ぶことができます。』


子供版と英語版、中国語版もすでにあるそうです。
小学校でこれをプレイできるなんて、とってもいいなあ!
コチラ

世界中に広まって欲しい。

興味持った方はぜひ、体験してみてくださいね!

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