オヤジのバイクいじり

モンキー、隼、部品作り

赤モンキークラッチ強化対策の不具合解消

2018-03-03 18:33:34 | バイク部品
★3/3記事。
★本日、気になった部分確認です。
 ・クラッチプッシュロッドの回り止め、
 ・クラッチ切った状態でも、かろうじてケースの溝にはまっていました。
        
 ・正規の状態は、こんなはまり具合。
    
 ・プッシュロッドがケース側のシールにかろうじて当たっていましたが、
 ・クラッチリフタープレート側にオイルが溜まっていました。
    
 ・クランクのオイルラインは、
 ・ケースのオイル通路に対してクラッチプッシュロッドの穴とずれて、
 ・ほとんどオイルがクランクに行っていない状態。
 ・クラッチアウターカバー外したら、
 ・ドライブプレート内にオイルが溜まっていたので、
 ・クラッチプッシュロッドとケースのわずかな間から何とか流れていたようでした。
 ・ここの部分が詰まっていたらクランク焼き付いて全バラの恐れがありました。
 ・正規のオイルラインは、
 ・クラッチプッシュロッドをケースにはめた状態で通路確保できる位置関係です。
    
 ・プッシュロッドのオイルライン穴は楕円形です。
 ・クラッチ切った状態でもオイルライン確保するためですね。
    
★対処方法は、、、、
 ・さてどうしましょ!!!????。
 ・とりあえず各部の寸法測定して、
 ・クラッチアウター幅は1枚用と2枚用は同じなので、
 ・ドリブンギヤとクラッチアウター間の間隔が、3.4mm。
 ・正規の間隔は、5.2mm。
 ・この差分のカラー追加すればよいことになります。
 ・実は、この前段で時間を無駄にしたのは下記に記載しましょう。
 ・で、径16mmのステンレス棒を凸に削り出して、
 ・中心のオイルラインは3mmの穴開けて、
 ・クラッチプッシュロッドに凸部より若干小さい穴開けて、
 ・圧入。
 ・できたのがこんなの。
 ・厚み調整できるよう若干厚めになっています。
 ・加工前。
  
 ・加工後。
      
 ・カラーの径16mmとしたのは、オイルスルーガイドの径に合わせたのです。
  
 ・カラー厚みは、あたりを確認しながら少しずつ削って、
 ・最終的に、1.75mmになりました。
 ・実は、ドライブギヤとカラー間に3.3mmのカラー入れたので、
 ・各部の計測しないまま、厚みを3.3mmにしてクランクケース締めこんだら、
 ・クラッチ切れた状態となって??????、です。
 ・思い込みはいけません、計測結果から数値で加工しましょう
 ・クラッチプッシュロッドがオイルシール面に余裕をもってはまっています。
  
 ・クラッチアジャスティング調整後の状態。
 ・ほかのエンジンと比較してほぼ同じくらいの締め代が残っています。
  
 ・不具合発生時の締め代は、
  
 ・正規の状態と比べ違和感ありありです。
 ・オイル入れて、アイドリング実施。
 ・異音はしません。
 ・異常発生時の異音の原因は、
 ・クラッチプッシュロッドがはまるクランクケースの内部が削れていました。
 ・プッシュロッドが出すぎて、しっかりはまらなかったのが原因。
 ・ちょっと見にくいですが、
  
 ・バリをならして、削れた部分は少しなので問題ないでしょう。
 ・クラッチあたりが出るまで、しばらく慣らし運転必要ですね。
★これにて、クラッチ強化対策作業 完 です。
 ・次の作業はトップブリッジのアルミ化です。
 ・アルミ板に線描き済みなので、、、、
 ・いつになるのかな!!!????。
◎本日はここまで。
 
   
 
    
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