レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

マジッククンフー神打拳

2011年05月23日 23時26分53秒 | 功夫/空手/武侠片

「マジッククンフー神打拳」
原題:神打/The Spiritual Boxer
1975年 香港 98分
■監督:
 劉家良(ラウ・カーリョン)
■出演:
 汪禹(ワン・ユー)
 江洋(チアン・ヤン)
 林珍奇(リン・チェンチー)
 李海生(リー・ホイサン)
 狄龍(ティ・ロン)
 陳観泰(チェン・カンタイ) 

●あらすじ
清末の時代。
神打の達人チー・チアンの弟子シャオ・チェンは、師匠が警察に捕まってしまったので、
代わりに法術の儀式を引き受ける羽目になる。
何とかその場を切り抜けたシャオ・チェンは、町の実力者リウの手下に絡まれてしまうが、
美しくかわいい女性ユー・チンリエンに助けられる。
二人はコンビを組み、神打の達人のふりをして幽霊騒動を解決するなど、次第に名前をあげていく。
だが、悪党のリウは、凶悪な強盗犯で武術の達人シェンたちから、神打のカラクリを聞かされ激怒。
シャオ・チェンは、シェンたちと戦うことになり、絶対絶命の危機に陥る…
(NTT-X Storeより)

★感想など
レレレへの道に功夫映画解禁です。
と言うのも、全ての功夫映画はレレレで書こうと思ってたんですが
そんな事は現実的に無理だし!
まあ他にも理由はありますが、とりあえずこちらでも次々書いていこうかと。
本作自体も観たのは随分前になりますが、まずは第一弾と言う事で。
冒頭、狄龍と陳観泰がいきなり登場してかなりテンションが上がるが
それ以降は一切登場しないので、しばらくは中々テンションが上がらなかったりする。
コメディ功夫の走りと言われているだけあって、後のジャッキー映画に比べれば洗練されていない部分もあるが
ヒロインの林珍奇が以外と可愛いので、最後まで観る事は可能。
内容的には、チャウ・シンチーが作りそうな映画って感じで
武術指導の達人・劉家良の初監督作にしては、以外と功夫シーンが少なかった気がする。
香港映画史的には意味がある位置の作品の一つなので、そういった意味では必見。
それと英題を見ると「霊幻少林拳」って本作のパート2になってるけど、きっと内容は繋がってないんだろうなあ。
でも「霊幻少林拳」も初のキョンシーをフィーチャーした作品と言われているし
そう考えると、劉家良も香港映画界のパイオニアの一人だったんだなあ。
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シルバー・サドル~新・復讐の用心棒

2011年05月20日 23時56分10秒 | 西部劇

「シルバー・サドル~新・復讐の用心棒」
原題:地SELLA D'ARGENTA
1978年 伊 94分
■監督:
 ルチオ・フルチ
■出演:
 ジュリアーノ・ジェンマ
 スヴェン・ヴェルサッチ
 ジェフリー・ルイス
 エットレ・マンニ
 シンツィア・モンレール

●あらすじ
流れ者のガンマンが、富豪に依頼されて賞金首の待つ墓地に向う。
だが、そこに現われたのは小さな少年だった。
事件に裏があると睨んだガンマンは少年をかくまうが、山賊の一団が執拗に彼らを狙う。
スネークという元ガンマンを味方につけ、山賊を倒したガンマンは、
富豪の屋敷に乗り込んで事件の真相を暴く。
少年は富豪の血縁で、彼に遺産が相続されるのを防ぐため殺そうとしていたのだった。
ラストで主人公が、名探偵ポアロ並の理知的で胸のすく大推理を繰り広げるのが新味。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
監督ルチオ・フルチだし、割と後年に作られたマカロニ・ウエスタンなんだね。
と言うか、完全にブームが終わり切った後に作られてるじゃん!
「カリフォルニア~ジェンマの復讐の用心棒」もそうだったけど、ジェンマはマカロニの火を守ったとか言われるのかねえ。
本作も内容の方は、78年に作られたとは思えない程マカロニしてる。
ただ脚本に色々な要素を詰めすぎており、その全ての要素を上手に消化することなく
ひたすらごった煮になっちゃってる感じ。
レレレ的には全く無問題ですが!
ジェンマ演じる主人公が、何故シルバー・サドルを使用し続けているのかとかは
さっぱり描写されないが、もう一人の主役とも言えるスネークは
まるで「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」のイーライ・ウォラック的なキャラクターだったり
少年も利発的で可愛い男の子なので、最後まで割と楽しめる作品である。
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ガンマン無頼

2011年05月19日 23時18分13秒 | 西部劇

「ガンマン無頼」
原題:TEXAS, ADDIO
1966年 伊/スペイン 92分
■監督:
 フェルディナンド・バルディ
■出演:
 フランコ・ネロ
 コレ・キトッシュ
 ホセ・スアレス
 ヒューゴ・ブランコ
 エリザ・モンテス

●あらすじ
子供の頃、父を殺されたテキサスの保安官が、復讐のため弟を連れてメキシコへ。
そこでは父の仇の悪党が、強引な土地買収で得た富と権力を欲しいままにし、悪の限りを尽くしていた。
しかし、弟の意外な出生の秘密が発覚、保安官の仇討ちは思わぬ方向へ……
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
フランコ・ネロが「続・荒野の用心棒」の同年に主演した作品。
内容はマカロニの王道を行く展開であり、悪く言えばワン・パターン。
良く言えば安心して観る事が出来る内容と言える。
実際、いつものパターン通りとは思わず、安心の展開的に楽しんで観る事が出来た。
フランコ・ネロが絶対の強さを誇っており、弟と二人で10人近く居た敵を一瞬で倒すシーンなどは
そりゃ無理だろ! とか思いつつ楽しんで観てた。
絶対的な強さの主人公と言うのはマカロニの王道だし、その方が面白くもなる。
またフランコ・ネロがやたら格好いいんだよね。
弟の方もなかなか良いキャラだったし、全体的にマカロニ初心者にオススメな内容であった。
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オクトパスIN N.Y.

2011年05月18日 23時45分12秒 | 怪獣/モンスター

「オクトパスIN N.Y.」
原題:OCTOPUS II
2001年 米 94分
■監督:
 ヨッシー・ウェイン
■出演:
 マイケル・ライリー・バーク
 メレディス・モートン
 クリス・イニス
 フレドリック・レーン
 ジョン・サデウス
 ヴィオレタ・マルコフスカ

●あらすじ
ニューヨークの観光名所サウスストリート港で、カップルが殺害される事件が多発した。
何者かによって海中に引きずり込まれた上での水死。
捜査にあたったベテラン刑事2人は意外な犯人像に行き着く…。
巨大なタコが暴れ狂うモンスターパニックムービー第二弾。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
続けて観たら、何とシリーズ第二弾であった!
と言っても、脚本・キャスト共全く繋がりはないが。
前作があまりにもアレだったせいか、本作は凄く面白く感じてしまった。
相変わらず主人公のキャラクターは一癖ありだが、本作の方は別に悪くない。
タコのサイズはかなり小さくなってしまったが、その分怪物化が進み
凶悪な目が特徴的なほど強調化され、登場時には不気味な声まで追加。
さらに冒頭から出ずっぱりで活躍してくれているのが嬉しい所。
タコの造型は前作よりかなり安っぽく感じるのだが、
逆に言えばより悪魔的な造型にしただけかも知れない。
とにかく前作よりオススメなのは確かだが、それは続けて観たせいでそう思ってるだけかも?
これ単体で観たらどうなんでしょうね。
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オクトパス

2011年05月18日 23時44分32秒 | 怪獣/モンスター

「オクトパス」
原題:OCTOPUS
2000年 米 99分
■監督:
 ジョン・エアーズ
■出演:
 ジェイ・ハリントン
 デヴィッド・ビークロフト
 キャロリン・ロウリー
 ラヴィル・イシアノフ
 リッコ・ロス
 ジェフ・ナトール

●あらすじ
新米のCIAエージェントはブルガリアで逮捕した国際的テロリストを米原潜で護送する任務に就くが、
潜水艦は“悪魔の眼”と呼ばれる魔の海域で何物かに襲われる。
それは、かつてキューバ危機の際に沈んだロシアの原潜から漏れた放射能によって
タコが突然変異した巨大なモンスターだった。
折りしも海上にはテロリストの仲間がハイジャックした豪華客船が迫っていたが……。
「ザ・グリード」を彷彿とさせるB級モンスター・パニック映画。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
作りとしては、王道の怪獣映画。
中々姿を見せずこちらを焦らすが、いざ姿を現すや豪華客船を飲みこもうかというデカさには
ビックリするやら嬉しいやら。
でも、映画としてはかなりイライラする映画である。
それは主人公のロイに集約される。
とにかくこいつが性根の腐ったクズで、新米で実戦経験ゼロ。
何の実績も実力もないくせにプライドだけは人並み以上と困ったやつ。
冒頭からいきなり逃げるテロリストを捕まえることも出来ず、テロリストが捕まったのは死んだ同僚のおかげ。
護送の任務もやったもん負けみたいな感じでやらされるが
犯人の言いなりになって手錠を外し、まんまと逃げられたことを責められるや
自分はこんな事やったことない。こんなことをさせる方が悪いんだとか逆切れ。
こいつより遥かに仕事が出来る現場の責任者からその事を責められた事を根に持ち
(犯人の監視はお前の責任だろと怒られただけ。怒られた理由は至極当然のことで逆恨みすべきことは一つもない)
その責任者がちょっと状況が悪くなったシーンでは、先程言われた台詞を嬉々として言い返したりするが
その台詞を吐くシーンは、誰が見てもそんな事言ってる状況じゃねーだろって時だし。
もうとにかくこいつを見てるだけで心底イライラする。
何でこいつ最後タコに殺されねーんだろってくらいに。
他にも、エロ大好きみたいな女博士も出てくるが、タコから逃げるシーンで
おしり触らないでとか、キャラとは違う台詞吐いたりとか
とにかく脚本がクソ!
観ない方がいいよ、これ。
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