「修羅雪姫 怨み恋歌」
1974年 日本 89分
■監督:
藤田敏八
■出演:
梶芽衣子
伊丹十三
吉行和子
原田芳雄
岸田森
安部徹
山本麟一
●あらすじ
惨殺された父母の復讐を果たした雪は凶悪犯として死刑が宣告された。
しかし、奇妙な運命の悪戯から政治的混乱に巻き込まれ…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
原作とは関係ない続編らしい。
冒頭でいきなり雪が捕まり、死刑を宣告~処刑場に連れて行かれるまでがはやく
この先どうなるのかと思ったくらいだったが、その後はぐだぐだであった。
まず本作が修羅雪姫である必要が全くなく、主役も梶芽衣子ではなくて
前半は伊丹十三。後半は原田芳雄が完全に映画全体をリードしており
適度なポイントで敵役の岸田森が美味しいシーンを作り上げている。
と言った具合で、修羅雪姫がただの雇われ暗殺者でしかないのが残念。
こうして見ると、修羅雪姫はパート1だけで完結していたのが良く分かる。
無理に作った続編として、良い見本となるであろう。