レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

八つ墓村

2022年03月29日 18時25分21秒 | ミステリー/犯罪

「八つ墓村」
1977年 日本 151分
■監督:
 野村芳太郎
■出演:
 萩原健一
 渥美清
 小川真由美
 山崎努
 山本陽子
 市原悦子
 田中邦衛
 夏八木勲
 風間杜夫
 大滝秀治
 藤岡琢也
 浜村純
 吉岡秀隆

●あらすじ
今から四百年前。
戦国時代、山あいの或る村に流れ着いた八人の落武者たち。
しかし村人たちは彼ら尼子一族に懸けられた恩賞金に目がくらみ、皆殺しにする。
その後、奇怪な出来事が続発。
惨殺した八人の落武者に祟られている。
いつからか、この村は八つ墓村と呼ばれるようになった。
そしていま、忌まわしい血を持つ寺田辰弥(萩原健一)が妖艶な未亡人、森美也子(小川真由美)と共にこの八つ墓村に帰ってきた。
村人たちが恐れるなか、再び血にまみれた戦慄の事件が次々と村を襲う。
怨念か。
それとも計画的な殺人か。
御存知の名探偵、金田一耕助(渥美清)が登場。
名推理が奇妙な事件を飄々と紐解いていくのだが…。
横溝文学とエンターテイメントが見事に融合。
オカルト色に彩られた、いまなお語り継がれる金田一耕助映画屈指の異色作!
(松竹DVD倶楽部より)

★感想など
「祟りじゃ~~っ!!!」
正にその一言に尽きるかのような内容だったかな。
落武者たちが村人たちから惨殺されるシーンや、多治見要蔵による32人殺しのシーンなどは完全にホラー。
まあ当時の言葉で言うならオカルトだろうが。
これがかなりのショック度合いで、赤子を惨殺するシーンも含めて邦画でここまで描写していることにビックリした。
クライマックスの鍾乳洞のシーンなどもほとんどホラー(と言うかオカルトね)のノリで
これを幼少期に観た人は確実にトラウマになるわ(笑)
渥美清演じる金田一耕助も中々良い雰囲気で、これ一作で終わったのが残念に思えるくらい独特な雰囲気であった。
だが脚本はあまり良くなく、説明不足な箇所が多すぎるかな。
原作物の映像化で良くある、原作を知らないと話が分からない作りになってしまっている。
これはイカンね。
原作で重要な役割を演じる典子も出てこないのはちょっとアレだが、これはこの後の「八つ墓村」も同様らしい。
横溝正史の小説の中では一番ビジュアルが映えると言うか、派手なシーンが作りやすい原作なので
他の「八つ墓村」作品もいずれ観ることとしよう。

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