「レイジング・ファイア」
原題:怒火/RAGING FIRE
2021年 香港/中国 126分
■監督:
陳木勝(ベニー・チャン)
■出演:
甄子丹(ドニー・イェン)
謝霆鋒(ニコラス・ツェー)
秦嵐(チン・ラン)
譚耀文(パトリック・タム)
任達華(サイモン・ヤム)
盧惠光(ロー・ワイコン)
●あらすじ
ドニー・イェンとニコラス・ツェーの共演で贈るクライム・アクション。
正義を貫く刑事と、彼に恨みを抱く元警官の対決の行方を迫力のアクション満載に描き出す。
監督は「香港国際警察/NEW POLICE STORY」のベニー・チャン。
香港警察のチョン警部は、長年追い続けてきた凶悪犯ウォンの麻薬取引の情報をつかみ、現場に乗り込む予定だった。
ところが直前になってチョンのチームは外されてしまう。
その後、取引現場を謎の武装集団が急襲、ウォンばかりか多くの警官も惨殺し、大量の麻薬を奪い去っていく。
やがて捜査線上に浮かび上がってきたのは、かつてチョンを慕っていた元エリート警官のンゴウとその部下たちだった。
ンゴウは4年前のある事件によって運命を狂わされ、チョンに激しい恨みを抱き、恐るべき復讐を計画していたのだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
これは中々面白かったね。
と言っても脚本が良い訳ではなく、色々な要素が。
まず脚本と言うか展開は、いかにもベニー・チャンって感じだった。
「香港国際警察/NEW POLICE STORY」と雰囲気も似てるから、そちらを先に観て自分にあうようだったら、本作を観てもいいかも。
次に役者としては謝霆鋒(ニコラス・ツェー)が抜群に良かった。
悪役ってあまりやらないイメージだけど、本作での狂気すら感じる名演は、かなり素晴らしかったよ。
一方、甄子丹(ドニー・イェン)の方は役柄が融通利かないやつであまり良いキャラクターではないけど
演技の方は上手かった。こちらも見応え十分。
そんな二人が、結構ガチンコなアクションを繰り広げてくれるので、アクション面は十二分に満足できる。
さらにゲスト出演的ながら、任達華(サイモン・ヤム)と盧惠光(ロー・ワイコン)の出番も嬉しかった。
何だか全体的に昔の香港映画のような雰囲気になっていて、最近の中国が関わっている香港映画の中では、満足度は高い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます