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レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ビヨンド・ザ・マット

2010年02月20日 00時42分20秒 | ドキュメンタリー

「ビヨンド・ザ・マット」
原題:BEYOND THE MAT
1999年 米 103分
■監督:
 バリー・W・ブラウスタイン
■出演:
 テリー・ファンク
 ミック・フォーリー
 ザ・ロック
 ヴィンス・マクマホン
 ストーン・コールド・スティーヴ・オースチン
 チャイナ
 ジ・アンダーテイカー

●あらすじ
現在、全米で大人気のプロレス団体WWF。(当時)
強烈なキャラクターと毎回繰り広げられる骨肉愛憎、裏切り陰謀に満ちたストーリー仕立ての展開がウリの
エンターテインメント系プロレスの頂点。
そんなWWFの舞台裏を驚くほど赤裸々に映し出した衝撃のドキュメンタリー。
対戦相手との試合前の打ち合わせや、ギミックを作り出す過程などファンの間でもタブー視されてきたシーンの連続に、
最初は覗き見的な興味本位の印象が先行するかもしれないが、
家族との葛藤や、1試合1試合にまさに命をかけて打ち込むレスラーたちのその真摯な姿に必ずや心打たれることだろう。
プロレスファン必見の一作。

★感想など
前々から観たいと思っていた作品で、とうとう観ましたよ。
プロレスにおける裏側については、今となってはかなり知られている事なので
衝撃度は勿論薄いが、公開当時なら、かなりの衝撃となっていただろう。
本作は別に暴露的な内容で作られている訳ではなく、舞台の裏側を見せる事に終始している。
正にドキュメンタリーな作りで、そこには格好良く見せる訳でもなく、
かと言って、馬鹿にしている訳でもない。
だからこそ、プロレス・ファンなら心打たれるシーンの数々に写るのだ。
そもそも、プロレスにシナリオがあって何が悪いと言うのだ?
真剣勝負って、ハッキリ言って面白いか?
真剣勝負っぽくみせている総合格闘技に比べれば、良く分かる。
タックルの繰り返しからマウント取って、必死で関節決めようとするよりも
リング中央で卍固めやる方が断然面白いだろうよ!
そもそも真剣勝負なんて言い出したら、ジュニアの試合なんて絶対にありえないからね!
でもジュニアの試合は最高に面白い!
だが、今のプロレスは面白くないね。
技の掛け方、魅せ方が下手過ぎ。
それとやっぱり、昔に比べてスター性が無さ過ぎるんだろう。
ブックの作り方も下手だしね。
特に新日のドーム。
カード見ただけで結果が分かるやり方は、いい加減止めてくれ!
とまあ、話は尽きない訳ですが、結局の所、プロレスはどっちが強いとかではなくて
どれだけ面白いかに尽きるんですよ!
プロレス的に面白ければ、それがシナリオだろうが全然いいじゃん!
プロレスの面白さは、そんな所にある訳じゃないんだよ!
と言った事が分からない人には、ちょっと辛い娯楽になってしまったのが残念な所かも。
正直、分かる人には分かるというヤツは大嫌いなので!
まあプロレス・ファンなら必見と言う事で!
テリー・ファンクが全日で引退した時の映像も観れるし!