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貴志祐介の悪の教典

2012年09月16日 19時00分29秒 | ミステリー
このミステリーがすごいで2010一位だったので、期待して読んでみた。
うーーん、ふつうだった。
上下2巻で900ページ近い厚さだが、一気に読めるスピード感はある。
あるけれど、内容がふつうっていうかんじ。

若く快活で人気者な高校教師蓮見。 
その蓮見教員はじつはサイコパス。殺人を取り繕うために次の殺人を、しいてはクラス全員を大量虐殺する。 有能そうにみえて、実は子供ぽい理屈で殺人をするサイコパスの幼い性格など的確に書かれていると思う。
でも、なんかバトルロワイヤルや湊かなえの告白にでてくるサイコパスの中学生の影がちらほら。 告白にでてきたあの中学生が捕まらずに、大人になった時ってかんじの小説だった。 作家が違うのに、うまくシンクしてるのがすごい。
私としてはストレスで切れた教師の復讐劇っていうのを期待していた。

こちらは図書館で借りてください。





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