私の図書館

主に読んだ本の感想。日常のできごと。

宮部みゆきの桜ほうさら

2014年02月03日 19時09分31秒 | 歴史/時代物
なんか微妙な読後感だった。
よかったといいきれないけれど、悪くもなく。
テンポが悪いのか、話がすすむまでかなり時間がかかる。
本筋がなかなかはっきりしないし、キャラクターも話がすすむうちにズレてきてるし、中途半端だし。宮部みゆきの本だから期待しすぎてのがっかりなのか?

初期の作品から模倣犯ぐらいまでは、信用買いができた宮部みゆきの本だが、最近は慎重にならざるをえない。大枚はたいて買ったソロモンも微妙だったし。これは図書館で借りて下さい。


舞台は江戸深川。
主人公は、22歳の古橋笙之介。上総国搗根藩で小納戸役を仰せつかる古橋家の次男坊。
大好きだった父が賄賂を受け取った疑いをかけられて自刃。兄が蟄居の身となったため、江戸へやって来た笙之介は、父の汚名をそそぎたい、という思いを胸に秘め、深川の富勘長屋に住み、写本の仕事で生計をたてながら事件の真相究明にあたる。父の自刃には搗根藩の御家騒動がからんでいた。

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