私の図書館

主に読んだ本の感想。日常のできごと。

HAIRCUT

2007年11月18日 07時33分26秒 | 日常の話
いやぁ 久しぶりにおもしろい本を読んだ。読み始めたらやめられないとよく言われるけど、まさにそれ。
宮部みゆきの"孤宿の人" 時代ものでミステリーで捕物。かわいそうな話だと聞いていたので避けていたけど、読んでみると、人間模様とミステリーの要素が絶妙でよくできている。どちらかに偏るのではなく、どちらも深くほられている。上巻を読んだだけなので、まだ感想は書けないけど。
下巻がくるのがたのしみ。

話が変わるけど2日前に美容院にいってきた。
先日紹介した日本のスーパーマーケットの掲示板で見つけた日本人の美容師さん。
日本人の人に髪を切ってもらうのはほんとうに久しぶり。丁寧だねやっぱり。いちいちいろいろ細かいところをどーするか聞いてくれるし。でも、あまりよく聞いてくるのでちょとうるさかったけど。あと、女性週刊紙もよんだし。美容院で女性週刊紙を読むたのしみ、すっかりくつろいでしまった。

そうそう、大統領候補にはだれにも会えなかった。会場に入ってその後すぐ帰ったらしい。

大統領候補

2007年11月13日 08時48分34秒 | 日常の話
今週の木曜、大学に民主党の大統領候補たちがやってくる。ヒラリークリントンとかオバマとか。CNNでもその演説会みたいのは放映され結構だいだいてきなもの。でも、はっきりいって大学で働く人や学生にとっては憂鬱。第1に駐車場所がなくなる。付近の道路が閉鎖され恐ろしく混む。第二に大学のなかの警備がシークレットサービスによってまかされるので、一体どうなるのか不安。大学の学長からもEーmAILがきて、木曜日は混雑混乱がよそうされるので職員は早めに仕事にくるか(朝の5時とか6時)、有給を使うことを勧めるといってきた。そこまでしてなんで演説会を招致したのか。

なんか、オリンピックに似ている。地元の人たちは、"道路こむし、金かかるから、いいよ"と言っているのに、市長さんとか都知事とか、えらくオリンピック招致に燃えているかんじ。なにはともあれ、木曜に彼らはやってくる。クリントンもくるらしいから、警備は恐ろしく厳しいらしい。木曜にどこに車をとめるかそれが今の悩み。

高村薫の黄金を抱いて翔べ

2007年11月11日 03時56分06秒 | ハードボイルド
まあまあだった。というのが感想。
後半はハラハラさせられる展開でおもしろかったけど、前半とのアンバランスさを浮き彫りにさせスムーズさに欠ける作品だった。
6人の男たちが黄金を奪う話だけど、彼らのお互いの関係に焦点があてられている。でも、その登場人物もいまいち前半と後半で性格がちがくなっている感があり、違和感をかんじた。例えば北川、リーダー的存在で黄金計画を主案した人物だけれど、一体彼のカリスマはどこからきているのかさっぱりわからない。北川のカリスマ性を表すエピソードもなければ、経歴も明かされず、でもなぜか主人公の幸田が一目置いている。せめてもう少し彼らの性格をはっきりさせるためのエピソードか過去の話をいれてほしかった。

結果をいうなら、文庫本でも買う必要なし。
"マークスの山"のほうがおすすめ。

宮部みゆきの"はじめての文学"

2007年11月10日 08時37分00秒 | ミステリー
宮部みゆきの"はじめての文学"

この"はじめての文学"シリーズを知らなかった私の感想は"詐欺"だな。
インターネットでこの本を見たとき宮部みゆきの新しいエッセイかなと思った。よんでみてびっくり。

この本、ただ単にいままで出版された短編をあちらこちらから掻き集めてきて、なんとハードカバーとして装丁しなおし1238円税抜きで売っている代物である。寄せ集めなのでテーマもくそもあったもんじゃない。作者は"少年少女が主要な登場人物の作品を選んだ"と前書で記しているけれど、どうもしっくりこない。 一体何歳ぐらいの読者をねらっているのか。
入っている作品は"心とろかすような""朽ちてゆくまで""馬鹿囃子" "砂村新田"の4つ。 すべて私がもっている本のなかに入っている短編。

ちなみに、出版者は文藝春秋。せこいまねをする。いままでも、他の出版者からでたいた短編集をそのまま同じタイトルで同じコンテントで装丁しなおし売るケースはあった。例えば"理由"は朝日新聞社からはじめ出てそのあた、新潮社からも文庫としてでている。しかし、この"はじめての文学"あちこちからつぎはぎのように寄せ集め別のタイトルでうっている。
しかも全12巻の予定らしい。その他村上(x2)、よしもとばなな、宮本輝などの寄せ集め短編集が"はじめての文学"などというおこがましいタイトルの名のもとに出版されている。よく教科書などに載っている大作家(太宰とか夏目漱石とか)の作品がこういう形ででているのは見たことあるけど。

とりあえず、この本図書館で借りたので怒り半減。ネットで買っていたら抗議もの。

畠中恵の"夢告げ"

2007年11月04日 07時50分23秒 | 歴史/時代物
畠中恵の"夢告げ"

しゃばけでおなじみの畠中恵の本である。しかしこれはしゃばけシリーズではない。
結論からいうとあまりおもしろくなかった。 間延びがして本1冊では長すぎる気がした。
後半50%などかっとばして読み終えた。しゃばけのような話を期待している人にはおすすめではない。

江戸末期、神社の息子2人が行方不明になった大店の息子探しを手伝うところから話がはじまる。
長男の弓月は夢占いができ、その能力をみこまれ3人いる息子候補の中から本当の息子を当ててほしいとたのまれる。
殺人とか誘拐とかいろいろあって、維新後の新しい日本みたいな話になっておしまい。
はなしが小ぢんまりとしていず、無理に維新の話に絡ませたみたいで違和感があった。
とりあえず、しゃばけシリーズを読んでもらいたい。そのあと時間があればこの本もどうぞといったかんじ。

しゃばけといえば今度フジテレビでしゃばけをドラマ化するらしい。若だんな・一太郎は手越祐也。全然知らない。
とりあえず、このウェブサイトいって、興味なくした。

http://wwwz.fujitv.co.jp/shabake/index.html
こんなのなの??? すごくがっかりすること必須。