華麗なる一族
"沈まぬ太陽"が届くまでと思って山崎豊子の"華麗なる一族"を借りてみた。
ドラマではどういう設定か分からないけど、この本では10番目ぐらいの金持ち感がよくあらわれていた。上には上がいて、10番目の金持ちの苦労みたいなのがよく書かれていた。
最初はマキシムとか1万坪の屋敷とか何故か家族の中でいきなりフランス語を話だしたりとか、そういう事で華麗さをあらわすのか?といささか心配しながら読み始めたけど、なかなか奥が深かった。読み進めると一人一人の性格がよくその社会的立場と絡まった書かれていた。例えば鉄平は最初情熱的で仕事熱心な切れものなのかと思ったら、そんな事はなくおボちゃんさ特有の世間ズレがちゃんとでていた。爆破事故の最中に高炉を立て直すとか言い出すとことか。不況とか先のみとうしとか裁てず高炉高炉となぜか高炉にこだわったり。それというのみ、取引先に頭をさげたくないといったもののせいだったり。いい工合におボちゃんしていた。
その上また名前がいい、明らかに跡取りと男の子が大事といわんばかりのネーミング。それに比べて姉妹の名前が一子二子そして末娘が三子。名前考えるのも面倒といわんばかりのネーミング。名字もの万俵と元悪徳庄屋の出って感じだし。鯉の名前も将軍と成金ぽさがよくでてるし。
とりあえず、この本なかなかおもしろかった。
話が変わるけど、この前ドラマの"のだめカンタービル"をみてはまってしまって。まんがを1ー19までいっぺんに買ってしまった。こういうことを大人買いというらしい。そういうふうにYAHOOに書いてあった。たしかに、大人な買い方だなとおもった。昔だったら、お小遣いから月1ー2冊買える程度だけど、働くようになってから、全然気にしなくてよくなったし(あくまで、書籍関係のみ)。まんが一気に全巻買ってみてちょっと大人だなとおもった。