私の図書館

主に読んだ本の感想。日常のできごと。

鈴木光司の仄暗い水の底から

2010年03月31日 10時50分38秒 | ホラー

ある1冊がすごくあたると、その後はもう必ず"XXXから5年、000が届ける。。。"とか"あのXXXを書いた000の渾身1冊"というふうに紹介されのはもうしかたないだろう。
ということで、リングを書いた鈴木光司の短編集。8編入っているのだが、どれもいいかんじにホラー。サラッと読めてしまえる本である。まず、文庫本でも買う必要はないだろう。

やる事はあるんだけどなんかやる気がしない、でも後でやる事があるので、脳みそを使う本やすごく面白い本は避けたい。
途中でも簡単にパッと閉じれる本、だからといってつまらない本だと気晴らしに読む意味がないので、そこそこ話に入り込める本が読みたいなぁっという時にもってこいです。



カーリル

2010年03月30日 08時09分36秒 | 日常の話
先週は暖かく、ついうっかり眠くなってしまうというような事を書いたが、とんでもない。
やっぱり図書館、いきなりエアコンをかけはじめ、寒いのなんのって。この無意味な寒さが図書館の特長といえば特長。なので、眠いどころじゃない。セーターが必要。


さて、このサイト先日発見して、とても便利なのでご紹介。日本最大の図書館検索サイト、その名もカーリル。

まず、日本地図から自分の地域を選択する。 そのあと、読みたい本を探すと、自分の地域のどの図書館がその本を持っていて、その貸し出し状況も現れる。読みたいリストもつくれて、なかなか便利なサイト。

http://calil.jp/

メイド オブ オーナーに大抜擢

2010年03月23日 07時02分48秒 | 日常の話

ピンチヒッターながら、メイド オブ オーナー(花嫁付き添い人)に選ばれました。
しかも、式場はベラージオ。

今までお呼ばれした結婚式は家の庭とか公園とかの手作り感いっぱいの結婚式、それとはまたひと味違う本格ホテル式結婚式。その上、メイド(面倒などの後省略)なのでリハーサルディナーにもいける。はっきりいって何をするのかイマイチ分かってないけど、とりあえずベラージオの料理が楽しみで。

初めから結婚式には行くことになっていたけど、まさかメイドができるとは。 突然、前のメイドが辞退したためピンチヒッターとして選べれたのだけれど、結婚式は来月でほとんどもう準備は出来ているらしいので、やることはあまり無いらしい。


ラスベガスは毎日暖かい日和が続いてます。休憩中にお散歩に行くとおもわず眠くなってくる。


そうそう、まんが大賞が決まりました。「受表作はマザキマリさんの「テルマエ・ロマエ」ちなみに、昨日紹介したバクマンも候補に選ばれていたのですが残念3位でした。朝日新聞にのっていたあらすじによると。。。


古代ローマの設計技師ルシウスが、なぜかたびたび現代日本の風呂にタイムトリップ! 銭湯で飲むフルーツ牛乳や露天風呂や温泉玉子や家庭用簡易風呂など「平たい顔族」(日本人のこと)の創意工夫と高度な文明に衝撃を受け、ローマの風呂に大変革をもたらす、という物語。古代ローマと現代日本を風呂文化で結びつけた意表を突くアイデアが秀逸で、くそまじめなルシウスととことん親切な平たい顔族のおじちゃんおばちゃんのコントラストとギャップが笑いを誘い、風呂を愛する我ら日本人の自尊心を巧みにくすぐります。


っとなっています。なんと画期的なお風呂まんが。しかも古代ローマからタイムスリップという壮大感たっぷなのに、なぜかお風呂。

このあらすじを読んで、ぜひ読みたくなった私、さっそく購入予定。感想は来月にでも。

大場つぐみと小畑健のバクマン

2010年03月22日 09時44分35秒 | マンガ
先週に引き続きまんが。こちらは、大人買いはせず、慎重を気して最初の3巻のみ購入。

DEATH NOTEを製作した2人組みによる新しいマンガ。週刊少年ジャンプで連載をしていながら、内容はなんと少年2人組みがジャンプ連載を目指す、青春まんがのようになっている。バクマン自体今週刊少年ジャンプで連載をしてるので、自分たちの舞台裏を描くようになっている。

なかなかおもしろ趣向だと思った。中身も丁寧にかかれているので、内容がこく、損した感は少ない。

DEATH NOTEと比べてどちらがいいかと言われると、やっぱりDEATHNOTEかな。

よしながふみの西洋骨董洋菓子店

2010年03月19日 06時55分51秒 | マンガ

財布のひもがゆるんで、この漫画大人買いしてしまった。4巻完結でよかった。
"きのう何食べた?"に続いて、おいしそうな漫画であった。今回はケーキが主役。美形(うち1ー2はゲイ)が住宅街にケーキ屋さんをオープンする。
もちろん、よしながふみの本なので、かっこいい/かわいい男子をからませておしまいではない。ちょっとサスペンスぽっく、人間の心理も描いている。登場人物もそれぞれの過去があるのだが、ちょっとずつ成長しているのが最後にわかる。一話完結となっていくつかの話が入っているが、全体としてもよくまとまっている。


そして、なんといってもケーキ。オーナーである橘さんがお客さんに説明(解説)するケーキが美味しそうなんだ。
しかし、私の中のよしながふみランキングでいくとやや低め。

大奥
きのう何食べた?
西洋骨董洋菓子店

という順になる。と、いうことで、こちらは漫画喫茶でみつけたらどうぞ。

うちの3姉妹

2010年03月18日 11時26分54秒 | 日常の話


とても楽しいブログを見つけたのでご紹介。なんでも、TVアニメでやっているらしいので、知っている人もいるかもしれないが。

うちの3姉妹-マンガで見る今日の出来事というブログ。3姉妹のおもしろい毎日をお母さん/作者のつっこみを入れて描いている。マンガといっても、4コマみたいなかんじ。

すごくおもしろかった。まんがで声を出して笑うことなど"聖おにいさん"以来。 しかもこちらはタダ。本にもなっているらしいけれど。
いわゆる今はやりの育児まんがみたいなのだろうけど、すごくおもしろい。

私が好きなのは、3姉妹の"おっぺけぺ劇場。" いわゆるお姫様ごっこ。これを母でもあり作者でもあるこの人がひそかにメモを取りながら、このお姫様ごっこ劇場を紹介する。大人が理解できない世界のお話であるおっぺけぺ劇場ではまず、すごいネーミングから入る。劇設定のナレーションからセリフまでこと細かに、役者けん監督として指示をだしていく。でも、セリフがかみ合わない。えんえんと2時間ほど続く。コスプレもつく。


とりあえず、笑えるのです。
毎日おっぺけぺ劇場をナマで見るのはつらいけど、読んでいるとおもしろいのなんのって。
あと長女のフーちゃんがぬけていてかわいいのです。1年生で初めて"あゆみ"を修業式に貰った時、"あゆみって誰?"とお母さんに聞いていた。

このブログを読んでいて気付いたけれど、私もちょっと今お母さんぽかった?という瞬間がある。私が仕事で忙しくしているのに、横で学生アルバイトの子がえんえんとなんか話ている。とりあえず、ナマ返事をして、"ふーん"とか"うんうん"とか言ってあげるのだけど、"ちょっと聞いてる?"とか言われると、"聞いてるよ、XXXがOOOなんでしょ?"とちょっと頭に残っていた事をリピートとすると、安心して、また"それでね。。。"と始める。こんな瞬間、ちょっとお母さん?

あと、すーーーーごく忙しいのに空気が読めていず、話かけてくる学生アルバイト。さすがに、キレて"今忙しいからあとで!"と言ってしまった時、ちょっといまのセリフお母さんぽかった?と反省。

とりあえず、このブログチェックしてみてください。

http://ameblo.jp/3shimai/

シャレイン ハリスのDEAD UNTIL DARK (TRUE BLOOD 1)

2010年03月10日 12時38分32秒 | ロマンス

アメリカでドラマ化もされたこの本、昨今人気のバンパイアものである。ドラマはトゥールブラッドというタイトルとなっている。ドラマは見たことが無いけれど、コマーシャルから見たかんじ結構シリアスな恋愛もののような気がしたけれど、オリジナルの本はコミカルなものになっている。

この本の中では人間とバンパイアが共にお互いの存在を知りながら生活する社会となっている。法律でバンパイアを保護し、人工の血液を供給したりして、バンパイアも隠れて生活しなくてもよくなっていうる。が、やっぱりバンパイアに対する偏見は色濃く残っている。

バンパイアのビルは150歳で、ルイジアナのボンタンという片田舎の町に引っ越してきたばかり。人との生活に馴染もうとするビル。
一方、主人公のスーキーはルイジアナの片田舎でウェイトレスをする人間の女性である、しかしスーキーは人の心が読める超能力を持っている。
その力により、スーキーはまともな人間関係を築けないでいる。でも、ビルといっしょにいる時だけは静寂を楽しめる。
この2人は付き合い始めるのだが、それにともないボントンで連続婦女殺人事件がおこる。もちろん、町のみんなはバンパイアの仕業だと決めつけ、ビルの知り合いのバンパイアを焼き殺す。しかも、スーキーの祖母が殺され、兄のジャイソンが容疑者として逮捕され、いよいよスーキーとビルは窮地においこまれる。スーキーは特別な力を使い犯人を探していく。こう話していると、推理小説っぽくなってしまったが、実際はロマンス小説である。

とりあえず、この小さな町で、結構な数の人が死ぬんだ。ま、それはいいとして。 いろいろ不自然な設定だと思われるかもしれないが不思議とうまくできているので違和感なくこの世界に入り込める。特にスーキーがとても魅力的で親しみやすいキャラクターなのも気に入った。

このシリーズすでに8冊ほどでているので、先が楽しみ。この手の話が好きではなく、トワイライトもイマイチという方、これを試してみてください。日本語版はトゥール-ブラッドというタイトルででています。
私的にハートマーク4つで。



IMAX 3D

2010年03月08日 09時56分29秒 | 日常の話
先週末、映画(ALICE IN WONDERLAND)を見に行った。
IMAX 3Dのシアターで。初めての体験だった、最初、ちょっと乗り物酔いっぽくなったが、すぐにもちなおした。
それにしても、すごい。IMAXの3Dってこんなことができるのかと感心。子供のころ、どらえもんの映画でちょっと3Dみたいのがあって、あの紙でできた眼鏡で見て、ドラえもんが飛び出してくるというのがあった。全然3Dじゃなかった記憶もある。しかし、これはすごい、本当に3D。
5年前には考えられない事だったのに、改てテクノロジーすごいと思った。でも、凄すぎてちょっと乗り物酔いぎみ。

鈴木光司のリングとらせん

2010年03月08日 09時46分40秒 | ホラー


かなり古い本で申し訳ないが、先週から思い立って読み返してみた。久しぶりに読み返したけれど、やっぱり原作はいいね。
これを最初に読んだのがかれこれ15ー6年前、最初に映画化されて話題を呼ぶようになって本を買ってみた。今でも覚えているが、先が知りたくてたまらず、夜通しで読み終えた記憶がある。しかも、夜一人で読んでいたため、怖いのなんのって。

リングは確かに怖かったので、ホラー小説と言えるかもしれないが、この後のらせんループと続くとホラーというより、SFっぽくなったくる。それでも、すごくよくかけているので、大変おもしろい。

たしかこれが出た時は衝撃的に新しいホラーだった。人間がコントロールできない科学の発展、その速さにより、恐怖を覚え人類にたいする警告的なメッセージを発する小説は19世紀のころから多々ある。フランケンシュタインのように人間と科学の力により生み出された怪物が恐怖の対象となる一方、それを作れる科学にも恐怖を覚える作品がある。リングを読んでいると、19世紀に書かれたフランケンシュタインを思い出させる。科学のゆるぎない発展がすばらしい事ととらえる一方、底知れぬおそろしさがついて回る。その恐怖はクローン羊を最初に見た時とにているかも。


まさしく、画期的の作品だった。これはすでに文庫になっているし、古本屋さんでも売っているとおもうが、580円文庫で新品を買う価値あり。
リング、らせんと続けてどうぞ。ループはオプショナル。

あずまきよひこのYOTSUBA!&

2010年03月02日 11時59分16秒 | マンガ


よつばとの第7巻。すっかりこのマンガのことを忘れていたら、いつのまにか英語版で8巻まで出ていた。相変わらず、ほのぼのとしたマイペースマンガでおもしろかった。

今回もいろいろなことを学ぶ5歳児よつば、初めてのおつかいに行って、お菓子を買ってきてしまうよつば、牛乳がどうやって牛から出てくるのか分からないよつば、こーひー牛乳は黒い牛から、白い牛乳は白い牛から出てくると言うと、よつばのお父さんに、それではいちご牛乳は?と聞かれ、それは牛の血と怖い答えを出すよつば。一輪車は貧乏で自転車が買えないから乗っていると勘違いするよつば。

おもわず、にんまりしてしまうマンガである。

前回も書いたが、やはり、この親子の過去、関係は今だ謎のまま。