私の図書館

主に読んだ本の感想。日常のできごと。

赤川次郎の鼠、窮地に立つ

2014年01月27日 14時42分52秒 | 歴史/時代物
赤川次郎唯一の時代ものシリーズ、鼠。もちろん鼠小僧の話。
最初の2冊は図書館でかりたが、ドラマ化記念ということで電子書籍が半額になっていたので、残り全部買ってしまった。
今のところ6冊でていて、鼠、窮地に立つが最新作。
最近は人気の表紙絵画家のものばかりが目につくけれど、この表紙は新鮮でいい。

昼の顔は甘酒屋の次郎吉とその妹お袖と長屋で二人くらし。
3作目からはオランダ医の千草(女医)とそのお手伝いお国も登場します。
短編もので軽快なテンポで話がすすみ、最後の謎解き・解決の見せ場もサラサラと
終わってしまうので、昔ながらの時代もの小説とは全然ちがって読み応えが無いといえば無いかも。 
定額では私も買わなかったと思う。

ちなみにドラマは、どんなもんかなとチェックしたけど5分で見るのを終了。

堂場舜一のアナザーファイス

2014年01月21日 17時43分49秒 | 日常の話
すごいスピードで新作を発表し続ける作家堂場舜一。
このシリーズの1作目がでたのが2010年、なんと3年でシリーズ5作目まででている。 
しかも全部文庫。
出版の仕方といい、内容といい、通勤のおともにもってこいの本。
内容もなかなか面白く、さくさくと読めるのがよい。

シングルファーザーの刑事が子育てと刑事としてのキャリアとの狭間で苦悩していく話。
でもやはり刑事ものなので、ミステリー色は強い。
がんばれ子育てと仕事と応援したくなる本。

坂本ですが?

2014年01月14日 17時11分58秒 | マンガ
おもしろいと評判のうえ、この漫画がすごいの2位だったのでかなり期待して購入。
結論をいうとすごくがっかり。
なにがどうおもしろいのか分からなかった。
ギャグマンガなのは分かったが、"どうこのギャグおもしろいでしょ"ってかんじで、ねらいすぎ。
ストーリーなし。単純すぎ。650円損した。本棚のスペースの邪魔。などなど、買わないでよい、読まないでよい理由は10は浮かぶ。
おなじギャグマンガだったら、稲中卓球部のほうをおすすめする。
稲中と比べるとレベルがかなり下なのがわかる。


となりの怪物くん 13

2014年01月13日 16時22分16秒 | マンガ
本編は12巻でおしまいだが、13巻は4つの番外編が入った短編集。
ささやん君と夏目さん、優山さんと伊予ちゃん、優山さん、大島さんと隆也の4編。
どれもはっきりと決着がつくわけではないけれど、どれも爽やかでよかった。
12巻までかったなら、ぜひこれも。

これで終わりなので、次はなにを買い始めよう。。。と思ったら"俺物語”買っちゃてたよ。

Mouse Guard

2014年01月10日 15時37分23秒 | マンガ
David Petersenのマウスガード。
マンガといってもアートの要素が多いので、1冊2000円近くするもの。







タイトル通り、ネズミの警護隊の話。 雰囲気的にはロードオブリングぽい感じ。
ネズミの町があり、その町を行きかう商人ネズミの護衛をしたり、町を敵からまもったり、イタチやフクロウや蛇などの外敵と戦ったりするのがネズミガードのお仕事。 
一応剣とか斧とかもっているのだけど、苦労苦難がある冒険談(なんといっても小さいから)。本人たち(話やナレーションも)いたって真面目、でもネズミなので笑える。 クールなキャラクターもいるが、でもしょせんはネズミ。
ネズミにも色々種類があり、町ごとに職業がわかれている。
例えば、ロックへイブンはネズミガードの町、武に重きをおいていて刀鍛冶などが主な産業。
スプルースタックは科学者たちの町。科学者ネズミが多く住んでいて、ネズミガードに助けをもとめる時もあるがそれと引き換えに薬などをあげる。同じネズミでも、敵ネズミがいて1巻ではこの反政府的なネズミ集団(斧の軍団というたいそうな名前がついている、ネズミなのに)がロックへイブンを襲撃する。 

買うほどでもないが、図書館にあるので読んでいる。
いまのところ4巻まで出ているのだが、出版が遅い(アートだから)。
ちなみに、私のPCはMouse Guardの壁紙。

MouseGuardのオフィシャルギャラリーはこちら
http://www.mouseguard.net/

池井戸潤のロスジェネの逆襲

2014年01月09日 12時56分49秒 | ミステリー/文芸
お正月に読んだ本。 
半沢直樹人気の真っ只中でつい買ったけれど、なんか読む気がせずつん読状態だった。

「オレたちバブル入行組」、「オレたち花のバブル組」に続く3部作目の銀行を舞台にした企業小説。 題名どおり、バブル組とロストジェネレーション世代の確執、銀行内の派閥など中身の濃い小説だった。 

唯一気になったのが、反体制派というか革命児というかそういう半沢のキャラクターの色が薄いこと。 上司としての半沢、ときおり部下に熱血先生のような説教をたれる半沢とうのが鼻についた。 まーバブル組で上司という立場なんだから現実に忠実といえば忠実なんだけど。

前作で予想外に出向を言い渡せられた半沢にたちはだかる新たな敵は副頭取。
それにしてもよく次から次へと派閥親分がでてくる。大きな企業はそういうものなのだろう。
最後にまっているのは、半沢への新しい辞令。 銀行に戻れるのか!? 読んでのお楽しみ。

俺物語

2014年01月08日 17時40分56秒 | マンガ
俺物語

このミス同様に最近人気なのが、この漫画がすごい。
歴史はまだ浅いものの、なかなか参考になるランキング。これの堂々2013の1位だったのが"俺物語"
表紙は1ー2年前から何回かみていたが、ずーーっと青年漫画だろうと思って気にもとめていなかった。
今回、この漫画がすごいのランキングをみて知ったが、この漫画まさかの少女漫画、しかも別マ。
それなのにあの表紙。てっきり青年漫画の下町刑事ものか、はたまた人情ヤクザものかと勝手に想像していた。
なにより、他のキャラクターも一応表紙に載っているのに目に入ってこないというか、背景のようになってしまっているというか、それほど剛田猛男がすごいインパクトの表紙だったので今の今まで少女漫画という認識がなかった。とりあえず、このギャップに興味をそそられて買ってみた。

1ー4巻でているが、すごくおもしろかった。泣けて笑えて充実の漫画だった。
コメディタッチでかかれているんだけど、ちゃんと少女漫画しているというか。
高校1年生の剛田猛男(表紙絵の男)、イケメンで猛男の親友の砂川、猛男の彼女の大和さん、猛男のことを小さい時から好きだった砂川の姉、とまあ主な登場人物はこんなかんじなんだけれど、猛男と砂川が友情を再確認したりとか、大和さんという彼女ができるまでの話とか、その後のちょっとズレてるラブラブ感とか読みどころたくさん。これは買って間違いなし。

ちなみにこの漫画がすごい2014の1位は"坂本ですが?"というやつ。これも買ってみようとおもう。