私の図書館

主に読んだ本の感想。日常のできごと。

椿いずみの月刊少女野崎くん

2014年04月30日 18時51分25秒 | マンガ
電子書籍の立ち読みを何気なく読んでいたら、あまりにおもしろいので即購入。
予定になかった新シリーズ購入だったけれど、大満足で大爆笑。
無骨な男子高校生野崎くんは、まさかの少女漫画家。
日々学校に通いながら、よりオトメの気持ちをわかるようにと精進をかさねる研究家でもある。
そんな野崎くんのお手伝いをする同級生の千代ちゃんと野崎くんのお友達たちの学校生活のお話。
あらすじを読んだかぎり、なんか聞いたことのあるような少女漫画の話だなーとおもっていたら、なんと4コマ漫画だった。

4コマなんだけれど、ちゃんとストーリーがあって続きもののような流れがありただの4コマとはちがう。ギャグまんがのような少女マンガのようなで2つの要素が合わさって、さらに4コマならでは切れのよさが絶妙な、とてもおもしろい漫画。
読み始めたら笑うこと間違いなし。1巻より2巻、2巻より3巻のほうがおもしろいというノリのよさ。
これはもう大人買いしてまちがいなし。何度も何度も読み返して、笑うこと間違いなし。
ちなみに4巻が四月にでたばかり。

有川浩の空飛ぶ広報室

2014年04月17日 14時32分05秒 | ミステリー/文芸
有川浩の自衛隊作品。 
広報室とあるから、この作者が書いた”県庁おもてなし課”と同じかんじかなとおもったら、びっくりく航空自衛隊の広報室の話でした。
どこにでもある広報室ですが、この本は特殊な自衛隊の中の広報室。
一般企業のそれとはまた違う広報室の環境でがんぱっている自衛官の話です。
主人公はブルーインパルスのパイロットにのるはずだったが交通事故によりパイロットの資格剥奪され内勤にまわされた空井二尉。空井とその同僚がそれぞれ違う章で主人公になり、話がすすんでいきます。

最後の章のタイトルは、”あの日の松島。”震災で壊滅的な被害をうけた基地とその中で救援活動をする基地の人たちの話。
どの章もすごく面白かったが、最後の章はなけるほどよかった。
ちなみに、あとがきには小説になったまでの逸話も書いてあり最期まで楽しくよめた。

全体としてすごくよかったです。今までの有川浩の自衛隊作品の中では一番だと思う。
取材もよくしてあり、裏話やリアルさがありお仕事小説としても秀逸。

航空自衛隊では本当に、”空飛ぶ広報室”というのを開設しているようです。どうやら、この小説とのコラボで。


諫山創の進撃の巨人

2014年04月16日 19時20分06秒 | マンガ


今さらだけれど、進撃の巨人にはまってしまった。
前々からすごい人気だという評判だけは聞いていたけれど、SFぽくって敬遠していた。
絵が下手、絵が汚いなどの漫画にとっては致命的ともいえるレビューのなかの大躍進。
ここ数年はマンガ大賞,このマンガがすごいにもノミネートされている。
絵がうんねんというのは、私的にはあまり気にならなかったが、たしかにキャラクターがごっちゃになってしまうこともあった。
しかし、そんなことは気にならないほど話が面白かった。
前置きとかなしに第一話から話がドンドン進んでいくスピード感のよさ、冒険的な独特の世界観、謎が謎をよぶ展開の面白さ、久々の大ヒット。
ちなみに、巨人(本当に4mから15mほどの巨人がでてくる)はすごくよく描けていたとおもう。
リアルに怖くてその異様さに目がはなせないというか、ある意味主人公よりよく描けている。


電子書籍で立ち読みしてみたら、あまりに面白かったので大人買いしてしまったが、その価値十分あり。この漫画には是非マンガ大賞を受賞してもらいたい。
1冊買ったら続きがよみたくなること間違いなし。 ハラハラドキドキして早く続きが読みたくなるのは、20世紀少年以来。


あまりの人気のためスピンオフ(他の人が絵を描いている)とか改造版とかやたらとでているので買う時は要注意。是非オリジナルを。
4月に13巻発売したばかり、紙と電子書籍同時発売というのもうれしい。