怒とうのような学期末も終わり夏休みに突入。
先週とはうって変わった静けさ。一体あの忙しさはなんだったのか?
テストの1週間前に今さら勉強しても遅いよ。。。と分かってはいるが、なんとなく図書館に来て本を広げているだけで、精神的に満足感を得られるのなら、それはそれでいいのだろう。
学期末中もいろいろな質問がでた。
テストをうける教室が分からない、どこだか教えて? (そんなこと図書館に聞かれても。。。教授に聞くべきでは?)
とか
今まで本借りたことないんだけど、どうやればいいの? (この4ヶ月一体なにをしていたの?)
とか
紙と鉛筆ない? (えっ?今からテストうけるのに持ってこなかったの?)
とか
教科書ある? (じゃあ今まで教科書なしで過ごしてたの?)
などなど、今さらパニック状態になっている生徒さんたちのお世話が主だった。
その中でもとっておきなのが$100の男。
うちの図書館では生徒さん以外はコンピュターが使えない。一般の人は本の貸し出しのみ。 それを知らない一般の人がうちの図書館にコンピュターを使いうためにやってくるのだが、ダメなものはダメ。(コストなどの面でいろいろ理由があるのだが、それは置いておく)。 特に学期末中は生徒さん優先でそれでもコンピュターが足りないくらい。
その中で、この男(どうしてもインターネットのアクセスが必要と言い張る)$100 (やく1万円)を財布からだし, 5分使わせてくれたら$100あげると言い出した。 なんとも胡散臭いオファーだが、もちろん学生アルバイトの子たちは色めきだった。たぶん職員が対応してなかったら、かなり心が傾いていたであろう。
で、結局私の上司が対応して断った。 さあこれで話はおしまいとおもいきや。 この男やおらコンピュターの前に座っている学生にアプローチして$100さつ をひらつかせ、席を譲ってもらっていた。お金をだせば大抵のことは出来るという例であろう。 まあ、分からないでもない。私がこの学生でも同じことをしていたであろう。 で、5分後、この男は立ち去っていった。
一体なぜそんなにインターネットが必要だったのか?
この学生がうれしそうに話してくれたところ、交通違反の切符を切られ、その違反金を5時までに払わなければいけなかった、でも家に帰っている時間がない。というのが理由だったらしい。$100払ってでも期日に間に合わせようとするのもすごいが、本当に$100の価値があったのか?
アルバイトの子たちはこれを聞いて"いいなー" "いいなー"の大合唱。 そんな胡散臭い手にのるな!っと一喝したが、私も心の中では"いいなーいいなー"と繰り返していた。