怪談の古典である番町皿屋敷の新解釈版。
京極夏彦ならではの本作りといい、 お話といい、構成といい、本全体が大変よくできている。
いつもながらのサイコロ本(堂々の770ページ)なのだけれど、余白がおおいのでかなりゆとりをもった本となっている。
番町皿屋敷といえば、お皿を割ってしたったお菊さんが殿さまにお手打ちになり、
うらみながらに毎夜毎夜井戸でお皿の数を一まい、二まい。。。と数えるあのお菊さんのお話。
殿様と恋仲であったとかいろいろなバージョンが出回っているけれど、この京極夏彦バージョンはそれぞれの登場人物のサイコロジーにせまる異質のものとなっている。
そう、昔の人もこういう強迫観念があったのでは?と思わせる新たな切り口。
斬新な古典といえば京極夏彦。今回も期待を裏切らないものだった。
京極夏彦ならではの本作りといい、 お話といい、構成といい、本全体が大変よくできている。
いつもながらのサイコロ本(堂々の770ページ)なのだけれど、余白がおおいのでかなりゆとりをもった本となっている。
番町皿屋敷といえば、お皿を割ってしたったお菊さんが殿さまにお手打ちになり、
うらみながらに毎夜毎夜井戸でお皿の数を一まい、二まい。。。と数えるあのお菊さんのお話。
殿様と恋仲であったとかいろいろなバージョンが出回っているけれど、この京極夏彦バージョンはそれぞれの登場人物のサイコロジーにせまる異質のものとなっている。
そう、昔の人もこういう強迫観念があったのでは?と思わせる新たな切り口。
斬新な古典といえば京極夏彦。今回も期待を裏切らないものだった。