私の図書館

主に読んだ本の感想。日常のできごと。

椿いずみの月刊少女野崎くん

2014年04月30日 18時51分25秒 | マンガ
電子書籍の立ち読みを何気なく読んでいたら、あまりにおもしろいので即購入。
予定になかった新シリーズ購入だったけれど、大満足で大爆笑。
無骨な男子高校生野崎くんは、まさかの少女漫画家。
日々学校に通いながら、よりオトメの気持ちをわかるようにと精進をかさねる研究家でもある。
そんな野崎くんのお手伝いをする同級生の千代ちゃんと野崎くんのお友達たちの学校生活のお話。
あらすじを読んだかぎり、なんか聞いたことのあるような少女漫画の話だなーとおもっていたら、なんと4コマ漫画だった。

4コマなんだけれど、ちゃんとストーリーがあって続きもののような流れがありただの4コマとはちがう。ギャグまんがのような少女マンガのようなで2つの要素が合わさって、さらに4コマならでは切れのよさが絶妙な、とてもおもしろい漫画。
読み始めたら笑うこと間違いなし。1巻より2巻、2巻より3巻のほうがおもしろいというノリのよさ。
これはもう大人買いしてまちがいなし。何度も何度も読み返して、笑うこと間違いなし。
ちなみに4巻が四月にでたばかり。

諫山創の進撃の巨人

2014年04月16日 19時20分06秒 | マンガ


今さらだけれど、進撃の巨人にはまってしまった。
前々からすごい人気だという評判だけは聞いていたけれど、SFぽくって敬遠していた。
絵が下手、絵が汚いなどの漫画にとっては致命的ともいえるレビューのなかの大躍進。
ここ数年はマンガ大賞,このマンガがすごいにもノミネートされている。
絵がうんねんというのは、私的にはあまり気にならなかったが、たしかにキャラクターがごっちゃになってしまうこともあった。
しかし、そんなことは気にならないほど話が面白かった。
前置きとかなしに第一話から話がドンドン進んでいくスピード感のよさ、冒険的な独特の世界観、謎が謎をよぶ展開の面白さ、久々の大ヒット。
ちなみに、巨人(本当に4mから15mほどの巨人がでてくる)はすごくよく描けていたとおもう。
リアルに怖くてその異様さに目がはなせないというか、ある意味主人公よりよく描けている。


電子書籍で立ち読みしてみたら、あまりに面白かったので大人買いしてしまったが、その価値十分あり。この漫画には是非マンガ大賞を受賞してもらいたい。
1冊買ったら続きがよみたくなること間違いなし。 ハラハラドキドキして早く続きが読みたくなるのは、20世紀少年以来。


あまりの人気のためスピンオフ(他の人が絵を描いている)とか改造版とかやたらとでているので買う時は要注意。是非オリジナルを。
4月に13巻発売したばかり、紙と電子書籍同時発売というのもうれしい。

坂本ですが?

2014年01月14日 17時11分58秒 | マンガ
おもしろいと評判のうえ、この漫画がすごいの2位だったのでかなり期待して購入。
結論をいうとすごくがっかり。
なにがどうおもしろいのか分からなかった。
ギャグマンガなのは分かったが、"どうこのギャグおもしろいでしょ"ってかんじで、ねらいすぎ。
ストーリーなし。単純すぎ。650円損した。本棚のスペースの邪魔。などなど、買わないでよい、読まないでよい理由は10は浮かぶ。
おなじギャグマンガだったら、稲中卓球部のほうをおすすめする。
稲中と比べるとレベルがかなり下なのがわかる。


となりの怪物くん 13

2014年01月13日 16時22分16秒 | マンガ
本編は12巻でおしまいだが、13巻は4つの番外編が入った短編集。
ささやん君と夏目さん、優山さんと伊予ちゃん、優山さん、大島さんと隆也の4編。
どれもはっきりと決着がつくわけではないけれど、どれも爽やかでよかった。
12巻までかったなら、ぜひこれも。

これで終わりなので、次はなにを買い始めよう。。。と思ったら"俺物語”買っちゃてたよ。

Mouse Guard

2014年01月10日 15時37分23秒 | マンガ
David Petersenのマウスガード。
マンガといってもアートの要素が多いので、1冊2000円近くするもの。







タイトル通り、ネズミの警護隊の話。 雰囲気的にはロードオブリングぽい感じ。
ネズミの町があり、その町を行きかう商人ネズミの護衛をしたり、町を敵からまもったり、イタチやフクロウや蛇などの外敵と戦ったりするのがネズミガードのお仕事。 
一応剣とか斧とかもっているのだけど、苦労苦難がある冒険談(なんといっても小さいから)。本人たち(話やナレーションも)いたって真面目、でもネズミなので笑える。 クールなキャラクターもいるが、でもしょせんはネズミ。
ネズミにも色々種類があり、町ごとに職業がわかれている。
例えば、ロックへイブンはネズミガードの町、武に重きをおいていて刀鍛冶などが主な産業。
スプルースタックは科学者たちの町。科学者ネズミが多く住んでいて、ネズミガードに助けをもとめる時もあるがそれと引き換えに薬などをあげる。同じネズミでも、敵ネズミがいて1巻ではこの反政府的なネズミ集団(斧の軍団というたいそうな名前がついている、ネズミなのに)がロックへイブンを襲撃する。 

買うほどでもないが、図書館にあるので読んでいる。
いまのところ4巻まで出ているのだが、出版が遅い(アートだから)。
ちなみに、私のPCはMouse Guardの壁紙。

MouseGuardのオフィシャルギャラリーはこちら
http://www.mouseguard.net/

俺物語

2014年01月08日 17時40分56秒 | マンガ
俺物語

このミス同様に最近人気なのが、この漫画がすごい。
歴史はまだ浅いものの、なかなか参考になるランキング。これの堂々2013の1位だったのが"俺物語"
表紙は1ー2年前から何回かみていたが、ずーーっと青年漫画だろうと思って気にもとめていなかった。
今回、この漫画がすごいのランキングをみて知ったが、この漫画まさかの少女漫画、しかも別マ。
それなのにあの表紙。てっきり青年漫画の下町刑事ものか、はたまた人情ヤクザものかと勝手に想像していた。
なにより、他のキャラクターも一応表紙に載っているのに目に入ってこないというか、背景のようになってしまっているというか、それほど剛田猛男がすごいインパクトの表紙だったので今の今まで少女漫画という認識がなかった。とりあえず、このギャップに興味をそそられて買ってみた。

1ー4巻でているが、すごくおもしろかった。泣けて笑えて充実の漫画だった。
コメディタッチでかかれているんだけど、ちゃんと少女漫画しているというか。
高校1年生の剛田猛男(表紙絵の男)、イケメンで猛男の親友の砂川、猛男の彼女の大和さん、猛男のことを小さい時から好きだった砂川の姉、とまあ主な登場人物はこんなかんじなんだけれど、猛男と砂川が友情を再確認したりとか、大和さんという彼女ができるまでの話とか、その後のちょっとズレてるラブラブ感とか読みどころたくさん。これは買って間違いなし。

ちなみにこの漫画がすごい2014の1位は"坂本ですが?"というやつ。これも買ってみようとおもう。


椎名軽穂の君に届け

2013年07月01日 18時21分32秒 | マンガ
以前少女漫画の王道だといった漫画があったけれど、さらに上をいく漫画を発見。
発見っていってもすごく有名なので今さらだけれど。
3月に日本に帰るとき、飛行機での時間つぶしのため16巻一気に大人買いしたしだい。
これで7時間は潰れた。まさしくIPADさまさま。

すごく人気があってタイトルだけは知っていたけれど買う気はおきなかったこの漫画。
大人買いしてよかった。 すごくよかった。もう泣けるくらいよかった。
恋愛話あり、友情話あり、いじめの話もあり、ギャグもあり。
みんなに貞子とよばれている爽子とクラスでも爽やか君でとおっている風早君の話。
もちろん貞子のようやくできた友達2人の話を絡まっていて、これぞ高校生活/青春ってかんじの話。オススメです。最新巻ではいよいよ高校3年生です、それぞれの進路の悩む貞子たち。

じつはこの漫画、知り合いの小学3年生の女の子も読んでいておもわず意気投合してしまった。
そんな3年生の彼女今は"イタズラなKISS"を読んでいる最中だとか。あれ、作者が途中で亡くなって最後まで終わってないんだよと言ったら、すごいショックをうけていた。
終わらない漫画なんてないと思っていたらしい。
甘いな。王家の紋章もガラスの仮面もがんばっているが、はたして終わるのか。






森薫の乙嫁物語

2013年05月15日 14時18分02秒 | マンガ
先日、日本に帰ったとき羽田で衝動買いした漫画。1-5までを購入。
今年のマンガ大賞で2位、タイトルは前から知っていたがどういう話なのかは知らなかった。
ずーっと続いた一つの話なのかと思ったら、アンソロジーだった。
5巻までに3人のお嫁さんがでてきて、脇役の英国人スミスさんの旅とテーマによってなんとなくこの3つのお話が続いているかんじ。

舞台は19世紀の中央アジア。
最初のお嫁さんは遊牧民出身20歳のアミル、嫁ぎさきは
12歳の定住民(でも馬中心の生活)の町の少年カルルク。 
手違いで年がはなれたお婿さんのところにきたアミルが、
ちがう生活習慣のなか、だんだんとカルルクさんと家族になっていくお話。

このカルルクさんの家に異文化研究のため居候しているのがスミスさん。
そのスミスさんが長い居候生活を打ち切り、中央アジアからカスピ海をまわり、
アンカラへ旅をはじめる。 その途中であったのが第2の乙嫁タラスさんと
第3の乙嫁双子の姉妹。これは双子の結婚式に遭遇する。

今までにない漫画のテーマでとてもよかった。





となりの怪物くん

2013年03月19日 11時29分59秒 | マンガ
花ざかりの君たちへを大人買いして大失敗した過去から立ち直れず、少女マンガ(とくに一気買い)は、ここ数年控えていた。 
本と同じくらいまんががすきな私としては大人買いする醍醐味をまた味わいたいと思っていた。
とくに少女まんがで挽回のチャンスをねらっていた。 
この年で少女まんがを読んでニヤニヤしているのも気持ち悪いが、好きなのだから仕方ない。

爽やか、青春、THE高校生活、予想どうりかっこいい男の子二人が女の子一人(がり勉タイプ)を好きになるという定番、もちろんかっこいいだけではなく金持ち、頭よしの出来杉君、どうしてそうなる?的な現実的には不可解なすれ違い、とまさに王道の少女まんがだった。

王道定番を地でいってるんだけど、おもしろさも入り、おちゃらけも入り、お友達関係も入り、いじめも入り、現代版ってなかんじ。
このまんが、どのキャラクターも好人物、とくに主人公の雫ちゃん、少女マンガの女の子特有のイライラさせられる性格ではなく、すんなり応援できる(応援するほど感情移入するのもどうかと思うが)。
結論を言うと、一気買いして損なし。今一番おススメ少女マンガまちがいなし。

ちなみに電子書籍で1-10巻を買ってしまったが、11が電子書籍になるのを待てそうにないのでまんがで買う予定。 

よしながふみのきのう何食べた?

2013年01月16日 16時33分05秒 | マンガ
今回もとてもよかった。
いつもどうりの料理漫画的要素もあり、ケンジとシローさんのパートナーとしての成長話ありと、どっちをとっても満点のまんがです。
今回はシローさんケンジを実家につれていくんですが、その話がよかった。
ちょっと感動ものだった。
二人で買い物いったり、カフェいったり、実家にいったり、なんて事の無い日常を一つずつこなしていくこの二人を応援したくなる一冊。
アマゾンでも文句なしの全て5つ星評価。

デミグラスソースのオムライス、紅茶のシャーベット、うどんすきなどが美味しそうで、トライしてみたくなりました。

さてさて、料理漫画といえばもうひとつ気になるのが、信長のシェフ。
信長協奏曲を買っている身なので、かぶるな~~と欲しいものリストからはずしていたけど、ドラマ化もされたみたいだし、買ってしまおうかと考え中。 でも、仁と信長協奏曲を混ぜた感じというなんとも微妙な書評を読むと、ちょっとな~っと悩む。

聖おにいさん 8

2012年12月20日 14時52分16秒 | マンガ
期待を裏切らないおもしろさ。
ブッタとイエス、今回はボーリングに行ったり、ジャニーズのコンサート(どっかの宗教団体のミサだと思ってたらしい)、沖縄行ったりと活発に活動。立川でのバカンスを楽しんでいるようす。
久しぶりに笑っちゃったのが、”死ね死ね詐欺”の一こま。
ゼウスさんが登場するかなと思っていたけど、いつもの仲間(天部と大天使のみ)だけだった。
アニメにもなるらしいけれど、やっぱり漫画のほうがおもしろいと思う。

佐々木倫子のチャンネルはそのまま5

2012年09月23日 14時59分05秒 | マンガ

佐々木倫子の北海道ご当地もの。
北海道ならではの逸話が入っていて、動物のお医者さんの時のようなご当地感満載。
そんな話もすでに5巻目。
1巻のときからの勢いも衰えず、相変わらずおもしろさ満載の漫画だった。

バカ枠で北海道ローカルテレビ局に入社した雪丸花子。
天然の花子のバカ係という役目に知らず知らずのうちにはまっていってしまった山根君。
今回は、いかにしてバカ係から逃げられるか模索する。

佐々木倫子のまんがは買って損なし。

テルマエロマエは前巻があまりおもしろくなくすごく残念だったので、買うのを中止。
長編の部分が終わって、一話完結にもどったらまた買い始める予定。
それまでは、マンガ大賞をとった"銀の匙"か浦沢直樹のBILLY BATを買う予定。
どっちもとてもよさそうなので、悩み中。

井上雄彦のバカボンド

2012年09月20日 18時45分55秒 | マンガ
吉川英治原作の宮本武蔵を漫画化した作品。
作品とよぶにふさわしいできだった。
スラムダンクの時より格段絵が美しくなったと思う。
絵の美しさや迫力もさながら、難しい宮本武蔵の剣の世界感をうまくあらわしていると思う。
哲学的な剣の道を絵であらわしているので、おうおうにして絵が主体となってしまう。
自然、ひとコマも大きく、会話も少ない。 話がすすむペースも遅い。画集に近いかんじがする。
でも、こうでないと宮本武蔵らしい雄大さがでないかもなとも思う。なので正解。

とりあえず、1ー20ぐらいまでイッキ読みする覚悟が必要。
1-14 宮本武蔵、15-20佐々木小次郎 = 第1章
ちなみに佐々木小次郎は聾唖の人としてでてきます。
21から第2章。最新刊は34巻でまだ続いてます。

次のイッキ読みは最終刊がでたときだな。



テルマエロマエ4

2012年02月14日 17時03分19秒 | マンガ
4巻目にして、初めての長編。 
今まで1話完結で話が終わっっていたのに、ここにきて1冊でも終わらないほどの長編。なぜだろう。今までのペースがよかったのに。
古代ローマ市民であり風呂技師であるルシウスが風呂で転び、現代日本の風呂場、温泉、銭湯などにタイムスリップ。 
そこで日本の風呂文化をまなび、古代ローマに持って帰るというリズムから出来上がっていたのに、ここにきてそのリズムがくるってしまった。 

この長編では、温泉旅館にタイムスリップしたルシウスが下働きとして旅館に勤める。
そこで、なぜかラテン語をはなし古代ローマの研究をする学者で、芸者でもある女性に会う。 この女性のたすけをえて、長期現代日本滞在が可能になり、よりふかく日本の文化技術を学ぶ。たとえば、電気とか。

はやくいつものテルマエロマエのリズムに戻ってほしい。

石井あゆみの信長協奏曲3

2012年02月12日 18時07分37秒 | マンガ

1巻2巻から大分間があいたけれど、3巻買ってみた。
3巻は桶狭間から美濃稲葉山城陥落まで。
信長の一生の中でも、一番輝かしいときだとおもう。
そんな時を現代からタイムトリップしてきてしまったサブロー君が信長としてがんばっていく。
一番かさっそうとしてかっこいい時の信長とサブローののんきさが上手くあっているのだが、今後どんどん残酷になっていく信長をサブロー君はやっていくことができるのかちょっと心配。

タイムトリップしてからはや、12年。
ようやく美濃一国を手に入れ、京都上洛の第1歩をふみだす。
12年のあいだに、かなり戦国時代になれたらしく、一国の大将っぽくなってきている。がんばって、教科書の史実どうりに信長をやっていこうと四苦八苦する、なんといっても教科書には、"信長は尾張を統一し美濃をとり、京に上洛する"としか書いていないので。 サブロー君の教科書にはこれしか書いていないけどれど、ここにたどりつくまでに実に12年がたっていた。

妻の帰蝶とも中がむつまじくすごしているのだが、3巻の最後になって、本物の信長が戻ってくる。しかも明智光秀として。
これで信長がふたり。 題名どうり協奏曲となった。
木下藤吉郎も本物の信長以上に腹ぐろいし、今後がとても気になる。
気になるので、4、5、6巻は一気買いすることにした。

ちなみに、信長協奏曲はマンガ大賞2012のノミネート作品。 大賞とれますように。