私の図書館

主に読んだ本の感想。日常のできごと。

ステファニー メイヤーのトワイライト

2010年01月15日 07時53分57秒 | ロマンス
私はチームエドワードだな。

と、これがなんなのか分かる人は多分この本を読んだか映画を見たかしたのだろう。
この本がでたばかりのころはチームエドワードとかチームジェイコブとか全くなんなのか分からなかった私。本を読んだ今、やっと合点がいった。これだけでも、読む価値あり。

ベラ(人間の高校生)とエドワード(100歳近いバンパイア)の恋の物語であるこの本、バカ売れである。すごい人気。おそまきながら、やっと本を読んだ。
感想を言うと、若い10代の子向きに書かれた本だけあって、私にはものたりなかった。でも、なんでそんなに人気があるのかは分かった。ちなみに、その10代の子とその母親と親子そろってファンというのが多いらしいい。これも、本を読んだ今分かる気がする。とりあえず、このエドワードが完ぺきなんだ。すごいハンサムで、ベラに一途、甘い言葉をささやき、でも自分がバンパイアなので苦悩する(ハンサム)という役どころ。外見はハンサムな16歳だけど、中身は大人なエドワード。ファンが執着するのもわかる。

話はベラの目線で書かれたいるのだが、ベラ自身もなんでこんなに完ぺきなエドワードがベラを好きになるのか信じられない様子。初めから終わりまで、終始一貫して、いかにエドワードがハンサムかが、これでもかと書かれている。こんなにそのすごさを言われると、もう読者としては人間ばなれしすぎて、そのハンサムさのイメージがわかない。

とりあえず、この本の続きを読むことはないと思う。もう、この1冊でお腹いっぱい。 ロマンス小説は好きなのだけれど、やっぱりこの本はダメだった。10代のころの無垢な心がなくなった私には、ちょっぴり純真すぎた。

これは、図書館でどうぞ。最初のトワイライトを読んでから、次のNEW MOONを買うかどうか決めることをおすすめする。

乃南 アサの凍える牙

2010年01月11日 07時34分09秒 | ミステリー

直木賞をとったこの作品、だいぶ前のものになるが読んでみた。
ミステリーなのだろうけれど、本格にみられるような奇をてらったようなものではなく、落ち着いた作品となっている。
すごくおもしろいと言うわけではないし、読み始めたら止まらないというわけでもないのだが、妙に安定感があり、きっちりと丁寧にかかれていて、私は好きだった。ハードカバーで買うほどではないけれど、古本屋で300円で見つけたら、是非どうぞ。

典型的な古いタイプの刑事とコンビを組むはめになった女刑事の音道貴子。
連続殺人事件をおっていくなかで、この二人のカルチャーの違い、あゆみよりなど、丁寧に書かれていて、ミステリーとして以上に満足のいく作品です。そのうえ、女刑事にありがちなうそ臭いかっこよさなどではく、現実的な男社会に生きる音道貴子の悩みなどよく描かれています。

結構好きになったので、この続編も図書館で借りてよんでみました。未練と花散る頃の殺人と鎖が続編となっています。