私の図書館

主に読んだ本の感想。日常のできごと。

となりの怪物くん

2013年03月19日 11時29分59秒 | マンガ
花ざかりの君たちへを大人買いして大失敗した過去から立ち直れず、少女マンガ(とくに一気買い)は、ここ数年控えていた。 
本と同じくらいまんががすきな私としては大人買いする醍醐味をまた味わいたいと思っていた。
とくに少女まんがで挽回のチャンスをねらっていた。 
この年で少女まんがを読んでニヤニヤしているのも気持ち悪いが、好きなのだから仕方ない。

爽やか、青春、THE高校生活、予想どうりかっこいい男の子二人が女の子一人(がり勉タイプ)を好きになるという定番、もちろんかっこいいだけではなく金持ち、頭よしの出来杉君、どうしてそうなる?的な現実的には不可解なすれ違い、とまさに王道の少女まんがだった。

王道定番を地でいってるんだけど、おもしろさも入り、おちゃらけも入り、お友達関係も入り、いじめも入り、現代版ってなかんじ。
このまんが、どのキャラクターも好人物、とくに主人公の雫ちゃん、少女マンガの女の子特有のイライラさせられる性格ではなく、すんなり応援できる(応援するほど感情移入するのもどうかと思うが)。
結論を言うと、一気買いして損なし。今一番おススメ少女マンガまちがいなし。

ちなみに電子書籍で1-10巻を買ってしまったが、11が電子書籍になるのを待てそうにないのでまんがで買う予定。 

三浦しをんの船を編む

2013年03月17日 13時53分09秒 | ミステリー/文芸
今さらだけど、去年の本屋大賞の船を編む。
やっと追いついたと思ったら、もう今年の本屋大賞64が発表されてるし。

大好きな"風が強くふいている"に続きよかった。
私としては"風が。。。"のほうが好きだけれど、これもなかなか。
三浦しをんだなーってかんじの本だった。
すごくよく書けているんだけど、軽い感じ、漫画を読んでいるような感じ、読みやすい、という言葉が浮かんでくる。お約束的な深い感動ではなく、日常的な感動というか。
ま、読んで損なしの一冊。

あらすじをいうと、出版者に務めているまじめ君と辞書編成チームの10年を過した辞書作りの話とチームメンバーの面々を書いた話。あらすじが簡単になってしまったけれど、本当これだけ。

爽やかな春らしいを本を読みたいときにはぴったり。
最近になって、カバーの裏に漫画が描いてあるのを発見してびっくり。
まさに、読んだ時の印象にドンピシャ! カバーはずしてみて下さい。