クリスマスソングやアベマリアの曲が流れ、巷は年の瀬一色ですよ。
夏目漱石の没後100年にあたると、その催しをテレビや新聞で報道しています。
kさんは、体調が思わしくなくなったころ、夏目漱石の”こころ”を読みはじめて
いました。
読者が好きだったKさんは、何時ものように本を取り寄せて読みはじめていたよでした。
しかし、数ページのところに栞が挟んだままでした。
先には進むことが出来ず、栞の先は読むことができなかったのです。
Kさんが先立って数ヵ月後、真新しいままの”こころ”をめくってみました。
この本を選んだのはなぜなのか、知りたくなり一気に読みました。
Kさんに聞かせるために声を出して読むこともしました。
上 先生と私
中 両親と私
下 先生と遺書
の3つの章になっています。
よく分からい、のが読み終えた感想でした。
新聞か雑誌で夏目漱石の”こころ”の本を紹介した記事に、先生の遺書のくだりがあった
のを読み、何かを感じて取り寄せたのかも知れない。
下の章で、先生は誰にも話したことのない親友のKとの過去のことを遺書に綴っています。
夏目漱石没後100年の今年、もう一度”こころ”を読んでみることにしました。
Kさんは、なにを思ってこの本を選んだのか、わかるかも知れない。
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