何時ものようにFM放送をBGMにしていたら、久しぶりに聴きました。
数年前まではよく流れていた曲でした。
いろいろなアーチストのカバー曲も出ています。
流れたのはダ・カーポの歌でした。
Kさんが逝ってから初めて耳にしました。
2006年に秋川雅史が歌い、大ヒットして話題にもなりましたが、それより2年半前の2003年に
芥川賞を受賞した作家、新井満が作曲し自身が歌ったものが発売されていました。
Kさんは新井満のこの曲と単行本の存在を知り、そのCDと本を購入していました。
本を購入すると、必ず自分の印と日付を書いていたので見ると、2004,3,17と記されていた。
秋川雅史が歌って一躍有名になった曲ですが、それより2年前から新井満を聴いていたKさんと私には、
他の歌手のカバー曲に馴染めませんでした。
大切なKさんを失って聴く歌詞の意味は、二人で聴いていた頃には思いもよらなかったことに気付いた。
風や光、雪、鳥や星になるなんて納得がいかない。
毎日、墓前に通うのは、そこに行けば必ずKさんに逢える、そして幾分ながらも気持ちの安らぎがある。
だから、風や光、雪、鳥や星になったなどとは思いたくない。
それに、馬鹿げているのかもしれないが、Kさんに何時か逢えるかもしれないと言う一抹の心の支えまで
失いたくはない。
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