さりげないひと時

さりげない風景の移ろいに自然の気配を感じたり。
静かに流れて来る音楽を聴きながら、コーヒーをのんびり愉しんだり。

千の風になって

2015-09-17 10:40:29 | Kさんへ

何時ものようにFM放送をBGMにしていたら、久しぶりに聴きました。

数年前まではよく流れていた曲でした。

いろいろなアーチストのカバー曲も出ています。

流れたのはダ・カーポの歌でした。

Kさんが逝ってから初めて耳にしました。

 

2006年に秋川雅史が歌い、大ヒットして話題にもなりましたが、それより2年半前の2003年に

芥川賞を受賞した作家、新井満が作曲し自身が歌ったものが発売されていました。

Kさんは新井満のこの曲と単行本の存在を知り、そのCDと本を購入していました。

本を購入すると、必ず自分の印と日付を書いていたので見ると、2004,3,17と記されていた。

 

 

秋川雅史が歌って一躍有名になった曲ですが、それより2年前から新井満を聴いていたKさんと私には、

他の歌手のカバー曲に馴染めませんでした。

 

大切なKさんを失って聴く歌詞の意味は、二人で聴いていた頃には思いもよらなかったことに気付いた。

風や光、雪、鳥や星になるなんて納得がいかない。

毎日、墓前に通うのは、そこに行けば必ずKさんに逢える、そして幾分ながらも気持ちの安らぎがある。

 だから、風や光、雪、鳥や星になったなどとは思いたくない。

それに、馬鹿げているのかもしれないが、Kさんに何時か逢えるかもしれないと言う一抹の心の支えまで

失いたくはない。

 

 


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