秋も深まってくると、北から雁の仲間であるオオヒシクイが飛来してきます。
羽を広げると180cmにもなる大型の鳥です。
国内の飛来地は限られ、確認されているだけでも10ヶ所程度だけです。
国の天然記念物に指定されて、法的に保護されている鳥です。
そんなわけで、何処でも見られる鳥ではありません。
その鳥が、霞ケ浦にもやってくるんです。
これまで、毎年11月10日前後が初飛来として記録されているので
今年もその頃になると、ブーメランの形のように編隊を組んで飛んでくる
オオヒシクイが見られます。
越冬に飛来する各地から、すでに飛来の便りがありました。
北海道浦幌町では200羽余りをを確認しています。
琵琶湖水鳥・湿地センターでは、10月27日58羽を確認しています。
霞ケ浦に飛来するオオヒシクイたちが、その一日を過ごす稲波干拓地には、
観察舎の設営も完了し、28には篠竹による囲えを終えて
あとはオオヒシクイたちの飛来を待つだけになりました。
稲波干拓地では、オオヒシクイの大好物である2番穂の成長が
順調で、昨年より実りも良いようです。
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