東雲の空が刻一刻赤く染まりはじめた。
まもなく日の出の時刻だ。
上空は青空が広がっているのだが、朝陽が顔を出す
あたりには雲がある。
その雲がだんだん色を濃くしていく。
でてきた、でてきた。
雲や空の赤よりもさらに濃く、燃える火の玉が
あっと言う間に現れた。
東にあるものすべてを一色に染め、2分ほどで全体の姿を見せた。
静かな湖面に、焼けた陽の光が、筋を作り迫ってくる。
この瞬間がいい。
15分も経つと、赤が次第に薄れだす。
ところで日の丸は赤ですね。
世界の国旗の太陽は黄色だそうです。
これは中天の太陽だそうだ。
日の丸は日の出、朝陽ということですね。