さりげないひと時

さりげない風景の移ろいに自然の気配を感じたり。
静かに流れて来る音楽を聴きながら、コーヒーをのんびり愉しんだり。

目の前を何度も周回

2006-12-02 17:19:40 | 野鳥

6時半ごろ、小野川から飛び立ったオオヒシクイの群れは、

餌場にしている干拓地の上空を何度も周回して降りようとしない。

その周回の大きさも240ha余りの干拓地をいっぱいに使い、

いつもの様子とは違う。

それは、数日間を過ごしていた田んぼに、ハヤブサが降りていたからだった。

警戒して、降りるのをためらっていたのだろう。

大きさはハヤブサの3倍はあるオオヒシクイのだが、猛禽類の

ハヤブサと比べれば図体がお起きだけに、動作は遅い。

危険を感じて行動を起こすまでに時間がかかり、小さな動きが

苦手なのは宿命なのだ。

当然ながら、危険な場所には近寄らないというのが、なかなか

着地しない慎重な行動をとった原因らしい。

20分余り周回していたら、ハヤブサが飛び立った。

ようやくハヤブサが去り、いつもの田んぼに降りることが出来た。

ヤレヤレ。

061202_019