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烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

ふきのとうを天麩羅でいただく

2009-04-06 21:53:05 | 烏合庵の食卓

土曜昼過ぎ作業に赴いた北広島近郊.河原にふきのとうが出盛っているのを見掛け,思わず空き時間に収穫.帰宅が夜半近かったので拵えは翌日.まずは天麩羅で頂く.

ふきのとうは小振りでしっかり閉じた蕾を選ぶ.汚れた外側の葉を取り,へたを落としたら,蕾に水が廻らないようへたを上に向け,水をくぐらす程度にさっと洗ってしっかり水気を切っておく.
つれあいが仕立ててくれた衣を下の方2/3くらいに薄く塗し,蕾の上のほうを摘んで,高温(拙庵のコンロの揚げ物用温度設定200℃;積層鍋を使用しているので,油の温度はもう少し低いはず)の油にゆっくりと衣の付いている処まで浸す.そのまま10秒ほど衣を落ち着かせたら,そっと放して油に泳がせる.ゆっくりと転がしながら揚げてゆき,蕾の先が薄すらときつね色に色づけば頃合いだ.つれあい手練れの野菜かき揚げ(牛蒡・人参・玉葱のMix;私はかき揚げを揚げるのは大の苦手である)に添えて盛りつける.


今日の献立.蕗之薹天麩羅・野菜掻揚・春告魚梅煮(紋別産;白子持ち)・鮭中落佃煮(市販品;ちょっと鰊とカブった)・〆鯖(市販品;練和芥子を添えて)・若布と馬鈴薯(キタアカリ)の味噌汁.中々に春めいた夕餉の膳となった.
ふきのとう天は,はじめは拙庵愛用の昆布焼塩(㈱つらら@湧別)で頂く.鼻に抜ける鮮やかな香りと舌の根の苦味の余韻が春の息吹を感じさせてくれる.一頻り楽しんだら,次は天汁.香りは塩のほうが立つが,ほろ苦さと甘さの膨らみは汁が勝ると思う.


そしてコレ! マヨネーズ(あ,軟弱にカロリーハーフね)に醤油をひとたらし.邪道と言われようが知ったこっちゃない.こっくりと美味いんだな,コレが.ふきのとう以外に,こごみの天麩羅にはこれが一番と思ってるし.

ともあれ春の恵み,とっても美味しく頂きました!
少し大きめのふきのとうで仕込んだもう一品は,近々.

p.s.;2009/04/08 補追
蕾のしっかり締まったふきのとうならば中に埃をはらんではいないので,敢えて開いてまで洗わなくても良いと思う.この状態でダメージがあるのは虫の仕業.へたを落したときに断面に黒ずみが見られるならその先に巣喰っている筈なので,落した方が無難である.

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ふきのとう (獅子丸)
2009-04-07 22:07:09
そろそろ食べごろのヤツが、ウチの近所でも顔を出し始めています。この天ぷら、ちょっとホロ苦い感じが、イイんですよね~!
私も今度はマヨネーズで試してみます。
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マヨネーズ… (raven-spk)
2009-04-08 01:00:40
ホロ苦系には結構相性が良いと思います.
独活なども,柔らかいところを短冊に切って軽く塩で揉み,(同じ様にした人参と共に)マヨで和えると,一寸面白いですよ.
実は今日も(もう昨日か)北広島近辺に赴いたのですが,先日仕込んだものがストックしてあるので,今回は収穫は見合わせました.
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