烏合庵奇譚

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渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

“そば処 生粉紡(きこぼう)”@札幌/北35東16で“板もり”蕎麦

2009-12-12 11:14:14 | そとめし;いろいろ
先週末,午前の買い物の帰りがけ.当日夕餉,鍋のシメがラーメンの予定だったため,“ならば昼は蕎麦でも…”とお邪魔したお店.つれあいの友達から“栄町辺りに美味い十割蕎麦を喰わせる店がある”との噂(店名は失念と言う粗忽)で検索にヒットした数件から何気に選んだ一軒.噂の店との確証は全く無し (^^;)ゞ.


栄町と言うより新道東.屯田通から東に小路を入ったマンションビルの一階テナント,割に新しそうなお店.時分過ぎ,客は私たちだけ.店内は小奇麗で,其処此処に掛けられた額は志功さんの版画(レプリカかな?)に揃えられている.
種物やセットメニューなども揃っているが,先ずは“もり”系から.私は“板もり(200g;¥700-),坊主は“板大もり(300g;¥900-),つれあいは“せいろもり(150g;¥600-)をチョイス.別注の薬味類から“辛味大根(¥200-)”をアドオン(山葵と葱,御新香はデフォルトで添えられる).


暫く,供された“板もり”の端正な面構え.
一寸太めにかっちり打上った,緑を帯びた淡い褐色の蕎麦.丸抜きの挽きぐるみか一番・二番を合わせた,所謂“藪”系の粉なのだろう.コシ強く,啜った刹那には然程強くないが,喉越しからふわりと鼻に拭けてゆく心地良い香り.確と噛めば尚更.
そして辛汁.甘味を殆ど感じさせないキレの良さ.出汁は鰹一本,かえしは生がえしだろうか? たっぷりと卸してくれた辛味大根はつんと辛く,3人で充分楽しめた.
湯換えしたばかりなのだろう,蕎麦湯は一寸薄めだったが,粉の素性を伺わせる香り高いものであった.近頃は新たに粉を解いた濃い蕎麦湯を出す店もあると聞くが,私はやはり自分の一枚を湯掻いた茹で湯(釜湯 or ぬき湯)を頂くのが嬉しい.

いやァ,美味かった.ご馳走様! 今は新蕎麦を打っているようで,良い時季にもあたったのだろう.近々,種物も是非頂いてみたい.夜は居酒屋メニューもあるようで,そちらもかなり,気になるなァ (^^).

食べログ⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0102/A010202/1024853/

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