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烏合庵奇譚

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サタデーナイト,出先の夕メシ,

2009-05-17 17:54:52 | そとめし;いろいろ
“同福堂”@北広島市西の里で“スープ餃子定食”

土曜夕刻から北広島近郊での作業.インターバルの夕メシ,せめて何か美味いモンを… ちょっと戻って西の里,R274沿い.中国東北(哈爾濱だったか?)に残留された女将さんが,中国人の夫君と帰国されて創めた店だと聞いた(ローカルTVだったか新聞か,出所は朧気,乞う御容赦).2~3年前から,何度かお邪魔している.


大きな紅い看板が目立つが,構えはごく普通の食堂系である.店内は向かって右に4人掛けのテーブル3卓,左手の小上がりには4~6名用の座卓が3卓.正面のカウンター(厨房と繋ぐ;席は設けられていない)前にどんと紹興酒の瓶が据えられているのを除けば,カレーライスや親子丼のほうが似合う雰囲気だ.だが,メニューを開くと驚かされるその品数.ジャンル別に整理され,きちんと漢字で記された料理名(もちろん日本語のタイトルも併記;画質良しとは言えないが写真も添えられている).いろいろ揃った定食類(¥600~800程度)の中から,今日は“スープ餃子定食(¥650-)”を頂くことにする.


熱々のスープの中でふっくら幸せそうに膨らんだその姿,むっちり・もっちりとした厚手の皮.札幌の南三条にあった“鹿鳴春飯店”で出していた餃子(2000年頃閉店,瀋陽市との合弁だったはず;こちらでは蒸餃子が主だった)を彷彿とした.北京語読みの“ジャオヅ”ではなく,あくまで中国東北訛の“ギョウザ”が相応しい,家庭風・完全食系の一品である.


良く寝てカドのとれた小麦の風味豊かな皮,練り込まれ,素材のどれもが突出することの無い餡.スープは上品な鶏の上湯ではなく,おそらくは豚骨も使った,ラーメンスープに近い印象のものだが,柔らかな塩味が実直な餃子にマッチして実に美味い.レンゲに掬った餃子に卓上の辣油(拘りの無い,小瓶の市販品である)や酢を一滴しするのも一興だ.
勤務中なので,瓶から汲出しの紹興酒を頂けないのが恨めしい.一品料理も多彩でリーズナブル(¥500~1,200程度),手頃なコースもあって是非とも贔屓にしたい店なのだが,札幌北辺の拙庵からでは酒類と共に料理を楽しむシチュエーションをつくり辛いのが癪の種だ.幸い,餃子(未調理)や鶏唐揚などはテイクアウトも出来るようなので,是非とも今度,試してみようと思う.
 多謝々,好吃了!


2009/05/19再訪;“回鍋肉定食(¥650-)”をいただく.


回鍋肉・ご飯・蛋花湯(卵スープ)・箸休め(千切大根と水菜の和物)のセット.
湯はスープ餃子のものより軽い清湯仕立て.ほっとする味わい.回鍋肉はもう少し油を控えても良いかと言う見栄えながら(私が作ると見栄えだけは多分こうなる),しつこさは無い.甜麺醤を利かせた濃いめの味付が,これでもか,とご飯を誘う.もう一膳頂きたいところだが作業を控え自重する.
ちょっと前に頂いた“ホルモン野菜炒め定食(¥650-:今のところ私のイチオシ;ホルモンとなっているが,豚ガツである)”も甜麺醤主体の味付けで美味しかった.この系統の味付は上手だと思う.内臓系では他に単品で牛ガツ・豚ホルモンや豚レバの炒め物などもある.全品制覇してみたいところだ.

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