DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

人々の感情・欲望(その2):(11) エロティシズム、(12)欲の皮、(13)スポーツ、(14)仮想通貨、(15)近親憎悪、(16)読書、(17) [流儀」、(18)企業、(19)女優、(20)社長

2018-03-08 19:02:54 | 日記
『週刊現代』2018/03/17号の記事より!
◎(11) 「新・沖縄北方担当相の『温泉破廉恥写真』」:有名人のスキャンダルとエロティシズムは神代の昔から人々の関心になる!
(ア)大臣は有名人。スキャンダルは、誰もが飛びつく。
(イ)しかも、男女のエロティシズムに関わることは、遠く神代の時代から話題だ。
(イ)-2例えば、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の妻に妹・木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)がなったのに、醜い姉・磐長姫(イワナガヒメ)は追い返され、鬼と化す。

◎(12) 「シェアハウス投資の罠」:「欲の皮が突っ張る」のは世の常だ!
昔から「ただより高いものはない」と言う。
「シェアハウス投資」では、「1銭の出資もせずに儲かる」と言われて融資を受け、本人が大損している。
「欲の皮が突っ張る」のは世の常だ。
その上「取らぬ狸の皮算用」で、まだ儲かってもいないのに、予測の儲け話を聞かされ、すっかりその気になる。人間は、愚かだ。
被害者は、「身から出た錆」で、自己責任だ。
騙した方が、もっと悪いが、悪い奴は「口八丁手八丁」だ。(※八丁とは、八つの道具相当に達者の意味。八挺。)

◎(13)「球春到来インタヴュー」:スポーツは、命がけだ!
野球ファンは多い。(野球は明治時代に正岡子規が広めた。)
最近はサッカーファンも多い。
人間が、「ホモ・ルーデンス」(遊ぶ人)だというのは正しい。(先述)
例えば、古代ギリシアのオリンピックが、紀元前9世紀にはじまった。
日本では、相撲、蹴鞠、弓術、鷹狩りなどが、スポーツとして古い。
最古の相撲は、垂仁天皇7年(BC23年)、野見宿禰(ノミノスクネ)と当麻蹴速(タイマノケハヤ)の闘いだ。(ただし蹴速は腰骨を踏み砕かれ絶命した。)
スポーツは平和的と言っても、戦争でないだけで、選手は命がけだ。

◎(14)「ベネズエラ公認仮想通貨」:仮想通貨への投資はギャンブルだ!
思うに、「仮想通貨」は、ポーカーのチップのようなものだ。
現金をチップに交換するが、交換比率の変動そのものが、ギャンブル性をもつ。
賭けは、「遊び」の一つだ。(※カイヨワがアレア(運)と分類した。)

◎(15)「朴槿恵に求刑30年」:「近親憎悪」としての「嫌韓」!
「嫌韓」に訴える記事だ。
隣国は、「近親憎悪」に陥ると、関係が複雑、面倒になる。
「近親憎悪」とは、似た者どうしが、ひどく憎み合うこと。(※大昔、朝鮮半島と日本列島は無区別だった。)

(15)-2 韓国では、権力の交代のルールが、十分に確立していない。
2人の前大統領が、裁判にかけられ、有罪。全斗煥(チョン・ドファン)は死刑判決後特赦、盧泰愚(ノ・テウ)は懲役17年後特赦。
また盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、在職中、弾劾訴追により職務停止、退任後自殺。
この点、日本の現在の民主主義は、権力交代に関し、平和的でよいと思う。
アメリカも、権力交代は平和的だ。(※ただし大統領の暗殺は、J.F.ケネディを含め4人ある。)

◎(16) 「今週のネタ本」&「ブックレヴュー」&佐藤優「名著、再び」:空想世界への跳躍(leap)としての本!&人間は「シンボル的動物」だ!
その昔、『更級日記』の作者・菅原孝標(タカスエ)の娘は、読書好きだった。
伯母から『源氏物語』五十余巻などを貰い、昼夜問わず読みふけった。
本は、現実から空想世界への跳躍(leap)を可能にする。(Cf. もちろん実務書もある。)
というのも、人間が「シンボル的動物」(カッシーラー)だからだ。(Cf. 「理性的動物」(アリストテレス))
動物が本能や直接的な感覚・知覚によって世界を受け取るのに対し、人間はシンボル(言葉)を介して世界に関わる。
人間は、シンボル(言葉)例えば本を介して、空想世界に遊ぶ。

◎(17) 「男たちの流儀」:「これこれの者」と定義した自分を、「称賛される者」の像に近づける!
男であれ女であれ、人は「自分が何か」を定義し生きる。
人は、他者たちから「称賛される者」になろうと、幼年・子供時代を過ごす。
やがて君は、自分を「これこれの者」と定義する。

(17)-2 普通、人は、自分を、「称賛される者」に変えていこうとする。
人は、(ア)まず、他者たちが言う「称賛される者」を受けとり、内面化する。
(イ)しかし、人はやがて、《多くの他者たちとの出会い、多くの経験、多くの伝聞・読書等》から、自力で組み立てた「称賛される者」の像を作る。
(ウ)しかも、何が自分にとって「称賛される者」かは、人生の進行とともに変化(Ex. 深化・進歩・改善・軽薄化・悪化・退歩等々)する。

(17)-3 男の場合、「あるべき男らしさ」という「称賛される者」の像を、まず他者たちから受け取り、次いで自力で組み立て続ける。
(※女の場合は、「あるべき女らしさ」!)

(17)-4 「男たちの流儀」の記事は、男についての「称賛される者」の像の一例を提示する。かくて男は、それに関心を示す。(※「女たちの流儀」の記事なら、女が、それに関心を示す。)

◎(18) 漫画「サラリーマン専科」東海林さだお、漫画「アー・ユー・ハッピー」ポテチ次郎(中年管理職男子を描く)、漫画「銀行渉外担当・竹中治夫」:企業は、そこで働く多くの男の関心事だ!
男の多くは、企業で働く。
企業内の様々の出来事は、企業で働く男の関心事だ。
中間管理職の上と下との「板挟み」状態:上からの理不尽な指示&部下たちの言い分。
職場では、いじめ、妬み、憎悪、軽蔑、信頼等、様々の感情が渦巻く。
出世競争、裏切り、給料の多寡、残業等、経済的・労務的側面も重要だ。
仕事の達成感、やりがい等、個人の生き甲斐を、企業に見いだす者が多い。

◎(19) 「女優江口のりこ」:「人間見本市」の商品として希少性がある女優!
男性は女優に興味を持ち、女性が男優に興味を持つのは、至極当然。
ただし、男女は、人間として本質的に同じだから、互いに敬意を払えるような、世の中になってほしい。
江口のりこ氏は、個性的女優で、「かわいさ」・「美人」で売るわけでない。
「かわいさ」・「美人」は、女性の労働市場で商品価値が高く、社会的競争で優位性を持つ。
江口のり子氏の優位性は、「俳優・タレントが、一種の人間見本市の商品である」ことから、そこで、希少性を持つためだ。

◎(20)「社長の風景」(サッポロビール社長・高島英也(58)):多様な人材に助けられる!
「上司や経営者の仕事は、多様な人材の潜在力に助けられることです。」
社長は成功者だから、世の中で注目される。
同時に、企業で働く多くの男女にとって、当然、社長という存在は、関心が高い。

(20)-2 高島英也氏の言葉は、実に、当たっている。
『三国志』の劉備玄徳は人徳があった。
彼は、自分よりはるかに有能・優秀な諸葛孔明を三顧の礼で、ブレーンとして迎えた。
かくて、劉備玄徳は蜀の国を建国し、皇帝となった。
玄徳の死後、孔明自身が、蜀を率いたが、うまくいかなかった。
孔明は自分が有能・優秀なので、多様な人材を上手に使うことができなかった。
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