魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

不安なワインの場合

2006年04月05日 | ワイン ~2019年
定番でお安いデイリ-として当店に置いているワインですが、
仕入れをしたら新ヴィンテージ

正直、この瞬間は不安でちょっと固まります。

基本的にまず自分で飲んでから仕入れているので、もしこの年が
失敗してたら・・・・・売れなくて自家消費だよ、トホホ~と心配です。
しかもケースですから。

ものは、2000 ディエゴ・デ・アルマグロ RSV(リゼルヴァ)
スペインの赤。800円台です。前までは1996がしばらくあって、
次は99でした。今回仕入れたら2000です。

ドキドキしながら香りを嗅ぎ、そしてひとくち。
ん~~~、この数秒の間にこのワインの運命が決まります。

くんくん、悪い香りではないな。ツーンと押し寄せるライトな赤系フルーツ。
イチゴやカシス。味わいは軽めで親しみのある、心地よい果実味と酸。
ホッ、これなら大丈夫だ。大当たりとまでは言わないけど、きっとある程度
の方には美味しい許容範囲にあるだろう。タンニンはさして強くもないので、
飲みやすい部類。

・・・・・しばらく飲んでいて、実にすいすいと入っていく。
逆に癖があまり強くないので、デイリーには打ってつけ。良いぞー!!!
ほっと胸をなで下ろした次第でした。

もしも大ハズレだたらどうするかご存じですか?
責任を感じて自分で飲んでしまう(自家消費)かもしくは、
送料はこっち持ちで輸入元へ強制送還します。過去何度も経験あり。
こうしてラインナップのレベルを保つよう頑張っています。
コメント
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