八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。



──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
昨日、相続対策セミナーに行きました。午後1時から2時半くらいまででした。私が加入している生命保険の会社が朝日生命さんで、DMが来て申し込みました。店から歩いて2~3分の場所が八王子市支社さんの社屋です。
来年の1月1日から相続税の基礎控除の金額が変わります。例で言うと、相続人が妻と子供2人だった場合、現行は8000万円だった基礎控除額が、来年から4800万円に変わります。「相続税を払うほどのお金持ちじゃない。」と思っていた人でも、不動産(土地・建物)の評価額も含めて、この例の場合だと4800万円を超える資産があれば、相続人が相続税を払うことになります。
納税資金対策として、生命保険が換金性に優れているのでよい、というお話もありました。主催が保険会社さんだった意味の理解できました。

▲セミナーでいただいたミニテキストです。税理士の先生が丁寧に
解説をしてくれました。
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
普段、仕事に使っている墨がいよいよ短くなり、使いにくくなってきました。指で持ちきれない位に短くなると、竹の墨挟(はさ)みを使い、さらに短くなって竹の下端が硯をこするようになりました。墨の高さ(3ミリ)よりも、奥行き(9ミリ、墨を真上から見た時、長方形の短い一辺)が長くなったので、90度立てて、墨挟みで挟みました。通常の止め方だときとんと抑えられないので、輪ゴムを下端に巻いて、何とか、摺(す)れるようになりました。その後、使っているうちに9ミリが5ミリ位になってきました。
印鑑の彫刻作業の中で、荒彫り(あらぼり)を終えた後に、墨打ち(すみうち)という作業があります。黒い水牛の印材は朱墨を打ちますが、木材のつげ、白水牛、象牙などは黒の墨打ちです。荒彫りの後の仕上げの作業で、文字をはっきり見せるために墨打ちをします。他には、和封筒のお客様のお名前を筆で書いていますが、この時も墨を使っています。ノートパソコンが机の上にありながら、その5センチ横に硯と墨があるという光景です。ノートパソコンは普段は机の下に置いていて、必要な時だけ机に乗せます。
墨と朱墨とも新しいものを用意してあり、もうすぐ、古い墨は使わなくなります。でも、今まで、処分したことはなく、なぜか机の中に大事に保管してあります。自分の歩んできた職人人生と一緒にいてくれた“墨”という思いがあります。

▲左上から墨挟み、出番を待つ墨、朱墨、
右上から勤めを終えた墨と朱墨たちです。
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
今年もあと2日になりました。このブログが今年最後のブログになります。ご愛読いただいて来た皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。
長年、(おそらく10年近いと思う)使ってきた朱墨がいよいよ指先でも、つまめなくなってしまいました。近くの大きな文具屋さんに買いに行ったら、朱墨汁液(書道の先生が修正用に使う)はありましたが、手で摺る(する)固形の朱墨はありませんでした。文具店の店員さんが「向かいの額縁屋さんならあるかもしれませんよ」と教えてもらい行ってみたら、すぐに出してくれました。行きつけの書道用品屋さんにはありますが、やや遠くて寒い中を自転車往復するが気持ち的に億劫で、買いに行くのが伸び伸びになっていました。
朱墨は主に印材の印面(彫刻をする面)に塗って使用します。黒の墨で文字を書く前に朱で印面を塗っておきます。文字部分が黒なので、彫るときは朱の部分を彫っていくことになります。また、荒彫りの終了後に仕上げの作業をする時に、黒水牛、黒(こくたん)檀など、黒の印材には朱墨を打って、仕上げをします。つげ材や象牙材なら黒い墨でよいのですが、黒の印材だと朱でないと文字がはっきり見えてきません。
私の場合、朱墨は墨打ちの道具を使わないで右手の薬指で墨打ちしてきました。指の先の感覚で練具合がよくわかるからです。練れていない、あまり水っぽい状況だと具合がよくありません。
欠片(かけら)になった朱墨を見て「よくここまで使い込んできたものだ、ありがとう。」と朱墨に感謝しました。同時に今年1年、何とか元気で働けたことを感謝したいと思います。

▲竹物差しの中央にあるのが使い切り近くの朱墨です。
左端にあるのももうすぐ寿命の黒の墨です。短くなったので
竹のはさみ器具で挟んで使っています
右端は新しく買った朱墨です。
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
日曜の午後、映画『風立ちぬ』を遅ればせながら観に行きました。家族の者はかなり前に観に行きましたが、ちょうどその時は私の都合が合わずに行かなかった記憶があります。
宮崎 駿 監督の最後の作品ということと、昔読んだ文学作品『風立ちぬ』がどのように重なるかに興味があって出掛けました。映画館は家から歩いて2分程のところにあります。ポスターには「堀越二郎と堀 辰雄に敬意を込めて」と書いてありました。
この作品は、宮崎監督の作品中で実在の人物を主人公にした初めてのもので、「兵器が好きな自分」と「戦争反対を訴える自分」この矛盾を抱えた自らの姿を投影しているとWikipedia解説にありました。主人公の堀越がパン屋で買った「シベリヤ」パンを貧しい子供兄弟に与えようとした話を同僚の本庄(同じく航空技術者)にした時、本庄が「飛行機を開発するのにかかる金で、日本中の貧しい子供たちに天丼とシベリヤを食べさせてあげられる。」という内容のセリフがありました。心打たれる場面でした。
昭和10年代の現実の部分を描きながらも、時々、夢の世界が出てきて堀越が少年時代から出会う、イタリアの飛行機製作者、カプローニとの場面も面白いと感じました。これはアニメ作品ならではの面白さだと思います。

▲映画館の入り口にあったポスターです。
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
一昨日の朝、7年後の2020年に東京でオリンピック、パラリンピックが開かれることが決まりました。もう皆さんご存知で、少し古いニュースになりました。
1回目の東京オリンピックの時は、私は小学校の1年生でした。今でも鮮やかな記憶で残っていることがあり、国道16号(横浜街道)で、聖火ランナーを日の丸を振って応援したことです。1年2組の担任の先生から小さな棒に日の丸が付いている旗を2本もらい、「もし1本の日の丸が破れたらすぐにもう1本を出して振りなさい。」と教室で言われて、小学校横の横浜街道に出ました。
その次のオリンピックは小学校の5年生でメキシコ市、次が中三でミュンヘンと指折りながら、オリンピックを数えていったら12回目がロンドンになりました。4年に一度の祭典ですが、うる覚えながらも言えるものだと思いました。
オリンピック開催の経済効果は3兆円とのこと、東京が、日本が元気になっていくことを願っております。

▲昭和39年、聖火ランナーが走った横浜街道です。
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一昨日の父の日、子ども達から名刺入れとパスケースをもらいました。他に、ビールのおつまみにと美味の乾き物が付いていました。名刺入れはここ10年以上同じ物を使い続けてきてボロボロになっているのを、カミサンが気付いていたようです。詳しくは聞きませんでしたが、どうやら娘二人に父の日プレゼントへのサジェッションがあったようです。
「まだ使えるからいいや、買い物に行くのは面倒だ。」が日常生活での私の信条のひとつになっています。ショッピング大好きの性格ではないようです。父の日という記念日に、いい物をいただけたと思います。
子どもたちにとって父の日は父親に感謝する日ですが、私としては「父親としての自覚を再認識する日」、「父である自分の体を大切にする日」なのかな、と家族五人で久しぶりに晩ご飯を食べながらこんなことを思いました。

▲左は父の日にプレゼントの名刺入れです。
右は今まで使い込んできた年季ものです。
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今日は、秋のように涼しい気温になりました。近くの小学校では運動会ですが、かんかん照りの夏日になるよりは、気温が20度前後のほうが楽かもしれません。
12日(日)に市のセミナー、国字講座で知り合い名刺交換をさせていただいた早稲田大学の笹原先生(文学博士、教授)からメールが来て、「世界の名字事情」というページを教えてもらいました。このホームページを見て世界の中でどの名字(姓)が多いのか初めてわかりました。トップ3は、
1.Liまたは Lee (リー) 1億人以上
2. Zhang (チャン) 1億人以上
3. Wang (ワン) 9300万人以上 です。
店に居て思い当たる節は、Li さん、Leeさんは漢字で「李」さんの文字で注文は数回受けています。 「李」さんはすぐに間に合うように作り置きするようにしました。この頃は韓国の方、中国の方も見えるので、韓国姓、中国姓の方の既製印は8種ですが、作ってあります。
笹原先生のこのページには、モンゴル人には名前(ファーストネーム)だけで名字(姓)はなく、父親の名前を本人の名前の前に付けて、名字のように使う、などという興味深い内容も紹介されています。
笹原先生のページ(世界の名字事情)http://www.taishukan.co.jp/kokugo/webkoku/series004_01.html

▲国道16号(横浜街道)の歩道に咲いたツツジです。
見頃になりました。本文とは関係ありません。
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店頭接客、お客様との会話の中で「良さげのケースを付けて下さい。」と言われました。「良さそうなケース」の意味と解釈しました。同時に日本語の古語に「よさげ」があり、このお客様の生まれ育った環境に「よさげ」の言葉が残っていたのかな、と思いました。
早速に岩波の古語辞典を引いてみたら「よさげ」の古語はありませんでした。接尾語に「げ」があり、「外から見たところ、そのように見える意、気色・様子・感じを表す。」と出ていました。調べ方を変えて、スマホで国語辞書、goo辞書を引いたら出できて「形容動詞、形容詞「よい」の名詞形「よさ」に接尾語「げ」の付いた語。若者言葉。例として「けっこうよさげな番組」「気持ちよさげに歌う」とありました。
古語でなく、若者言葉でした。「よさげ」とおっしゃったお客様は、若者よりもやや年齢的に上の方でしたが、言葉が伝播したのでしょう。仕事の中で、お客様との会話が楽しめればいいな、と思いつつ、また自分が話すよりもお客様の話をよく聞くこと、が大事と思います。

▲朝の散歩道、八重桜が満開でした。
本文とは関係ありません。
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10日ほど前に、友人から「眼が赤くなっているよ。」と言われ鏡で見たら右目の外側半分が出血していました。別の人に翌日にも同じことを言われて眼科医に行ったら、「球結膜下出血」と診断されました。ドクターが原因を3つ言い、1.高血圧 2.ストレス 3.怪我による損傷 でした。私自身、血圧は低めなので(たいてい、上の数値で110未満)、ストレスが原因だと思いました。目薬をいただき1日に3回時間を決めて注(さ)していたら、3日ほどで治りました。
ドクターから「年齢的に視野検査を受けたほうがいいでしょう。」と診察の時に言われて1週間後に検査を受けました。異常なしでした。ふと眼の健康診断は受けていないなあ、と思いました。今回、幸か不幸か、右目の出血が元で視野検査、眼のチェックをすることができました。
日々の仕事の中で、遠視のメガネを掛けながら印鑑を彫る仕事、パソコンでメールのお問い合わせに返事を出す仕事、などなどアナログ、デジタル、両方で眼は使いっぱなしとつくづく感じました。今回は眼の大切さを再認識しました。眼科医でもらったミニパンフには「1時間目を使ったら眼を閉じるか、遠方を見るか、休憩をして下さい。ビタミン、ミネラル、ルテインなどの栄養素を充分に補給」と書いてありました。

▲眼科医の受付にあったパンフをいただいて来ました。
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
関東地方、今年になって始めての雨、そして初雪でした。今朝は店の前の雪かきをしました。入口の上にテントがありここにも雪が20センチくらい積もったのでまずモップでつついて雪を下に落としました。
今日はブログの読者の皆さんにミニカタログ『HANKO COLLECTION』のプレゼントのお知らせです(先着25名様)。A4サイズ、23ページのミニカタログで、ハンコについての紹介記事が書かれています。『現代印章』という業界誌を発行している出版社が作成しました。新社会人のための「ハンコQ&A」のページでは、
Q 100円ショップで買ったハンコを実印にしてはダメなの?
Q 実印と銀行印って何が違うの?
といった素朴な質問に答えてくれています。
他の内容として、「ハンコ素材の選び方」「ケース選びはセンスで」「スタンプの全てを知る」など、カラー写真を満載して、ハンコ、ハンコケースについて紹介しています。先着25名様に無料でお送り致します。ご希望の読者様は、下記のメールアドレスに、郵便番号、住所、お名前を書いて送信下さい。メール便でお送りします。
inkan@rakuzendo.com

▲パンフレットの表紙です。

▲ハンコの種類の説明ページです。
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