印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

英語版のYouTube動画を公開しました!!

八王子 印鑑 楽善堂

創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。

シープホーンの印材

2018年06月29日 | 印鑑の素材
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日、メールからのご注文でシープホーン(羊の角、ツノ)の銀行印を彫りました。店頭の接客と同じように、印材を見ていただきたくて写真で数本を撮って、メールの添付でお客様に送信しました。シープホーンの印材は、物によって色の濃い、薄い、の違いが出ます。

お好みで選んでいただいた方がよいと思いました。「左端の薄い色の材料でお願いします」とお返事をいただいて、ご指定の印材に彫刻しました。

印材(印鑑の材料)で、象牙、白水牛(同じランクの場合)、黒水牛などは、色の濃淡はあまり違いが出ませんが、シープホーンは違いが出ます。仕入れの段階で、濃い色、薄い色を取り混ぜて揃えています。色の違いによる品質の優劣はありません。


▲シープホーンの印材です。左側2本は薄い色です。
この規格は直径12ミリ、長さ60ミリで銀行印向きの寸法です。
上部に指型(ゆびがた)があり、捺す時に上の位置が分かり易い印材です。




八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑http://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html


楽善堂、gooのトップペhttp://blog.goo.ne.jp/rakuzendo

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ローケツ染めの印鑑ケース

2018年06月23日 | 印鑑関連商品
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

ローケツ染めの印鑑ケースのご紹介です。
先日、お客様から「ローケツ染めの印鑑ケースで、鞘付き(さやつき、キャップ付きのこと)の印鑑が入れられるケースはありませんか?」というお問い合わせをいただきました。数社のメーカーを捜すうちに、24種の絵柄を作るメーカーがありました。「庭園」をモチーフにして、花と木と草、土と水と空、などなど、心安まる空間を印鑑ケースに描いています。

牛革にローケツ染めをした新聞紙大の生地を切って、印鑑ケースに貼り付けます。絵柄によっては花の位置などが変わることもあります。金枠(印鑑ケースの外側部分)に2種類あり、絵柄は同じで、金色枠、銀色枠とあります。

無地の色の印鑑ケースに飽きた方、絵柄模様がお好きな方にはお薦めのケースです。お値段は、直径12ミリまでの印鑑用ケース、1400円(税込)。直径15ミリまでの印鑑用ケース、1600円(税込)です。印鑑の長さが45ミリのように短い場合、キャップ付きの印鑑を収納する場合など、1点物でも特注で作成可能です。印鑑ケースだけのご注文もお受けしております。




▲ローケツ染めの印鑑ケース、24種です。外側の金属枠に、
絵柄は同じで金色枠、銀色枠とあります。



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イギリスのお客様から実印のご注文

2018年06月09日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日、イギリスにお住いの方から漢字入り実印のご注文がありました。初めは当店の英語版ホームページにある、小判型(楕円形)の印材でご注文でしたが、数回のメールのやり取りのうち、直径15ミリの日本人男性用の寸法規格になりました。

店頭での接客と同じように、白い水牛の印材(印鑑の材料)を見て選んでいただくために、写真で撮ってメールで送りました。右から3番目の一番白い(the whitest)印材のご指示がありました。
書体は篆書(てんしょ)なので、「判読できない」のクレームをいただくとまずいので、印稿(仕上がりのラフデザイン)も一緒にメール送信したらOKをいただけました。

実印は発送後、4日でイギリスに着き、到着後にコメントのメールをいただきました。お客様から、メールの文章をブログに出すことの許可をいただけたので、掲載いたします。他の外国人にも薦めるのをためらわない、と書いて下さいました。



Dear Toh San,

Just to let you know I have received the hanko this morning and I am really pleased with it.

The hanko was beautifully packaged, the quality of the carving was intricate and the overall quality of the inkan is flawless.

More importantly the ease of communication, the high quality service and the speed in which it was dispatched sets your firm apart from the rest.

I would not hesitate to recommend anyone who needs to order a hanko from overseas to come to you.


Kind regards

≪和訳≫
Toh さん、(店長、平澤の下の名前です)

お知らせします。私は今朝、ハンコを受け取りました。本当に満足しています。

ハンコは美しく(ケースに)包まれ、彫刻の品質は複雑で、印鑑の全体的な品質は完璧です。

さらに重要なのは、コミュニケーションの容易さ、高品質のサービス、急送セット(日本郵便のEMSのこと)で来るスピードが、あなたの会社を他社とは別にしています。

海外からハンコを注文する必要がある人なら誰にでも、あなたを薦めることを私はためらいません。


敬具



▲ご注文の白い水牛の印材です。数本の中から右から3番目のSEAL(印鑑)
というご希望をいただきました。



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チタン製の法人用印鑑

2018年06月02日 | 印鑑の素材
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

先日、チタン製の法人実印の注文がありました。二重丸の会社名の入った登記用の印鑑です。木製のつげ材、黒水牛材、白水牛材、象牙材、チタン材とお見積りを出したところ、チタン製の印材に決まりました。当店では象牙の法人実印はケース付きで、129600円(税込)ですが、チタン製は66960円(税込)です。

チタン製印材が従来の印材と違う点は、鞘(さや、キャップ)が印材本体に付かない点です。鞘は万一、印材を落とした場合、印材の外枠が欠けないために付ける物ですが、チタン印材の場合、もし落としても外枠の欠ける心配は全くありません。また、無垢のチタン材の中だけをくり抜いて、鞘を作るのにかなりの工賃が掛かるものかと思います。

ややご遠方の法人顧客様だったので、レターパックで発送しました。到着後にすぐに担当の方から電話があり「よい仕事で気に入ったチタン印鑑ができた」と言って下さいました。高価の印鑑なので、印稿(仕上がりのラフデザイン)を起こして一度見てもらい、数ケ所、線質の変更ご希望が出ました。文字の位置を動かしたり、線の曲がる位置を変える、などです。再度、印稿をメールで送信してOKのお返事をいただいてから彫りました。チタンは私の持つ刃物では彫れないので、印稿を専門業者に渡しで彫ってもらいます。彫刻をするメーカーは、印稿通りに彫ってきました。私も、お客様も納得の仕事となりました。


▲印材の長さは6センチ程です。右はつげ材でやや肉厚です。印面は直径18mmで、
 紙に捺した時は同じサイズです。チタン印鑑には鞘(さや、キャップ)がありません。




▲ぴったりと収まる金枠の印鑑ケースが無いので、革製の袋を付けています。




▲今回の仕事で彫らせていただいた法人用印鑑の作品例です。
 会社名が外周に入るので、個人用の実印よりも大きく、直径18mmあります。






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