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印鑑の楽善堂 四代目店長 平澤 東のブログ

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る

英語版のYouTube動画を公開しました!!

八王子 印鑑 楽善堂

創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。

草書印鑑を納入後、お客様からのメール

2025年07月05日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて126年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 ご来店でなくカートからのご注文のお客様から、草書の印鑑の納入後に嬉しいメールをいただきました。名古屋市にお住いの方です。ご本人様からメールの文章をブログに載せてよいことのご了解をいただけたので、掲載させていただきます。
 私からの返信には、
「職人冥利です。これからの仕事への励みになります。
「一目で明確に別人と分かる印鑑」というお客様のご希望、ニーズも知ることができました。」 とメールをさせていただきました。


メールの件名(タイトル):素晴らしい印鑑をありがとうございました
楽善堂様

お世話になっております。

本日、無事に印鑑を受け取りました。
印袋のご配慮までいただき、誠にありがとうございます。

草書体の繊細な曲線が見事に彫り上げられており、まさに職人技の光る逸品でした。
印影も非常に鮮明で、現金書留の封筒などにも安定して美しく押印でき、事務作業の道具としても申し分のない仕上がりです。

また、注文から到着までのご対応が非常に迅速で、大変助かりました。
実は、7月1日付で、同じ苗字・同じ役職の方が同じ部署に異動されるという事情があり、
急ぎではないものの、「一目で明確に別人と分かる印鑑」ができるだけ早く必要でした。
そのような中、これほど早く、しかも期待以上の品質で届けていただけたことに、深く感謝しております。

素晴らしいお仕事を、本当にありがとうございました。                敬具





▲草書の印鑑の見本です。これは当店のホームページ掲載の作品、印文は佐藤 です。


八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com

楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com

英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/

楽善堂、gooのトップペhttp://blog.goo.ne.jp/rakuzendo

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掘り出し物 象嵌(ぞうがん)入り象牙実印 背ワニ革ケース付き

2025年05月02日 | 印鑑の業界
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて126年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 早いもので5月になりました。今日は冬のような寒さに雨が降っています。
東京都立川市で長年営業をなさって来られた老舗のはんこ屋さんが廃業されました。はんこ組合の集まりで、多摩地区の同業はんこ屋さんに店主さんから多くの印材が譲り渡されました。その中の逸品をご紹介させていただきます。

 象牙印材、直径は18ミリ、鞘(さや)付き(キャップ付きのこと)です。一番の特徴は象嵌(ぞうがん)と言って、三日月に吠える虎の絵柄が金細工で埋め込んであることです。象嵌(ぞうがん)とは、聞き慣れない言葉ですが、象(かたち)を嵌(は)め込む程の意味です。作者は象嵌細工職人の栄之(えいし)、図柄の左下に銘があります。

 印鑑ケースは、表面は背ワニ革で、内側はトカゲ革で張ってあります。一般のケースは内側は布張りがほとんどです。小さな朱肉入れが付いていますが、このふたも象牙製です。通常は色は白ですが、プラスチック製が大半です。ケースの外側の金具部分、ここに覆輪(ふくりん)という金属製の鎖飾りがあります。

 お値段はフルネーム彫刻料金込みで、特価、52,800円(税込)です。このお値段は象嵌細工のない通常の象牙実印のお値段と同じ価格設定に致しました。ご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。ご注文になった場合、印稿(仕上がりのデザイン)を彫る前にメールでお送りします。 店主 拝
お電話:042-622-1976
メール:inkan@rakuzendo.com




▲背ワニ革ケースに収納された象嵌細工入り象牙印材(直径18ミリ)です。虎が右上の三日月に向かって吠えています。
印鑑ケースの内張はトカゲ革です。特価、52,800円(税込)でご提供致します。





▲右側は背ワニ革ケースを閉じたところです。象牙印材の下、円形は象牙の鞘(さや)を置きました。
鞘は彫刻面の保護、印鑑に高級感を持たせます。




 



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お買い得の象牙印鑑

2025年04月12日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて126年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 先日、象牙印鑑(正式には印章)で長さ45ミリの実印をご注文のお客様がいらっしゃいました。店頭に並べていますが、長さが今はほとんど60ミリが主流のため、短め(36ミリ、45ミリ)は動かない商品になりました。

 女性のお客様で、ご来店なさり実際に印材をお手に取ってみて、「この長さなら大丈夫。」とおっしゃってお決めになりました。店主としてお客様にお伝えしたことは「男性のお客様で特に指の長い方には、短い印材はお薦めできませんが、お客様には十分お使いいただけると思います。」です。

 洋服の流行程の速さはありませんが、印鑑も時代により、長さ、作風などがゆっくりと変わってきました。長さが36ミリ、45ミリは昭和の時代に普段使いの仕事印よりも、実印・銀行印としてはんこ屋の方から薦めていました。既製の出来合いハンコが60ミリあるので、区別を付けやすい、という点もあったかと思います。

 当店では、長さ36ミリ、直径は10.5ミリの銀行印(姓または下のお名前を彫刻)ならば、お値段は10,000円(ケース付き・税込)でお受けしております。その他の短い象牙印鑑もお買い得ですので、お気軽にお問い合わせください。  店主 拝

 文字工房 楽善堂  inkan@rakuzendo.com
        電話 042-622-1976



▲短めの象牙印材です。長さは36ミリ、45ミリ、直径は10.5ミリ、12ミリ、13.5ミリ、15ミリとあります。
 長さが60ミリになると、直径10.5ミリで29,700円(極上ケース付き・税込)です。




▲象牙取扱い、正規登録店のスタンドです。店頭に置いて表示しています。




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明治35年発行の樂善堂領収證をいただく

2024年10月05日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 先月、近くの老舗お茶屋さん、網代園さんの社長さんからfacebook のmessengerで
「楽善堂さんは、 明治時代、八日町にいらっしゃいましたか? 渥美さんという方の、領収書が出てきました。」とメールをいただきました。明治35年に初代の楽善堂(私の曾おじいさん)が網代園さんに発行した領収證でした。関東大震災(幸い、八王子は火事だけは免れた)、昭和20年の空襲による火災もありながら、よく大切に保管なさって来られたと感動しました。そして初代楽善堂の筆跡も初めて見て、これにも感動しました。

 しかし、筆文字の草書体が部分的に判読できない、『五體字類』(ごたいじるい)で文字を予想しながら調べたら解読できました。三円の内金があって、残金は一円九十銭、合計額は四円九十銭 です。九十銭は「玖拾銭」と草書体で書いたようです。

 私のおじいさん(二代目)は私が四歳の時に他界しましたが、結婚するまでは「渥美」姓、戸籍上は平澤に婿に入り「平澤」となりました。初代の本名は「渥美鋭之助」でしたが、この領収證から、雅号「素六」を使っていることもわかりました。版木職人としての誇りがあって、普段から雅号を使っていたと思われます。当時は印鑑の需要はさほどなく、版木(はんぎ、お寺、神社のお札、印刷の木版の原板となるもの)を彫る職人でした。この領収證に印刷された、武陽八王子の住所、樂善堂の屋号は初代が木版で彫って、当時の印刷屋さんに預けて木版印刷で刷ったと思われます。

 領収證をよく見ると、小さな角印が朱肉で押捺されています。印文は「楽善堂章」です。せっかくなので、これと同じものを復刻したくなりました。明治時代に初代が使っていた印章(はんこ)を令和になって四代目の私が使うのも意義のあることであり、初代も喜んでくれることと思います。

老舗茶舗、網代園さん(明治24年創業)のホームページです。
お茶の網代園 様




▲オリジナルの領収證をいただきました。和紙のしっかりした紙質、122年前のものとは思えません。





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角印(かくいん)は角(かど)から欠けてくる

2024年08月17日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 猛暑お見舞い申し上げます。立秋を過ぎたので本来は「残暑お見舞い」のご挨拶ですが、猛暑お見舞いに致しました。どうぞ、ご自愛下さい。

 埼玉県のお客様からいただいたご注文で、角印(正方形のハンコ)の角が欠けてきたので、新しい材料を使って同じように彫って欲しい、というご希望でした。銀行に登録しているのではないが、毎日の商取引に押捺しているから、今までの印影(紙に捺したハンコ)に近いものでこれからも使っていきたい、と掛かって来た電話で初めにおっしゃっていました。

 FAXで印影を送信いただきましたが、文字の線質がギザギザになるので、ハンコの現物を郵送していただき、当店で印影を取ってから彫ることにしました。送られてきたハンコは木製、かなり年季が入っていて、角(かど)の部分、2ヶ所がすでに欠けていました。

 お見積もりを出して今回はワンランク上の材質、黒水牛で作ることになりました。黒水牛は木製(つげ材)よりも回数押捺に耐えるので、最低でも10年は持ちこたえてくれると思います。当店価格で木製角印(1辺24ミリ)は21,000円(税込)、黒水牛は31,500円(税込)です。

 今回の仕事で気が付いたことは、角印は角(かど)から痛んで欠けてくる、ということでした。捺す人の力が角に多く掛かるからです。朱肉をまんべん無く紙に捺そうとしてやや遠い箇所の角に力が掛かることが多いからだと思われます。この仕事の1週間程前にやはり角印の注文をリフォーム(彫り直し)で受注しましたが、この角印も角(かど)が欠けていました。

 角印は印材自体、4ヶ所の外側角部分は直角でなく、やや丸くなっているので、直線部分よりも太さが細くなります。今回の仕事、角の内側を太くして角が欠けにくいように作りました。



▲左はお客様から一時的にお預かりして捺した角印(旧)
右は当店で新しい印材に彫った印影(新)
旧は角のB部分が欠けていました。
ちなみに印文は右列「有限会社」左列最下段は「印」です。



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象牙の法人登記印

2024年07月13日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 暑中お見舞い申し上げます。
 今週の7日(日)、8日(月)と、八王子は日中で38度の気温でした。週の後半になり少し気温も下がり楽になりました。
 先日、珍しく象牙の法人登記印のご注文をいただきました。法人登記印は会社の設立時に必要でしたが、現在は必須の印鑑ではなくなりました。ご注文をいただいた場合でも、ほとんどがお手頃価格の木製(つげ材)です。以下は検索してネット上で見つけた文章です。

会社を設立するには法務局で法人登記の申請をしますが、一般的には、登記申請の際に併せて代表印と印鑑届書を提出し、印鑑登録を行います。 従来は、法人設立登記にあたっては印鑑の提出が必須でしたが、2021年2月15日から法改正によって、オンラインで登記申請を行う場合は任意になりました。

 「オンラインでの登記申請では任意」になりました。なので、印鑑を使いたいお客様は法人登記印をご注文になりますが、印鑑に予算を掛けたくなければ、作る必要がなくなってきました。そんな社会状況の中、法人登記印の材質を最高級印材、象牙でのご注文、大変ありがたいことと思います。ちなみに当店では、象牙印材の法人登記印は132,000円(印鑑ケース付き・税込)でお受けしております。ご注文後には一度、印稿(仕上がりのデザイン)をメールでお客様に送信して、OKをいただいてから彫っています。今回は、文字のお好みで少々の変更があり、ご対応させていただきました。木製(つげ材)の場合のお値段は、24,200円(印鑑ケース付き・税込)になります。



▲法人登記印の見本4種です。上段左上から象牙、時計回りに、牛の角(白)、つげ、牛の角(黒)になります。
牛の角(白)は、55,000円(ケース付き、税込)、牛の角(黒)は、33,000円(ケース付き、税込)です。




▲法人登記印の印影見本です。外周に会社名を時計回りで入れます。
この形ならば20文字以上の社名でも入ります。内丸は「代表取締役印」が多いです。



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はんこ業界の職人が書いた、新紙幣人物の印鑑デザイン

2024年06月15日 | 印鑑の業界
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 今週、11日の火曜日、印鑑の業界組合(東京印章協同組合)のホームページに、たくさんの印鑑デザインがアップされました。内容は、7月3日(水)に発行される新紙幣に載る3名の偉人(渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎)のはんこデザインです。20人以上のはんこ職人が合計で157の印鑑デザインを書きました。1人で10種以上を書いた職人もいます。

 新紙幣は3名ですが、印鑑デザインは、渋沢栄一(新字体)と澁澤榮一(旧字体)の2種類が題として出されたので、デザインは4種について色々な書体、作風で書いてあります。
下記のURLからご覧いただけます。作品の下には書いた職人の店舗名の記載がありクリックするとその店舗のページに飛べます。


東京印章協同組合の企画ページhttps://tokyohanko.jp/nbj.html



 私もこの企画に賛同して3種の作品を提出させてもらいました。六角形のデザイン(北里柴三郎)はその一つです。他の2作品を含む3作品はは6月1日のgoo blogで紹介致しました。



▲六角形の中に3行で「北里柴三郎」です。店には水晶、黒水牛の印材を用意して
ご希望のお客様にはご注文をお受けしております。



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新紙幣人物のお名前を実印に

2024年06月01日 | 徒然(つれづれ)なるままに・・・
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 ご存じの方も多いと思いますが、来月7月3日(水)に新紙幣が発行されます。紙幣に掲載される人物は下記の方々です。
 新一万円札 渋沢栄一
 新五千円札 津田梅子
 新千円札  北里柴三郎   

 印鑑業界の組合(東京印章協同組合)の企画で上記の三名のお名前を実印にしてみる、というものがありました。実際に彫ってどこかに押捺することはありませんから印稿(いんこう、彫る前までのデザイン)だけです。実印に限らず印鑑は通常、円形が多いのですが、私の場合あえて、長方形、楕円形、八角形の印稿を作ってみました。当店にはこの形の印材(印鑑の材料)もあり、ご注文をいただければ作成も可能です。




▲これで「澁澤榮一」です。書体は璽文体(じぶんたい)といって、
甲骨文字と篆書(てんしょ)の間くらいの時期(春秋戦国時代)
に使われた文字です。







▲草書体、津田梅子です。小判型に2行の配字は
あまりありませんが、書いてみました。




▲3行で、北里柴三郎です。書体は細字の篆書(てんしょ)で
印篆(いんてん)風、直線、直角の多い作風です。







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紙幣に押捺されている印鑑

2024年05月18日 | 時事問題
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 新紙幣が7月3日(水)に発行予定です。下記はgoogle検索で「新紙幣の発行日」と入力して出てきた文章です。

「新札は、2024年7月3日に発行開始が予定されています。 改刷が行われるのは一万円札、五千円札、千円札の三券種で、表面に描かれる人物の肖像や、裏面のデザインが大きく変更されます。 ただし、新札の発行開始後も旧紙幣が使えなくなることはありません。」

 私は印判師(はんこ屋の職人)なので、紙幣に押捺されている印影に興味がありました。
現状で千円札、五千円札、壱万円札の3枚とも

表面の印影:總(総)裁之印
裏面の印影:發(発)券局長   
 
 と彫ってあります。表面、裏面とも、「總」「發」と旧漢字です。昔からの伝統を継承しているからでしょう。よく印影を見ると表面の朱肉の色は濃い赤、裏面は薄系の朱色です。これも造幣局が偽造防止などをしっかりと考えてのことと思われます。

 キャッシュレスが進んでいく世の中の動きですが、まず、新紙幣が発行されて紙の文化が残っていく、そしておそらくは新紙幣にも同じように印鑑が捺されていく、こんなことを、はんこ文化が好きな私としては願っております。




▲表面の印影、右列は總(総)裁、左列は之印 です。作風は太字の篆書(てんしょ)です。
ついでながら、紙幣に「日本銀行券 千円 日本銀行」と印刷されている文字の書体は隷書です。
隷書は篆書(てんしょ)を速く書こうとする流れの中で発生しました。






▲裏面の印影、3行あり、右列は發(発)、中列は券局、左列は長、です。
作風は表面と同じく太字の篆書です。



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ニューヨークからご来店のお客様

2024年04月19日 | 店舗経営 接客
印鑑 八王子 楽善堂
──── 八王子で印鑑を作り続けて125年 ────

こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。

 先日、ニューヨークから日本に観光に見えて、当店にご来店のお客様がありました。お会いしてすぐは「中国語は話せないからどうしようか。」と思っていたら英語も話せるとのこと、私の方は片言の英語で接客しました。台湾ご出身で今はニューヨークに在住なさるご夫婦でした。

 ご来店のきっかけは当店の日本語版ホームページでした。Google Chrome(グーグル クローム)に付いているホームページの翻訳機能を使って、当店の日本語版を英語版に変えてご覧になったようです。話しているうちにスマホを取り出して「このはんこが欲しい。」とおっしゃり、「どこか他店のページを出しているのかな。」と思ってよく見たら商品写真の中に竹の物差しが載っていて、「これは当店のページだ。」と分かりました。

 印材(印鑑の材料)の色指定、直径のサイズ指定など、日本人のお客様以上のお好みとこだわりがあるニューヨーカーのお客様でした。ご来店日の2日後には帰りの飛行機に乗るスケジュールと聞き、翌日にお渡しできるようにお作りさせていただきました。姓とお名前の順番など、日本人的にお名前(ファーストネーム)を姓の後に配置するなど、日本文化的な方法をお好みになる方でした。フルネームをひらがな表記にして縦書きに作りました。

 当店のホームページは、ご来店目的でなく、カートを付けてご自宅からでもオーダーが可能のように3年前に作り変えましたが、今回のようにページを見てご来店、の流れはとてもありがたく思いました。



▲楽善堂のカート付きのページ(日本語)を英語版に翻訳したものです。





▲元の日本語版です。



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